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国家情報院、選挙介入の疑惑...特検-国政調査実施を

警察は信じられない...「警察は縮小捜査」

ソン・ジフン記者 2013.02.05 18:39

19代大統領選挙に国家情報院が介入した情況が次々に明らかになっているが、 警察は事件を捜査する意志を見せていない。国家情報院職員のキム某氏は業務 時間中、政府与党に有利な文をインターネットに120回ほど書き込み、キム氏と 似た活動をしていた人が他にも国家情報院にいた事実が確認されるなど、国家 情報院の組織的な大統領選挙介入の情況があらわれている。しかしソウル地方 警察庁は、捜査を指揮する水西警察署のクォン・ウニ捜査課長を松坡警察署に 配転させ、捜査の意志がないことを表わした。

これに対し市民社会は、国家情報院の不法な選挙介入と警察の不実捜査を糾弾 して、国会の国政調査と特検による真相調査を要求した。参与連帯行政監視セ ンターは2月5日午前、ソウル地方警察庁前で記者会見を行い「朴当選者とセヌ リ党は、情報機関の政治関与と工作が横行する時代に戻ることに賛成しないの なら、今回の大統領選挙介入疑惑に対する国家情報院次元の組織的関与を糾明 する国政調査の開始と特検任命に協力しろ」と要求した。

[出処:参与連帯]

参与連帯のイ・テホ事務局長は「機務司、青瓦台などが民間人を査察し、与党 の主導で選管委のサーバーを攻撃するなどの共謀が続いている」と国家情報院 の政治介入をはじめとする不法行為を糾弾した。

参与連帯は「今までにわかった事実だけでも国家情報院の業務範囲を超えてい るばかりか、単なる個人の意志表示を超えている」とし、「インターネットの 世論を歪め糊塗しようとする意図的な行為」と主張した。

参与連帯のチャン・ユシク行政監視センター所長も「政府が国家情報院事件を 調査しないのなら、朴槿恵(パク・クネ)当選者の政権は初めから食い逃げして 粘る政権になる」と事件の綿密な捜査を要求した。

参与連帯は「国家情報院の事実を隠すことに汲々とする態度と警察の縮小捜査 が、情報・捜査機関の不信を呼んだ」とし「国家情報院組織次元の指示と実行、 今わかっている国家情報院のキム某氏以外に職員による類似の行為、国家情報 院の対北朝鮮心理戦団の実際の活動内容などが明らかにならなければ、これは 『尻尾切り』だ」と指摘し、徹底した事件調査の必要を強調した。

参与連帯は、徹底した調査のための国会次元での国政調査と聴聞会を開くこと を要求した。また「警察の捜査の結果が発表されても再捜査しなければならず、 国会は早く特別検査を任命しろ」と特検の必要性を強調した。

続いて参与連帯は、警察がこの事件を揉み消そうとしていると主張した。実際 に事件を担当した水西警察署捜査課長が捜査に積極的な姿勢を示したため、 国家情報院出身のソウル地方警察庁長官は、担当課長を転職措置した。

この他にも警察は1月の初めにコメントを確保しただけでなく、世論操作をした 情況がわかったが、選挙介入の意図はなかったと発表した。1月25日までに国家 情報院職員のキム氏に3回の召還調査をした以外、国家情報院に対する直接捜査 もしていない。キム氏に業務を指示した上級者も召還しなかった。

記者会見の参加者は「警察がどんな結果を出しても、それが事件の実体の全て なのか信じられない」とし、警察の次元を越えた国政調査と特検の実施が必要 だと再度強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-02-07 06:29:07 / Last modified on 2013-02-07 06:29:08 Copyright: Default

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