韓電100人を投入して工事強行、1人連行
住民の抵抗を阻止する韓電「村住民が選んだ代表と合意した」
チョン・ヨンギル記者 2014.07.21 09:55
[1信8:00]韓電100人を投入して工事強行、1人連行
住民の抵抗を阻止する韓電「村住民が選んだ代表と合意した」
7月21日午前5時、
韓国電力が職員100人を投入して奇襲的に清道三坪1里の送電塔工事を強行した。
韓電側は送電塔工事に反対する住民の激しい抵抗のなかで、
三坪1里住民代表と合意を終えたと明らかにした。
三坪1里の住民によれば、韓電は午前5時に送電塔工事長進入路周辺にフェンスを作り、
掘削機を工事現場に投入した。
この過程で韓電は村住民の畑を一方的に壊してフェンスを設置した。
三坪1里住民のピン・ギス氏は
「掘削機の音を聞いて工事現場に行くと、すでに工事機材の投入が終わっていた」とし
「座込場代執行の裁判が25日に予定されているのに、
反対住民の意見を無視してこうして一方的に工事を強行していいのか」と韓電を批判した。
現在(午前8時)、三坪1里住民と清道345kv送電塔反対対策委会員10人ほどが工事中断を要求して抵抗している。
だが韓電職員100人が投入され、工事現場への進入が遮断され、工事は進行中だ。
韓電大経開発支社のユン・テホ次長は
「三坪1里の住民が選んだ代表と合意した。
代執行裁判は不法施設に対するものなので、工事の執行とは無関係だ」とし
「早い期間に工事を終わらせる」と話した。
住民が送電塔工事反対を要求している中で、合意を終わらせることができるかという質問にユン次長は
「住民が選んだ代表と合意したので三坪1里の村とは合意が終わったと考えられる」と話した。
工事現場の周辺には警察兵力約200人が配置され、
警察は対策委の会員1人を業務妨害罪で現場から連行した。
[2信8:40]警察、送電塔反対住民と対策委会員7人を連行
業務妨害容疑適用...慶山、霊泉警察署に連行
警察が韓電の清道送電塔工事強行に抵抗する住民と対策委活動家の7人を業務妨害容疑で逮捕し、連行した。
慶山警察署、霊泉警察署に移送された。
警察は午前8時30分頃三坪1里住民イ・ウンジュ、キム・チュナ氏と
清道345kv送電塔反対対策委のペク・チャンウク共同代表、
ピョン・ホンチョル執行委員長、イ・ボナ状況室長、
民主労総のイム・ソンヨル大邱本部長、イ・サンオク氏を現場から連行した。
現在、清道対策委会員、密陽送電塔反対対策委会員が工事現場で一方的な工事の中断を要求しているが、
工事は続いている。
三坪1里住民の清道対策委ピン・ギス共同代表は
「合意を終えたというが、われわれは何も合意していない」とし
「なぜこんな形で工事を強行するのか」と強く反発した。
[3信11:00]ヘリコプターを投入して工事強行、警察を投入して住民を隔離
連行された対策委の2人を病院に搬送
韓電が奇襲的に送電塔工事を強行した清道郡角北面三坪1里。
住民と対策委は工事中断を要求して入口の前で座り込みを続けているが、
警察が投入されて住民を取り囲んでいる。
現在(午前11時)韓電は23番送電塔の敷地にヘリコプターを動員し、
資材を積み出している。
工事現場の周辺をフェンスで囲み、住民の進入を封鎖している。
ヘリコプターの騒音が続き、住民たちはストレスを訴えている。
午前8時30分頃に連行された住民と対策委の活動家のうち2人
(イ・ボナ、イ・サンオク)は、連行過程で警察との衝突で負傷し、病院に運ばれた。
対策委は午後1時に工事現場入口で、
韓電の奇襲的工事強行を糾弾する緊急記者会見を行う。
韓電大経開発支社のユン・テホ次長は
「23番送電塔工事は1か月ほどかかると予想され、
北慶南送電線路の工事は3か月程度かかるだろう」と話した。
[4信12:40]韓電の不法採証に抗議した市民団体会員2人を連行
連行者9人に増え
韓電の奇襲的な工事強行で清道三坪1里が修羅場になった。
警察は韓電職員の不法採証に抗議した市民2人を業務妨害容疑で現場で逮捕し、
連行した。連行者は合計9人になった。
三坪1里の住民と対策委は、工事資材搬入を阻止するために工事現場入口近くの道路で座り混んでいる。
12時20分頃、韓電職員が住民と支援の市民に採証を続け、住民の抗議が続いたが、
警察は兵力200人を投入して2人を連行した。
統合進歩党のイ・ドンヒョン慶北道党メディア局長、公共運輸労組のイム・ギホ民主バス清道バス分会長は慶山警察署に移送された。
警察の連行の試みに住民たちが抵抗すると婦人警官が投入され、
住民たちを引き出した。この過程で住民たちは打撲傷を受けた。
清道345kv送電塔反対対策委のキム・ホンジュ共同代表は
「韓電は、工事を始めれば対策委に知らせることにした。
25日に代執行裁判の初公判が開かれるが、棄却されそうので奇襲的に工事を強行した」と韓電の工事強行を批判した。
三坪1里住民のイ・オクチョおばあさんは
「われわれは金も何も必要ない。
警察と韓電が先に立って工事を強行するのが不法」とくやしさを訴えた。
12時40分現在、清道郡三坪1里送電塔工事現場には三坪1里住民、
密陽送電塔反対住民、対策委会員など80余人が工事中断を要求して座り込みを続けている。
[5信15:00]警官500人を投入して住民を隔離、工事進行
韓電、反対住民除いた村住民と福祉会館建設約束しながら、交渉
清道送電塔工事現場は500人ほどの警察が、
工事の中断を要求する住民と対策委会員を隔離し、
韓電は工事を続けている。
午後1時30分、清道345kv送電塔反対対策委は工事現場の前で
「暴力的な奇襲工事強行中断」と「連行者釈放」を要求する記者会見を行った。
三坪里の住民、密陽の住民、カトリック釜山大橋区正義平和委員会の修道女など約100人が参加した。
三坪1里の住民イ・チャヨンおばあさんは
「私たちの財産なのに、私たちの町内を守ろうとする無力なおばあさんに韓電がこんなことをするのか。
私たちに何か力があるか。
鉄塔はだめだ、でなければ地中化でもしてくれと言っても、それも聞き入ず、
住民を力で押し込んでしまうのか」とし
「鉄塔がたとえ一つでも、あれができなければ私たちの村にも電線はかからない。
工事を今日でも中断しろ」と訴えた。
密陽765kv送電塔反対対策委のイ・ギェサム事務局長は
「清道は住民が要求する地中化が難しいところではない。
それでも韓電は少ない住民たちを甘く見て工事を強行した」とし
「密陽と清道は一つだ。密陽の住民も清道の住民と共に最後まで戦う」と話した。
対策委記者会見は警察兵力が投入されたため緊急に中断された。
工事現場にコンテナを入れるために住民を隔離したのだ。
そのため警察兵力と反対住民の間で衝突が行われ、
警察が住民を囲んで隔離した。
一方、韓電は送電塔反対住民を除く三坪1里福祉会館建設推進委に福祉会館の建設を約束し、
送電塔工事に関する交渉を終えた。
推進委は村里長をはじめ5人で構成されている。
三坪1里のパク・チェコン里長は
「私たちも送電塔工事に賛成しているのではない。
嫌悪施設ができるのに誰が喜ぶか。
工事の進行程度を見てあきらめた。
私たちの村に少しでも利益になるようにするべきではないか」とし
「これから(送電塔反対の戦いにたち上がった)住民との和合のために努力していく」と説明した。
だが対策委のピン・ギス共同代表は
「反対住民の声は聞かず、韓電が送電塔工事強行のために一方的に合意した内容は認められない」とし
「裁判所の判決まで何日も残っていない今、
工事を強行するのは韓電自身が正当性がないことを認める態度」と反論した。
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可( 仮訳 )に従います。
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Created on 2014-07-22 03:28:14 / Last modified on 2014-07-22 03:28:50 Copyright:
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