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「李石基など内乱陰謀拘束者が『決意した革命家』?」

共同弁護団団長キム・チルジュン弁護士、内乱陰謀裁判報告会

ユン・ジヨン記者 2014.02.27 22:06

裁判所が李石基(イ・ソッキ)統合進歩党議員など7人に適用した内乱陰謀罪は、根拠のない「ヘイトクライム」だという批判が続いている。

内乱陰謀事件共同弁護団団長のキム・チルジュン弁護士は 「この事件の裁判は、決められた結論に到達するために、周辺の多くの情況と反対の事実を一蹴して結論を出した判決」とし 「判決文を見れば、特定の思想体系の人々に対する根拠のない嫌悪感に基盤を置いた推定による判決だった」と批判した。

キム・チルジュン弁護士は2月27日午前10時、征東フランチスコ会館で 「李石基議員内乱陰謀事件1審裁判報告会」に参加し、 検察と裁判所は「株主総会」にも至らない情勢講演会を内乱陰謀のための革命組織の会合に変身させたと強く非難した。

キム・チルジュン弁護士は 「この事件の判断の対象は、5月10日と12日の情勢講演会だ。 法廷で10日の録音ファイルを聞いたが、被告人をはじめ多くの人々が遅くきたり騒々しく、小さな子供もいて、やや整然としていない状況だった」とし 「雰囲気が合わず、主体だったキム・ホンイル被告人もこの講演を取り消すことに決め、二日後にまた集まることになった」と説明した。

続いて「12日の講演会で李石基議員は、朝鮮半島平和体制のために何をすべきかの講演をしたが、講演の内容の核心は年初に行われた北朝鮮の核実験とミサイル発射、米国の対応などの情勢を見て、危機の本質は何かという話だった」とし 「それと共に局地戦はありえるが、全面戦争は不可能だ。 全国的な戦争を起こさないために、まず心の準備と、そして物質的準備をしなければならないと説明した」と明らかにした。

李石基議員が言及した「物質的、技術的準備」と情勢判断をめぐり、参席者の間に意見の差があった点を指摘して、 内乱陰謀のための革命組織の会合という性格からは距離が遠いという点を強調した。

キム・チルジュン弁護士は 「李石基議員は物質的、技術的準備については具体的な話はなかった。 こうした状態で3人の質問があったが、ホン・スンソク被告人は『情勢について必ずそうとばかり判断すべきか』という質問をした」とし 「検察の言葉通り、内乱陰謀の決意に充ちた決死の組織だとすれば、総帥の前でこんな質問をするのはおかしい。 武装闘争をするために集まって決意を新たにして、効果的な手段を議論する場で、あえて代表の発言に対してこんな形の質問をすれば、即決処刑をしなければならないのではないか」と声を高めた。

また「検察の主張によれば、李石基議員など中間幹部以上の被告らは、いつでも命を捧げる準備ができた決意した革命家でなければならない。 またこの場で軍事的行動と目標、手段を指揮する細胞の集まりの結果を全体会議で報告し、決定的な時期に立ち上がるという指針を出さなければならない」とし 「だが分班討論で『戦争が起きれば互いにしっかり連絡するべきだ』、 『隠れる場所を見つけなければならない』といった話が出てきた。 内乱扇動の主導者なら、なぜこんな言葉が出てくるのか。 革命組織なら少なくとも株主総会よりはましでなければならないのではない」と強調した。

キム弁護士は「だが裁判所は李石基議員に対して質問したホン・スンソク被告に対し、分班討論までは認識が異なっていても、最後の結論の部分に同意、同感したのでROの核心指揮部で内乱陰謀をしたと判決した」とし 「特に裁判所は、李石基議員が最後の発言で『戦争が起きた時、米国と武装で対抗しようという話ではないから誤解しないでほしい』と言わなかったから内乱扇動だと主張している」と説明した。

RO組織の実体に関しても 「国家情報院と検察、裁判所も、5月10日と12日の録音記録は、常識的に内乱陰謀、扇動決議の場ではないということを知っている。そのため10日、12日の犯罪事実を内乱陰謀にするためには、地下革命組織のROが必要だった」とし 「だがROの実体を裏付ける証拠は、イ某氏の陳述と3人の集まりの1年間の録音ファイル、押収物、5月10日と12日の録音記録だけだ。 証拠の量は少なく、録音ファイルだけを繰り返して使っている。 イ某氏の陳述と主張は、国家情報院の解説でしかない」と指摘した。

キム弁護士は「今回の1審判決は、依頼人の怒りを別として、弁護士のキム・チルジュンという人間が裁判の過程で凌辱されたという印象を拭えない」とし 「静かに冷静にできるだけ客観的に裁判所を説得していかなければならないので、怒りと挫折を超えて、また元気を出してこの戦いを進めたい。 これからは、判決文がわざと無視し、飛躍したさまざまな争点について、問い詰めていく方式で控訴審を進める」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-28 09:39:50 / Last modified on 2014-12-24 19:09:27 Copyright: Default

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