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健保公団理事長がハンスト…カスタマーセンター支部「ストライキ中断要求は不当」

ストライキ5日目、健保公団カスタマーセンター支部「労労対立が本質ではなく、問題は公企業の外注化」

パク・タソル記者 2021.06.14 18:33

[出処:労働と世界]

カスタマーセンターの直営化を要求して全面ストライキを始めた国民健康保険公団(健保公団)カスタマーセンターの労働者たちが 突然ハンストを始めた金容益(キム・ヨンイク)健保公団理事長を糾弾した。 金理事長は、民主労総公共運輸労組国民健康保険カスタマーセンター支部(カスタマーセンター支部)ストライキ5日目の6月14日、 「健保公団が破綻に陥ることだけは身を呈しても防ぐと決心することになった」とし、 突然公団ロビーでハンストを始めた。

金理事長は健保公団危機の原因として二つの労組の対立をあげた。 金理事長はハンスト突入を明らかにする文で 「対立の悪化を止め、新しい局面を開こうという私の提案に、 二つの労組がすぐに呼応してほしい」とし、 カスタマーセンター支部にはストライキ中断を、 健保公団労組には事務議論協議会への参加を要求した。

これにカスタマーセンター支部は声明を出して 「金理事長は事態解決をさらに難しくするハンストを即刻中断しろ」と明らかにした。 カスタマーセンター支部は14日に声明で 「私たちこそ対話を望む」とし、 「1年近く公団とどんな対話があったのか。 われわれは『問題解決のために多角的に努力する』という公団の立場を マスコミを通じても間接的に確認してきただけ」だと批判した。

続いて「われわれの支部はもう3次会議を前にした 『民間委託事務議論協議会』に当事者組織としての参加の意思を明らかにしたが、 公団は健康保険正規職労組が参加しないのでお前たちも参加できないとし、 対話そのものを封鎖してきた」とし、公団の矛盾した立場を批判した。 5月21日、健保公団ソウル江原地域本部で開かれた民間委託事務議論協議会は、 当事者のカスタマーセンター労働者が排除されたまま強行され、 カスタマーセンター支部はこれに対して6月中の無期限全面スト再開を宣言した。 カスタマーセンター支部のオク・チョロ政策局長は 「単に利害関係人として、カスタマーセンター労働者を呼んで形式的に意見収斂だけするということだが、 密室行政に加担しないという意味」とし、 「一緒に議論する当事者と認めなければこんな協議会には何の価値もない」と説明した。

また、カスタマーセンター支部はキム理事長が拠論した 「公正是非、茶碗戦い、両非論で歪曲されている現状況は対立の本質ではない」とし、 「核心はこの16年間、健康保険カスタマーセンターが 『公共的でも、効率的でも、専門的でも、経済的でもない、 相談員労働者の苦痛が加重されるだけ』の民間委託体系」だと強調した。

ともにカスタマーセンター支部は 「憲法と労働法に保障された合法的なスト権の行使を一方的に中断しろというハンストの要求は、 その趣旨とは無関係に反人権的、反労働的発想」とし、 金理事長のストライキ中断要求は不当だと批判した。

一方、カスタマーセンター支部は金理事長をはじめ共に民主党にも面談を要求している。 6月16日にストライキをしている労働者は 「公共部門非正規職ゼロ宣言、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は約束を守れ」というスローガンをかかげて 青瓦台まで行進する計画だ。 また各支会は共に民主党との地域面談闘争を同時に進める予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-06-22 08:31:25 / Last modified on 2021-06-22 08:31:27 Copyright: Default

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