「NOトランプ」デモに車壁が再登場…キャンドル以後初めて

ウサギ狩りを始めた警察、一時衝突

米国のトランプ大統領反対デモに警察の車壁が再登場した。 朴槿恵(パク・クネ)退陣キャンドル以後初めてだ。 集会の参加者らは集会・デモを妨害する文在寅(ムン・ジェイン)政府を糾弾した。

「NOトランプ共同行動」は11月7日午後1時頃から、光化門広場で集会を始めた。 市民約1千人が参加した。 警察は午後2時から集会参加者を広場の内側で押して車壁で封鎖した。 車壁封鎖で集会の参加者は広場に孤立させられた。 広場の外の市民も集会に参加できなかった。 この過程で10数分間、衝突が起きた。 負傷者は発生しなかった。

▲光化門広場を封鎖した車壁［出処:キム・ハンジュ記者］

共同行動は、トランプ大統領が車壁の向こう側の光化門広場を通って 青瓦台に移動する時、デモ隊を分断する措置と主張した。 実際にトランプは3時15分頃に光化門広場を通り、車壁はすぐに解除された。 同時に光化門広場に配置された警察1万5千人も解散した。

共同行動は車壁の配置直後に論評を通じて 「自らキャンドルで誕生したという立てられたという文在寅政府が車壁を動員して 『戦争反対』、『平和実現』を叫ぶ国民をトランプから隔離した」とし 「文在寅政府は裁判所が許可した三歩一拝も妨害した。 これは朴槿恵前政府と何の違いもなく、 キャンドル民意からますます遠ざかっている」と伝えた。

▲警察は光化門駅広場方面出口を封鎖した。

▲光化門広場をめぐる警察車壁

青瓦台100mの前、鳴り響いた「ノートランプ、ノーウォー(No Trump、No War)」

共同行動は光化門集会の後、午後3時50分頃に青瓦台から100mの所に到着した。 1千人以上の市民はここで集会を続けた。 市民は「ノートランプ、ノーウォー(No Trump、No War)」、 「トランプは退け」というシュプレヒコールをあげた。

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行は 「戦争が起き、数千、数万人が死んでも、死ぬのは朝鮮半島の民衆だと発言したトランプが遂に韓国にきた」とし 「われわれはキャンドルで独裁権力を打倒した偉大な民衆だ。 しかしキャンドルを自任する政権が民衆の声を源泉封鎖した。 また戦争を策動するトランプをむしろ迎えている。 文在寅政府を強く糾弾する」と伝えた。

▲青瓦台から100mの場で開かれた'NOトランプ共同行動'集会［出処:キム・ハンジュ記者］

民主労総のハン・サンジン組織局長は 「平和を望む宗教聖職者の三歩一拝まで防ぐ政権は、民衆を代弁していない」とし 「トランプは民族共倒れ、戦争危機を呼び起こしている。 トランプが韓国から離れる瞬間まで、朝鮮半島平和体制を実現するまで、闘争が必要だ」と話した。

韓国外大のイ・ジウォン学生は 「文在寅政府は警察8千人を動員してTHAADを配置したのに続き、 今日(7日)も車壁を打って平和の声を踏みにじった」とし 「口さえ開けば戦争、爆撃機を朝鮮半島の前に送るトランプを、 靴を履かずに迎えた文在寅大統領は、 キャンドル大統領としての資格がない」と声を高めた。 また「朝鮮半島問題は平和を願う韓国民衆が直接解決する」と付け加えた。

共同行動はこの日の午後7時、光化門広場で 「戦争反対平和実現国民キャンドル」のイベントを開く。 イベントの後に光化門広場からトランプ大統領が宿泊する予定の竜山ハイアットホテルまでデモ行進する予定だ。

▲午後3時15分頃トランプが光化門広場を通過した直後、警察車壁がなくなり広場から抜け出す集会参加者［出処:キム・ハンジュ記者］

▲青瓦台100m'NOトランプ共同行動'集会［出処:キム・ハンジュ記者］

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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