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李正姫代表「内乱陰謀判決、政党解散の注文による判決」

「自主、民主、平等、平和統一の道に迷いはない」、6.4地方選挙に総力対応

ユン・ジヨン記者 2014.02.18 11:47

統合進歩党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表が2月17日、裁判所による李石基(イ・ソッキ)議員など7人に対する内乱陰謀宣告の結果は「政党を解散する注文による判決」だと批判した。 また李代表は政権の弾圧があっても、自主、民主、平等、平和統一の旗じるしを守って行くという点を強調した。

李正姫代表「内乱陰謀の判決は、政党解散の注文による判決だ」

李正姫代表は2月18日午前10時、国会議員会館第2セミナー室で立場発表記者会見を行い、 「(内乱陰謀の判決は)政党解散の注文による判決だ。 製作の注文は朴槿恵(パク・クネ)政権がした」と声を高めた。 李石基議員などに対する内乱陰謀罪の適用は、現在進められている憲法裁判所の政党解散審判にも大きな影響を与えると憂慮している。

特に李正姫代表は「裁判所は公判準備期日に弁護人に対し、反国家団体組織加入罪で起訴されたわけではないので、RO組織と加入についての公判準備をする必要は全くないと話した」とし 「しかしまさに判決の核心は、いわゆるRO組織が存在するという宣言だった」と批判した。

そればかりか弁護団は「進歩的民主主義」の解説文書が利敵表現物ではないことを立証するために証人を申請したが、裁判所は「重要ではない」と断った。 だが裁判所は判決で「進歩的民主主義の出処は金日成の演説で、RO組織員もこうした趣旨で話した」と明らかにした。

李代表は「『進歩的民主主義』とは、進歩政党の指向を明らかにして幅広い民主的改革要求を示す表現でしかない」とし 「盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領や、解放直後に呂運亨先生、米国のルーズベルト大統領も言った言葉だ。 ところが進歩党を解散させようとする朴槿恵政権により、金日成が『進歩的民主主義』の唯一の著作権者に化けてしまった」と声を高めた。

裁判所が李石基議員などにも重刑を宣告したことで、今後、憲法裁判所は統合進歩党政党解散審判を早く終わる可能性もある。 李正姫代表は「憲法裁判所が1審裁判所の誤った判決を信じて民主主義の破壊と政党解散に進まないよう望む」とし 「今年の9月、韓国で世界憲法裁判会議の3次総会が開かれる。 国際社会が憲法裁判所の判決に非常に注目している点に留意する」と明らかにした。

李正姫代表、「政党解散審判に負けず地方選挙で歴代最多の立候補」

李正姫代表は李石基議員などに対する内乱陰謀の適用と、政党解散審判など、相次ぐ弾圧にも負けず「自主、民主、平等、平和統一」の旗じるしを守って行くと明らかにした。 また来る6.4地方選挙で、既存の計画のとおりに歴代最大規模の候補を立候補させるという点も強調した。

李正姫代表は「この政権は、私たちに自主・民主・平等・平和統一の願いを放棄しろと要求している」とし 「しかし私は、この道に迷いを持たないことが国民の皆さんとわれわれの歴史についての最初の義務だと感じている」と明らかにした。 続いて「私たちに見方してくれる人たちも、厳しく鞭打ちたい気持ちを持っていると思う」とし 「有難く打たれる。 苦しんでいる労働者、農民、庶民の近くにさらに近寄る」と強調した。

国民にも「国民が立ち上がって反朴槿恵・民主守護デモをしよう。 野党圏の無気力も分裂も、そのデモ行進の中でのみ克服される」とし 「内乱陰謀事件の誤った判決を正そうとする良心の声に連帯してくれるよう懇々と呼び掛ける。 韓国の民主主義の死亡宣告である政党解散を一緒に防いでほしい」と繰り返し頼んだ。

統合進歩党は今日(2月18日)午後7時、国会憲政記念館で非常中央委員会を開き、今後の対応方向を確定させ予定だ。

李正姫代表は「中央委で、地方選挙で朴槿恵独裁の実状を知らせる選挙対策委を早期に構成したい。 3月2日には大規模な出帆式を開く」とし 「政府は、進歩党の地方選挙への参加を源泉封鎖するために政党解散審判を請求した。 しかし新年の記者会見で申し上げた通り、歴代最大規模の候補を準備している。 1千人の予備候補が生まれる」と説明した。

一方今回の内乱陰謀事件宣告の結果により、セヌリ党は李石基議員などに対する除名案処理を急ぐものと見られる。

民主党も2月17日、内乱陰謀の宣告に関する論評で 「国民常識に反し、時代の流れからかけ離れた違法行為に対する司法府の判断があった。 民主党は、憲法の価値と民主主義の秩序を傷つけるいかなる行為に対しても、妥協したり容認しないという原則は揺らがない」とし、事実上、統合進歩党との間に線をひこうとしている状況だ。

李正姫代表は民主党の論評の内容に関し、 「親北朝鮮、従北の攻撃から脱し、分断の敵対意識を克服できないことが韓国政治の最大の弱点」とし 「従北攻勢への恐れから抜け出すことが民主主義を救う。 野党圏が韓国政治のこの教訓を深く再確認してほしい」と忠告した。

また「セヌリ党が除名処理を試みても、民主党が同意しなければできない」とし 「国家情報院が捏造した内乱陰謀事件に、たやすく同調して国家情報院改革の民心が静まることはないと信じている」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-18 21:17:41 / Last modified on 2014-12-24 19:09:20 Copyright: Default

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