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韓電は、なぜ清道送電塔の住民合意書を公開しないのか?

対策委「合意文書がない可能性」、韓電「非公開が原則」

キム・ギュヒョン記者 2014.08.08 14:34

▲韓電は7月21日、2年ぶりに清道送電塔工事を強行した。この日、韓電は住民と合意を終えたと明らかにしたが、送電塔反対側の住民には住民合意書を公開できないと明らかにした。[出処:ニュースミン資料写真]

7月21日に村住民と合意を終えたとし、送電塔工事を行った韓電は、反対住民には合意書を公開できないという意を固守しているなか、 清道345kv送電塔反対対策委は 「実際に住民合意文書が存在しない可能性がある」という疑惑を提起している。 双方の主張が交錯する中で、合意文書存在の有無は清道送電塔工事の正当性の分岐点になりそうだ。

韓電は村住民の80%が推薦した村代表6人と、 村福祉会館建設を支援することで合意したと7月21日に明らかにした。

これについて送電塔工事中断を要求する村住民たちは、 7月5日に送電塔工事現場を訪れたイ・ガンヒョン韓電大邱慶北開発支社長に住民合意書を見せるよう要求した。 彼らは住民合意書を見たこともなく、合意内容と工事の進行について何の公示も聞いていないからだ。

するとイ・ガンヒョン支社長は抗議する住民たちに 「マスコミでも報じられたのに、なぜ住民たちが知らずにいるのか理解できない。 住民代表に合意書を要求しろ」と話した。 これに対し村住民キム・チュナ(62)おばあさんは 「反対住民は住民でもないのか、なぜ私たちの合意は求めないのか」とし腹立たしい気持ちを吐き出した。

村住民イ・ウンジュ氏は「合意の事実を住民に知らせることもせず、 奇襲的に工事を始めるのは間違いではないか」と尋ねると、 イ・ガンヒョン支社長は「先に知っていれば住民の態度が変わったか」と受け返した。

そのため清道対策委は7日午前、報道資料を出して 「韓電のユン某次長は合意文書はないと言い、 パク某部長は合意文書はあるが公開は難しいと話した」とし、 韓電が合意文書の存在の有無について翻意していると指摘した。

また、住民代表6人のうちのひとりイ某氏に電話で確認した結果、 合意事実と合意内容を知らなかったとし 「韓電が住民と合意したというのは偽りで、 賛成側の住民と合意をしたとしても、賛成側の住民も合意の事実と内容を知らないとすれば、 まともな合意とは思えない」と主張した。

しかし三坪1里のパク・チェコン村里長は、合意文書の存在について 「合意文書はある。 外部団体がみんな出て行けば見せる。 村の立場としては、おばあさんが困るので住民の間の谷を深めたくなく、苦心している」とニュースミンとの通話で明らかにした。

韓電のキム・ミョンボク大経開発支社次長は 「合意文書は公開しないのが韓電の原則」とし 「合意書は、賛成した村住民と代表が捺印した部分があり、 この内容が公開されると今後、工事が終了した後に反対する住民と同意した住民との間で別途の混乱の余地がある」とし、 合意文書を公開しない理由を説明した。

双方の話を総合すれば「合意文書」はあるが、 韓電が送電塔工事に反対する住民とは合意していないという事実が確認される。

一方、8月7日に清道送電塔工事現場を訪問し、 イ・ガンヒョン支社長と会った正義党の金霽南(キム・ジェナム)議員は、 韓電が送電塔反対住民と対話することに合意したと明らかにした。

付記
キム・ギュヒョン記者はニュースミン記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-09 19:22:07 / Last modified on 2014-08-09 19:22:08 Copyright: Default

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