民主労総「ハンナラ党は政権交替を自慢するな」

「当選に喜び浮き立つ前に、腐敗不正の疑惑を明らかに」

ハンナラ党の李明博候補が17代大統領選挙に当選し、民主労総は12月19日に声 明書を発表し、「ハンナラ党は政権交替を自慢する状況ではない」と指摘した。

民主労総は、李明博候補の当選に対して「土地投機、脱税、偽装就業、株価操 作など、あらゆる不正腐敗の疑いが問題になっているのに、国民が李明博当選 者を支持したのはそれだけ国民の生が苦しいということへの切迫した表現」だ が、「ほとんどの国民は当選者の道徳的資質を信頼していない」と断言した。

したがって「李明博当選者とハンナラ党が最優先ですべきことは、これまでに 提起されてきたBBK株価操作疑惑の実体を国民に偽りなく明らかにすること」で、 「それでこそ大統領当選者として名実共に信頼される」と主張した。

また、今回の大統領選挙の投票率が歴代最低を記録したことについては「李明 博当選者の不正疑惑攻防による国民の政治への冷笑と失望に起因した」とし、 「当選の喜びに浮き立つ前に国民の前に反省して腐敗不正疑惑を明らかにし、 国民の信頼を得るために努力しろ」と指摘した。

民主労総は「今回の大統領選挙でも、参政権も行使できない非正規職労働者の 権利保障が相変らず改善されていない現実を嘆き、労働者大統領を作りたくて も国民の広い支持を引き出せなかった責任を痛感する」とし「進歩的な労働政 権樹立のために中断することなく激しく闘争する」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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