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「金碩基が行く所は国会ではなく監獄だ!」

竜山惨事責任者金碩基、総選挙に立候補するために慶州予備候補登録

チェ・ハンビョル記者 2016.01.14 15:42

竜山惨事の責任者だった金碩基(キム・ソッキ)当時ソウル警察庁長官が、 20代総選挙に立候補するためにセヌリ党予備候補として登録したことを市民社会が強く糾弾し、 辞任を要求した。

竜山惨事7周年追慕委員会(以下、竜山追慕委)は1月14日午後1時に汝矣島セヌリ党舎の前で記者会見を行い 「金碩基が行くべき所は国会ではなく監獄」だと声を高めた。 無実の市民六人が死んだのに、まともな謝罪どころかさらに多くの権力を握ろうとする動きは腹立たしいということだ。

金氏は大阪総領事を経て、韓国空港公社社長の地位に付き、 総選挙に立候補するために任期が終わらない時点で辞任した。 金氏は19代総選挙にも立候補しようとしたが、セヌリ党から公認を受けられずに離党した後、無所属で立候補したが落選した。 そして今回の総選挙に再挑戦するため、またセヌリ党に入党した。 竜山惨事真相究明委員会のチョ・フェジュ共同代表は 「どうしてあえて国民を殺した者が国民を代表するというのか」とし 「これは遺族と被害者の胸に大きな釘を打ち込むもの」だと批判した。

金氏が竜山惨事の責任をきちんと反省したこともなく、 故人と遺族に謝罪を表わしたこともないという点も指摘された。 竜山惨事真相究明委員会のイ・ウォノ事務局長は 「金氏がマスコミを通じて遺族に謝罪したいと言いながら、 謝罪を受けるために来た遺族に顔一度見せなかった」とし 「むしろ警察力を動員して遺族を引き出し、寒い冬を過ごしている遺族がいる駐車場の地面に水をかけ、 道を凍りついかせるという破廉恥なことをはばからなかった」と批判した。 金氏は以前、保守言論とのインタビューや講演などで 「米国の警察なら発砲していた」など、竜山惨事当時の鎮圧が正当だったという要旨の発言をしている。

金氏を公認したセヌリ党への批判も続いた。 竜山追慕委のイ・チュンヒョン委員長は 「無実の市民を死へ追いやった金碩基に国民を代表する地位を得る機会を与えるというセヌリ党の動きが残念だ」と伝えた。 イ委員長は「国民の命に対する責任感もなく、まともに反省する方法も知らない人が公認を申請したのは、 セヌリ党にとっても恥ずかしいことではないのか」とし 「今からでもセヌリ党は金氏を離党させ、竜山遺族の前できちんと謝罪できるように動いて欲しい」と要求した。

記者会見を終えた参席者は、 金氏の公認に反対する遺族と竜山追慕委立場書をセヌリ党に渡した。 この過程で警察がセヌリ党舎の前を防ぎ、書簡を渡そうとする参席者と小競り合いになった。

付記
チェ・ハンビョル記者はビーマイナー記者です。この記事はビーマイナーにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-01-15 18:28:16 / Last modified on 2016-01-15 18:28:17 Copyright: Default

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