韓国:サムスン半導体の話、もうひとつの映画〈貪欲の帝国〉 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
サムスン半導体の話、もうひとつの映画〈貪欲の帝国〉ホン・リギョン監督が23日まで後援者を集めて試写会を準備
ヨン・ソンノク記者 2014.02.17 19:18
「もうひとつの約束」に続いてサムスン半導体工場の隠された真実を扱ったドキュメンタリー「貪欲の帝国」封切り支援プロジェクトが行なわれている。 独立映画製作集団「青い映像(プルンヨンサン)」は3月の封切りを予定に後援者を集めている。 ▲サムスンで働いて白血病で亡くなった故ファン・ユミ氏の父ファン・サンギ氏(左側)、ホン・リギョン監督(右側) [出処:蔚山ジャーナル] 「貪欲の帝国」は、サムソンのために病気にかかった人々と、くやしい死を無視する韓国社会の物語だ。 ホン・リギョン監督が作る92分のドキュメンタリーで、独立ドキュメンタリー製作集団「青い映像」が製作する。 「信じられますか? 私が障害者になりました。 じっとしているととても腹が立ちます。 腹が立って気がおかしくなりそう」 ハン・ヘギョン氏は1995年にサムスン電子LCD器興工場に入社して、6年間モジュール工程で働き、退社した。 28歳になった年、小脳部の脳腫瘍と診断されて手術したが、後遺症で視力、言語、歩行障害1級の判定を受けた。 リハビリ治療と共に会社を相手に困難な戦いを続けている。 「仕事がとてもつらくて、鬱病になりました。 仕事が多くてもたくさんお金をもらえるので通い続けました」 イ・ユンジョン氏はサムスン半導体温陽工場で1997年から2003年まで6年間、高温テスト業務をした。 2010年に悪性脳腫瘍の手術をしたが、腫瘍を完全に除去できず、1年の時限付き宣告を受けて闘病生活を始めた。 宣告された時限付き人生1年を超え、希望が見えてきた頃に新しい腫瘍が発見され、2012年5月に亡くなった。 パク・ミンジョン氏は高校三年の時にサムスン半導体に入り、6年間働いた。 退社後に乳ガン発病の事実を知った。 大手術の末に健康を回復中で、最近では半導体電子産業の女性健康を考える会に参加している。 「からだにアザができました。 食べれば吐きました。 とても疲れて目がくらみ、それで大きな病院に行ったら白血病だと言われました」 2003年、サムスン半導体器興工場に入社し、2年ほど生産職労働者として働いたファン・ユミ氏は、2005年に激しい混迷症で訪れた病院で、急性骨髄性白血病と診断された。 骨髄移植の後、坑癌治療を続けた彼女は2007年にお父さんが運転するタクシーの後部座席で23歳の短い命を終えた。 ファン・ユミ氏の父ファン・サンギ氏は、娘の死の原因を明らかにするために、手当たりしだい報道機関、人権市民団体を訪ね歩いた。 これを契機に半導体労働者の人権守備隊「パノルリム」が結成され、別のサムスン半導体労働者たちの情報提供が続く契機になった。 1審で労災承認を認められたが、勤労福祉公団とサムスンの控訴で2審を進めている。 [出処:蔚山ジャーナル] チョン・エジョン氏は、サムスン半導体器興工場でエンジニアとして働き、急性骨髄性白血病で亡くなった故ファン・ミヌン氏の夫人だ。 社内カップルだった二人は2001年に結婚したが、2005年に夫が亡くなった。 二人の子供の母になったチョン・エジョン氏は、夫の死を糾明するために立ち上がった。 2007年に急性白血病で死亡した故ファン・ユミ氏の事例が2014年にも続いている。 労働災害の情報を提供したサムスンの労働者は合計180人で、そのうち66人はすでに亡くなっている。 「貪欲の帝国」公開支援プロジェクトに集まったカンパは宣伝物の印刷、上映版製作、試写会貸館料などの公開費用として使われる。 2月23日まで、3千万ウォンの募金を目標にしている。 今まで後援者は213人で、800万ウォンほどが集まった。 後援者の名前は映画の最後に公開し、金額によって試写会の招待券とDVDを支給、サムスン職業病の本「ホコリのない部屋」、「人の臭い」が送られる。 プルンヨンサンは1991年に結成されたドキュメンタリー製作集団だ。 1988年、路上に追い出された上渓洞の住民の姿を映したキム・ドンウォン監督の「上渓洞オリンピック」を始め、ピョン・ヨンジュ監督の「アジアで女性として生きるということ」、ムン・ジョンヒョン監督の「ハルメの花」、チョン・イルゴン監督の「大秋里で暮らす」などの作品を披露した。 (記事提携=蔚山ジャーナル) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-02-18 02:47:50 / Last modified on 2014-02-18 02:47:50 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |