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済州海軍基地座込場強制撤去...負傷者、連行者続出

6m墜落した住民が重傷...花壇造成で汚された公権力乱用

チョン・ジェウン記者 2013.05.10 16:01

済州海軍基地(軍民複合型観光美港)が建設されている江汀村で、西帰浦市庁と 西帰浦警察側が予定通りに海軍基地工事現場前のテント座込場撤去を強行し、 負傷者と連行者が続出した。無理な強制撤去の結末は、ソウル大漢門の双竜車 焼香所の強制撤去と同じように「花壇造成」だった。

西帰浦市庁と西帰浦警察署は5月10日午前8時、海軍基地工事現場前のテントに 行政代執行を行い、テントと造形物、テント撤去を断行した。昨年10月、海軍 が徹夜工事までして、同年11月に江汀村住民が不法工事を監視する目的で設置 したテント座込場だった。

[出処:@nuruk96]

[出処:@nuruk96]

当日、強制撤去の現場には、西帰浦市庁所属公務員約100人、警察兵力約800人、 合計約1800人が動員された。江汀村住民、平和活動家など約40人が撤去に抗議 して物理的な衝突になり、1時間30分程対峙が続いた。

この過程で平和活動家の1人が失神し、姜東均(カン・ドンギュン)江汀村会長と コ・グォニル江汀海軍基地反対対策委員長はテントに鎖を縛りつけ、自分の首 に巻いて激しく抵抗した。警察は鎖を切断して姜東均会長を業務妨害などの疑 いで午前9時頃に連行した。姜東均会長をはじめ村住民、平和活動家など合計 4人が連行された。

また、警察と公務員の無理な撤去に抗議した江汀村住民のキム某氏が対峙して いた時に、6メートルの高さの江汀河川橋から転落した。2人の警察官も一緒に 川に転落した。村住民のキム氏は現在腹部が裂けるなどの重傷を負い、病院に 急送された。

[出処:@hwa2605]

江汀村の住民と軍事基地氾国民対策委は、テントが撤去された場所で緊急記者 会見を行い、警察兵力の投入と座込場の強制撤去に抗議したが、西帰浦市はすぐ 座込場を撤去した場所に花壇を作った。

今回の強制撤去は地方自治体と警察だけでなく、朴槿恵(パク・クネ)政府の対応 を批判する世論に拡大しそうだ。最近も海軍の不法工事が暴露されているのに、 朴槿恵政府はこれを追及するどころか江汀村住民を弾圧する方法を選択した。 済州海軍基地は政府が推進する国策事業で、事業の非民主性、暴力性などが常に 提起されてきた。

去る4月25日に約800人の警察兵力が済州海軍基地の工事現場周辺を取り巻いて、 工事中断抗議デモをしていた江汀村の住民や平和活動家を物理的に阻止したこ とが問題になった。警察が村に逮捕部隊まで投入したことから、朴槿恵政府の 「公権力乱用」の論議がおきている。

[出処:@nuruk96]

[出処:@nuruk96]

江汀村会は緊急声明書を出して「惨劇が発生したすべての責任は、まず地域の 住民との対話と協力を握りつぶして代執行を決めた西帰浦市庁にある。国民の 生命と身体保護の原則を忘れた安易な業務方針を出し、逮捕するようなことで はないのに逮捕を乱発する西帰浦警察は、必ずその責任を問われなければなら ない」と主張した。

また村会は「われわれは弾圧に決して動揺せず、不法な海軍基地事業に対して 絶えず問題を提起し、抵抗する。行政と公権力の不当な人権侵害と職権乱用に 対しては、徹底的に責任を追求する」と強調した。

進歩正義党は10日の論評で「怪我をした住民の早い快癒を望み、連行された村 住民たちを直ちに釈放することを要求する。江汀は平和の象徴だ」として「無 理に強行されている海軍基地建設を直ちに中断しろ」と要求した。

一方、姜東均村会長は済州東部警察署に連行された後、強制撤去、海軍の不法 工事に抗議して、無期限ハンストに突入した。

姜東均村会長無期限ハンスト突入メッセージ

住民は自分の町での不法工事を監視する権利がある。不法工事、環境汚染 も統制できない無能な道知事による住民の抑圧に怒り、これから無期限ハ ンストを行う。

今日午前の行政代執行の状況はとんでもなく非常識で、非常識そのものの 修羅場だった。地域住民をこれほどまでに愚弄できるのか。まだ地域住民 を押さえ込むことが残っているというのか。

今日の行政代執行は、住民の意思を徹底的に無視する処置だ。海軍と工事 業者の不法工事の証拠とその根拠を提示し、行政にできないことをわれわれ 江汀村会がしていた。

今日の私たちの行動が道路法に抵触したというが、それは大嘘だ。われわ れは河川敷で抗議しており、河川敷で不法工事を監視してきた。

住民は自分の町での不法工事を監視する権利がある。それと反対に行政は 住民を抑圧した。結局、不法工事、環境汚染も統制できない済州特別自治 道知事は、見掛け倒しの虚しい約束をしただけだ。徹底的に欺瞞したのだ。

今日、済州特別自治道知事に道政の責任者として行政代執行を強行させた のは、地域住民を二回、三回と殺す処置だ。

代執行の過程で公務員たちは、私が乗っていたテーブルを押したために滑 り落ち、首が締まって命まで危険な状況になったのに、逆に私たちの逮捕 の理由が特殊公務妨害というのはまったく理解できない。暴行を振るった 側は警察と代執行公務員側なのに、居直りにもほどがある。

この事態に対する道知事が具体的かつ責任ある回答と地域住民への謝罪を し、そして不法工事と環境汚染統制に関して行動するまで私は無期限のハ ンストを行う。私が閉じ込められている間、ハンストを続ける。ここで死 ぬとしても。

2013年5月10日午後 東部警察署留置場で
姜東均 江汀村会長

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-05-12 12:26:05 / Last modified on 2013-05-12 12:26:07 Copyright: Default

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