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「双竜車、金融監督院最終調書でも会計操作...金融監督院も協力」

沈サンジョン、閔ビョンドゥ議員、調査結果を発表...「会計操作の証拠でいっぱい」

キム・ヨンウク記者 2013.07.09 13:05

双竜自動車の会計操作議論の中心にあるアンジン会計法人が、金融監督院に提出したと明らかにした最終会計監査調書を集中分析した結果、最終調書も操作された怪文書だという主張が出てきている。その上、これを監理した金融監督院は、意図的に会計操作を隠したという疑惑も提起された。

7月9日、進歩正義党の沈(シム)サンジョン議員、民主党閔(ミン)ビョンドゥ、 金基俊(キム・ギジュン)議員、民主社会のための弁護士の会、参与連帯は国会 の記者会見場で記者会見を行い、「アンジン会計法人が金融監督院に提出した 最終調書も、整理解雇の根拠とされた5177億ウォンの損傷差損の根拠にならない 捏造された怪文書」だと明らかにした。彼らはこの一か月ほどの間に会計監査調書 を分析した。

これまで沈サンジョン議員室と民主弁護士会は、アンジン会計法人が裁判所に 提出した会計調書が監査報告書と数字が一致しないなどの理由で、会計操作の 可能性を提起してきた。だが双竜車とアンジン会計法人は、裁判所に提出した 調書は損傷差損を勧誘する文書と最終調書ではなく、最終調書は金融監督院に 提出したと反論した。沈議員室が最終調書ではない資料により誤解している という主張だった。

だが沈議員室と民主弁護士会、参与連帯所属会計士などが会社側の積極的な反論 の根拠に使われた金融監督院提出の最終調書を検討した結果、さらに深刻な結果 が現れたわけだ。

彼らが公開した資料によれば、最終調書は現金支出固定費を1兆213億ウォンと 多く策定し、有形資産損傷差損を増加させた。しかし調書には現金支出固定費 の総額も計上されておらず、車種別の現金支出固定費を計算する根拠が存在 せず、数式の誤りがある文書であることがわかった。

また車種別有形資産の使用価値を計算した根拠を追跡した結果、計上された数値 と根拠とされた数値が全く一致しなかった。何よりも最終財務財表に5177億ウォン の有形資産損傷差損を計上するためには、車種別に計上された損傷差損を建物、 構築物など口座別に再分類する連結調書が必要だが、連結調書が「作っただけの 文書」であった。

「裁判所提出調書、有形資産で使用価値を落とす方法を使用
金融監督院最終調書、現金支出固定費を深刻に歪曲する方法を使用」

記者会見に参加した民主弁護士会のクォン・ヨングク弁護士は、「アンジンが 裁判所に提出した調書は、有形資産で使用価値を落とす方法を使ったが、金融 監督院に提出した最終調書は現金支出固定費を深刻に歪曲した事実が発見された」 と明らかにした。

クォン・ヨングク弁護士は「アンジン会計法人は、何と4300億近い使用価値を 削減させる操作を行い、さらに深刻なことは、金融監督院はアンジンが算定し なかったい現金支出固定費の部分を金融監督院が自主的に操作した痕跡を発見 した」とし「結果としてアンジン会計法人の使用価値や有形資産を調査すれば、 金融監督院が操作を黙認したのではなく、積極的に協力しているということが 発見された」と指摘した。

問題は、アンジンが提出した最終監査調書だけではなかった。この最終調書を 精密に監理して無嫌疑の処分をした金融監督院の問題も深刻だった。金融監督院が 最終調書の作成日者、署名、調書監査目的、調書体系などについて、監査調書 としての形式的な条件も備えない文書に免罪符を与えたということだ。

参与連帯市民経済委員会のキム・ギョンニュル会計士も「最終調書は、会計を 知っている立場から見れば全く話にもならない調書」として「金融監督院が アンジンの操作に参加した事実があらわれた」と明らかにした。

キム・ギョンニュル会計士は「金融監督院に調書の署名と作成日者を問題提起 すると、金融監督院側は『署名、作成日付があり、一枚一枚、すべて検討して 報告さしあげた』と言ったが、アンジン会計側の釈明資料を見れば、署名や 作成日は何も提出していない。その釈明資料を金融監督院側に見せたところ、 (担当者の)顔が真っ白になるほどだった」と説明した。

キム・ギョンニュル会計士は「アンジン調書は、新車種での現金支出固定費が 発生していないが、金融監督院の監査報告書は発生するとした」として「なぜ なら、アンジン論理のとおりなら、新車種で現金支出固定費が発生しなければ 損傷差損はさらに大きくならなければならない。結局、5177億を事後に継ぎ合 わせたのだ。99%以上確信できる」と強調した。

クォン・ヨングク弁護士は記者会見文で「金融監督院が存在もしない数値を自 ら創造して、会計操作を積極的に隠した点は非常に深刻だ」とし「金融監督院 が存在しない現金支出固定費総額を自ら計上し、新車種に配付されない現金支 出固定費で数字を作って配付し、監理結果報告書を作成した。積極的な隠蔽の 意図でなければ有り得ないことが行われた」と指摘した。

沈サンジョン議員は「最終会計調書も深刻なでたらめ文書だというさまざまな 証左を発見した。金融監督院が双竜車会計操作を積極的に隠したことが明らか になった。会計操作の証拠はいくらでもある」とし「これまで会計法人は数字 遊びをして企業と労働者の運命を弄んだが、もう国民経済を揺るがすようなこ とは放置できない」と要求した。

閔ビョンドゥ議員は「市場経済と資本主義の最も重要な要素の一つは貨幣」と し「貨幣で表現される情報が、利害関係者に正確かつ合理的に伝えられることは 重要だが、そんな情報を歪曲したことは市場経済根本を踏みにじる行為であり、 犯罪」だと非難した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-07-10 03:18:05 / Last modified on 2013-07-10 03:18:05 Copyright: Default

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