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朴槿恵政権が公権力を投入「密陽の老人を蹂躙」

密陽のお年寄り5人が負傷、7人が倒れ、2人連行

ヨン・ソンノク記者 2013.10.04 10:18

韓国電力による密陽送電塔工事の再開から3日目、これを阻止しようとする住民5人が怪我をして病院に運ばれ、7人が倒れ、2人が連行された。

▲[126番鉄塔2日06時35分] 2日朝、上東面位良里126番送電塔工事現場に韓電職員が入ったため、警察に抗議する住民[出処:ヨン・ソンノク記者]

10月4日朝、89番鉄塔の入り口(丹場面古礼里)で、鎖を首に巻いた住民を婦人警官が 捕まえ、韓電職員が工事現場に入る過程で住民3人が倒れ、病院に運ばれた。

3日には上東面126番鉄塔の入り口で警察に遮られ、ハンスト中のキム・ヨンジャ (58)氏が呼吸困難になり病院で運ばれたし、シン・ナンスク(50)、ソン・ウニ (52)住民が倒れて点滴を受け、住民2人が連行された。同日午前、丹場面桐花田村 では山に登ったクァク・ドンチョル(80)おじいさんが倒れた。

2日には上東面道谷里で警察との衝突で倒れた住民(カン・スノク、63歳)が失神 して病院に運ばれ、上東面位良里でもパク・カプスン(80才)おばあさんとパク・ カプチュル(70才)おばあさんが警察との小競り合いで負傷し、病院に運ばれた。

1日午前には丹場面パドゥ里の入口で警察と対峙していた住民1人(コ・ジュンギル、 70)が倒れ、2日午前にも同じ現場でおばあさん一人(キム・ピルギ、77歳)が失神、 病院に運ばれた。

▲ [126番鉄塔 2日06時34分]2日午前6時34分、警察が密陽住民を遮断して道をふさぎ、現場に向かう韓電作業員 [出処:ヨン・ソンノク記者]

▲[126番鉄塔 2日06時43分]2日朝、上東面126番送電塔工事現場の下で、警察は住民を取り巻いて孤立させ、韓電職員を押し込んだ[出処:ヨン・ソンノク記者]

韓国電力は10月2日午前から5つの現場で工事を再開し、警察は韓電の工事再開 に先立つ10月1日、3千人程度の兵力を密陽に投入した。

警察は、3千人の兵力を工事が行なわれている丹場面パドゥ里の村(84番、85番 鉄塔)と桐花田村(95番)、上東面道谷里(109番)、府北面位良里(126番)、工事資材 を積み出す山外面金谷里の「新古里-北慶南765kV送電線路4工区工事現場費積置場」 に各々投入した。

密陽市庁は、2日の行政代執行で密陽ダムのヘリポート前にある座込場テントを 撤去した。金谷4工区現場前のテントは住民を支援する市民が守っているため、 まだ撤去できていない。その過程で3日午前、7人が塀の鉄材フェンスを越えて 入り、警察に連行され、警察と衝突して2人が追加連行された。

▲[2日午前11時13分]新古里-北慶南765kV送電線路4工区工事現場積置場前のテントに密陽市庁が行政代執行を行い、警察がテントを守る住民を押してくると住民は石を持って「死ぬ」と叫ぶと退却した[出処:ヨン・ソンノク記者]

▲[3日午後3時43分]ヘリコプターが新古里-北慶南765kV送電線路4工区工事現場積置場で、送電塔工事用の資材の積み出しを行い、警察は積置場の前に立っている[出処:ヨン・ソンノク記者]

▲[3日午後3時56分]金谷ヘリポート前の座込場を守っている密陽住民が疲れて地面に横になっている[出処:ヨン・ソンノク記者]

韓国電力は現在、工事が進められている5つの現場に資材をヘリコプターで運び、 警察は各現場に住民が入れないように3重に防いでいる。

住民たちは「警察が私たちを踏みにじっている。住民を保護しにきたと言うが、 韓電を保護しにきた」と怒った。韓電作業者の勤務交代時間は摩擦が激しい。

各現場のうち、上東面126番鉄塔現場の下では、警察と住民の対立が特に激しかっ た。1日の夜、住民7人に対して警察は住民1人を婦人警官20人で取り巻いてキム・ ヨンジャ(57、送電塔反対対策委上東面村総務)氏を強制的に病院に運び、激し くなり始めた。キム・ヨンジャ氏はその日の夜、病院を出てまた現場にきて 「警察が低体温症とかなんとか心配だと言って、私の意思と無関係に病院に運 んだ」と述べた。警察は3日から126番鉄塔現場の入り口で、取材陣を含みすべ ての車両を統制している。住民は孤立させられて、水と食べ物が不足した状態 で、3人がハンスト中に倒れ、病院に運ばれた。

人権監視団は3日、報告書で、警察が雨を避けようとする住民のテントを撤去す る行為などの人権侵害があちこちで行なわれているといった。人権団体活動家 たちは、1日から各現場で人権侵害監視活動を行い、「住民が警察に囲まれて、 孤立と監禁、採証による暴力を味わっている」という。(記事提携=蔚山ジャーナル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-05 03:34:22 / Last modified on 2013-12-17 09:50:28 Copyright: Default

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