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浦項建設労働者、ポスコ占拠六日目

政府強硬対応... 強制鎮圧時は大きな不祥事を予告

オドヨプ記者 odol@jinbo.net / 2006年07月18日12時56分

警察の強硬方針が発表された中、浦項地域の建設労働者によるポスコ本社占拠 座り込みは六日目を迎えている。また座込み場は断電・断水が実施され、対話 と妥結ではなく対立に向かっている。

政府は18日午前、三清洞の総理公館でハンミョンスク総理主宰で法務部長官と 労働部長官などが同席する中で緊急関係長官会議を開き、「法と原則により厳 正に一貫して対処する」という強硬方針を明らかにした。

民主労総

1日にストライキに入った浦項地域建設労働者たちは、11日にポスコ側と誠実 交渉をするという合意に至った。だが合意から二日後、ポスコは工場に代替人 材を投入した。ストライキに参加した建設労働者は怒って13日の午後2時にポ スコ本社に入り、座り込みを始めた。

座り込みをしているある労働者は「ポスコは誠実交渉をすると合意してから二 日もたたず、代替人材を投入してストライキ労働者の要求を踏みにじった。不 法代替人材を投入したポスコには、今回の事態のすべての責任がある」と主張 した。

占拠の責任はポスコ

浦項地域建設労組は5月29日から法定労働時間の8時間労働を要求して順法闘争 に入った。だが土木企業各社は数十年間の慣行だとして要求を握りつぶした。 300人あまりの土木労働者を不当に解雇したため、労組はこれに対抗して1日に ストライキに入った。

浦項建設労組のストライキは、公休日もない週70時間以上の長時間労働と正規 職の36%にしかならない低賃金から始まった。これに対して労組は交渉を要求 したが、元請であるポスコとポスコ建設は専門建設業者に責任を転嫁し、責任 を回避してきた。

民主労総

浦項建設労組の関係者は「誰も誠実に対話しようとする意志を見せなかった。 ポスコ建設はポスコに、ポスコは建設業者に責任を押しつけ、解決の意志を見 せなかった」とし「建設労働者のストライキと占拠座り込みも、ポスコと建設 業者の無誠意から始まった」と主張した。

責任逃れがストライキを呼ぶ

14日未明、警察はポスコの4、5階の階段に積み上げられた障害物を除去して強 制鎮圧を試みたが、組合員の強い抵抗で鎮圧できなかった。また、16日未明に 2次強制鎮圧を試みたが、組合員は頑強に抵抗し、鎮圧できなかった。

現在、ポスコの周辺は鎮圧のための警察兵力が集中配置されている。だが進入 階段が狭く、組合員の抵抗が荒いため、強制鎮圧時は大きな不祥事が予想される。

16日には建設連盟主催で集会が開かれ、この過程でハジョングン組合員は警察 に盾で殴られ、2回の脳手術を受けたが、まだ回復の見通しは不透明だという。

建設連盟は18日の午後3時、緊急に警察の暴力行為糾弾とポスコの欺瞞性を糾 弾する集会を開催することに決定をした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-20 05:25:51 / Last modified on 2006-07-20 05:25:51 Copyright: Default

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