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検察、李石基に20年を求刑...「社会から隔離を」

統合進歩党「政治求刑」と非難、「検察は朴槿恵の侍女に転落」

ユン・ジヨン記者 2014.02.03 15:14

検察が内乱陰謀などの容疑で拘束起訴された統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)議員に対して懲役20年、資格停止10年を求刑した。検察は求刑理由として彼らの犯行が大韓民国の存立にとって大きな危険になると明らかにしたが、具体的な内乱計画が含まれていない不十分な録音記録だけに依存しており、「政治求刑」だという非難が起きている。

水原地裁刑事12部(部長判事キム・ジョンウン)は2月3日午前10時から李石基議員など内乱陰謀容疑で拘束起訴された7人に対する45次結審公判を開いた。 今回の結審公判で、裁判所の判決を除くすべての裁判の過程が終わり、李石基議員の最終陳述も予定されている。

この日の公判には検察側からチェ・テウォン公安部長など9人と、弁護団として李正姫(イ・ジョンヒ)代表など14人が参加し、それぞれ3時間にかけた意見陳述を進める。

[出処:チャムセサン資料写真]

検察、李石基議員など7人に懲役10〜20年の重刑を求刑
「大韓民国の存立に大きな憂慮...進歩陣営でさらに憂慮している」

この日の午後1時頃、水原地検公安部は李石基議員に対して内乱陰謀と内乱扇動、国家保安法上称揚および鼓舞、利敵表現物所持などについて有罪を主張し、懲役20年と資格停止10年を求刑した。

李議員と共に起訴されたイ・サンホ、ホン・スンソク、チョ・ヤンウォン、キム・ホンヨル、キム・グンネ被告には懲役15年と資格停止10年、ハン・ドングン被告人には懲役10年と資格停止10年をそれぞれ求刑した。

検察は被告人らの有罪を主張し「李石基被告は北朝鮮の主体思想と対南革命論による社会主義革命のために国会に進出し、身分を悪用してRO組織員に暴動などの軍事準備を指示したので、厳しい処罰が必要だ」とし 「すでに民主革命党事件で処罰されたのに、被告人は国民の生命を死地に追いやり自由民主主義という憲法的価値を除去しようとする犯行を計画し、全く反省していないので社会から長期間隔離する方法だけが再犯を防ぐ唯一の道」と説明した。

特に検察は、李石基議員事態について、進歩陣営でも憂慮していると主張し、検察が進歩陣営の分裂を助長しようとしているのではないかという批判も出てきている。 検察は「被告たちが実行に移していれば、大韓民国の存立にとって大きな危険になっただろう」とし 「進歩陣営がさらに憂慮する理由もそこにある」と強調した。

これに関して統合進歩党の洪性奎(ホン・ソンギュ)報道担当者は 「検察の一方的な主張」だとし 「明日、市民社会が検察の求刑に関する記者会見を行う計画で、広い範囲の市民社会が公安弾圧対策委などに参加している」と反論した。 続いて「検察が進歩陣営の団結を阻害するための宣伝をしているが、これは失敗した」と付け加えた。

統合進歩党は「無罪」を主張...「検察は朴槿恵独裁政権の侍女に転落した」

統合進歩党は検察の1審求刑を強く批判して、繰り返し無罪を主張した。 洪性奎報道担当者はこの日の2時20分、ブリーフィングで 「朴槿恵(パク・クネ)独裁政権の侍女に転落した検察を強く糾弾する」とし 「ただ法により判断する検察として『公正性』と『中立性』をすべて投げ捨てた決定だ。 最低の常識と理性を要求する市民の期待を無惨に正面から踏みにじった」と批判した。

続いて「今回の事件が不法大統領選挙介入で解体危機に陥った国家情報院が、逆に罪をかぶせるためにデッチ上げたことを知らない国民は誰もいない」とし 「李石基議員をはじめ、拘束された党員は全員無罪だ。 裁判所だけは政権の圧力に屈することなく、ただ法と良心によって判決すると信じる」と強調した。

また統合進歩党は、検察の求刑直後の午後1時15分頃、水原地方裁判所の前で記者会見を行い、検察の政治求刑を糾弾した。この席で統合進歩党の呉秉潤(オ・ビョンユン)院内代表は 「デッチ上げられた陰謀により、計画的かつ意図的に歪曲されたデッチ上げで善良な国民が、そして大韓民国憲法機関の国会議員が、法的司法殺人にあうことはできない」とし 「明白な物証もない(唯一)操作された録音記録による証拠だけで検察は求刑した」と声を高めた。

一方、午前10時から進められた結審公判では、検察と弁護人側が各々3時間の開陳を行い、最後に李石基議員を含む被告人7人が2時間ほど後に最終陳述を行う。 結審公判は午後7時30分頃に終わる予定だ。 その後、裁判所は2週間以内に宣告公判を開き判決を出すため、17日頃に1審判決が出るものと見られる。

特に今回の内乱陰謀の判決は現在、憲法裁判所の統合進歩党解散審判の審理にも影響するものと見られ、関心が集まっている。 統合進歩党側はこれから2週間、検察の求刑に対する糾弾を続け、1審宣告を待つものと見られる。 また統合進歩党は、嘆願書募集と指導部1人デモ、裁判所の公正な判決を要求する活動などを続けていく計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-04 04:05:33 / Last modified on 2014-12-24 19:09:00 Copyright: Default

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