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ルノー・サムスン セクハラ事件、被害者への報復懲戒と告訴で議論

女性団体と国会「被害者と助力者への不利益措置をやめろ」

ユン・ジヨン記者 2014.02.05 10:21

ルノー・サムスン自動車で発生したセクハラ事件で、被害者が不利益措置を受けたと知らされ問題になっている。女性、市民団体と国会議員はルノー・サムスン自動車の被害者への不利益措置を直ちにやめろと要求した。

タサン人権センターと地球地域行動ネットワーク、韓国女性民友会などの女性団体と民主党議員室などは、2月5日午前9時20分、国会正論館で記者会見を行い 「ルノー・サムスン自動車はセクハラ被害者と、支援した同僚への不利益措置をやめろ」と要求した。

被害者A氏の直属上司のB氏は、2012年4月から翌年3月までの約1年間、A氏に愛情表現と私的な付き合いを提案するなどの行為を続けてきた。 そのため被害者は2013年3月、担当理事にセクハラ事件を報告したところ辞職を推奨され、被害者は人事チームに直接セクハラ事件を申告した。

その後、加害者は申告から2か月後に「2週間停職およびチーム長の職職務解任」という懲戒を受けた。 問題は、被害者が代表理事や辞職を推奨した理事、人事チーム長、加害者などを相手に出した民事訴訟の過程で、会社が被害者と被害者を支援した同僚職員に懲戒をした点だ。

韓国女性民友会のパクポン・ジョンスク代表は「会社が被害者に対する悪意のうわさを流布して被害者を排除し、チーム員に被害者と付き合うなと警告した」とし 「これに従わない同僚職員に報復懲戒をし、被害者は専門業務から事務業務に配分された」と説明した。

また彼らは「職務停止と待機発令措置に驚いた被害者と同僚職員チョン某氏が当分は事務室に入れないことが心配で、自分の私物を持って退勤した」とし 「すると会社の正門で待っていた用役職員など成人男子5人は待っていたとばかりに車両を襲い、チョン氏と被害者を会社の機密を奪った罪人扱いをして窃盗罪と窃盗幇助罪で刑事告訴するに至った」と明らかにした。 現在、被害者と同僚職員チョン某氏は2か月間、職務停止と待機発令状態にある。

民主党の韓明淑(ハン・ミョンスク)議員は 「ルノー・サムスンのセクハラ事件を見ると、被害者に対する法の保護は見つからず、むしろ被害者の人権が攻撃されている」とし 「雇用労働部は、ルノー・サムスンの措置に対する徹底した調査と、全般的な勤労要件について特別勤労監督を実施しろ」と強調した。

また記者会見団は「ルノー・サムスン自動車で起きた事件は、セクハラ以後に助力者を含む被害労働者への不当懲戒と各種のいじめなど、会社による不利益措置が集約された代表的な問題事例」とし 「ルノー・サムスン自動車は、こうした行動が男女雇用平等法および仕事家庭両立支援に関する法律に反するセクハラ被害者不利益措置に当たることを直視しなければならない」と批判した。

続いて「われわれは不当な状況に置かれている被害者と同僚職員を支持し、支援する行動を続ける」とし △被害者と助力者への報復懲戒などの不利益措置を直ちに中断、 △被害者と助力者を困らせる2次加害者懲戒および事後対策用意 を会社側に要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-06 12:07:34 / Last modified on 2014-02-06 12:07:34 Copyright: Default

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