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竜山惨事遺族「朴槿恵との面談、だめならだめと言え」

遺族面談申請、当選後にはだめという返事もなく

ソン・ジフン記者 2013.01.24 15:43

竜山惨事の遺族たちは結局、朴槿恵(パク・クネ)大統領当選者と会えなかった。 遺族たちは朴槿恵当選者と会い、竜山惨事の真相究明と責任者の処罰、拘束者 の釈放を要求しようと面談を申請したが、業務引継委員会はついに門を開いて くれなかった。

遺族と竜山惨事真相究明委員会は1月24日午前、三清洞の大統領職引継委員会の 前で記者会見を行い、朴槿恵当選者の不通を糾弾して面談を要求した。遺族は 「朴当選者は遺族と会い、真相究明と拘束撤去民の赦免、制度の改善に対する 立場を明らかにしろ」と主張した。遺族のチョン・ジェスク氏は、「業務引継 委員会発足初日からずっと面談を申請していたが、朴槿恵当選者は面談を拒否 している」とし「業務引継委員会と朴当選者との面談の確約を受けなければ帰 らない」と話した。

しかし記者会見の直後、面談申請を受け取るために出てきた業務引継委員会の 国民幸福提案センターのチョン・イックン センター長は、結局遺族に業務引継 委員会の扉を開いてくれなかった。チョン・イックン センター長は、業務引継 委員会に入って面談申請の確答を受けるという遺族に「代表一人だけ業務引継 委員会に入れる」とし、遺族の業務引継委員会への進入を止めた。遺族は「遺族 全員が代表」とし「遺族5人だけが業務引継委員会に入り、面談申請の確答を 受け取るだけで出てくる」と話した。しかしチョン・イックン センター長は、 1人の代表しか業務引継委員会に入れないという立場を固守し続け、結局「それなら (誰も)だめだ」と業務引継委員会の中に戻った。

▲[写真:チョン・ジェウン記者]

遺族はチョン・イックン センター長が業務引継委員会の中に入った後も、業務 引継委員会への進入を試み、警察と小競り合いになった。彼らは「面談をしな いならしないという言葉でも言え」と朴当選者と業務引継委員会が直接対話す るよう要求し、一時間ほど業務引継委員会の前で警察と対峙した。

真相究明委は「国家支配勢力の利益を貫徹するために、国民の生存権まで否定 する国家での国民大統合はありえない」とし「朴槿恵当選者が国民大統合を語 るのなら、まず竜山惨事を解決しろ」と主張した。

竜山惨事遺族の面談申請と不発は初めてではない。遺族らは業務引継委員会の 発足初日から今まで5回面談を要請したが、業務引継委員会は面談の可否も知ら せずに沈黙を続けた。竜山惨事真相究明委員会のイ・ウォノ事務局長は「選挙 の時は質問への回答も早く、検討すると約束した朴槿恵当選者が、当選すると 面談申請に何の応答もない」と話した。彼は続いて「面談申込書を受け取った 業務引継委員会関係者は連絡もしない」と業務引継委員会の不通を糾弾した。

業務引継委員会には国民との対話のための対話窓口として国民幸福提案センター がある。業務引継委員会の陳永(チン・ヨン)副委員長は業務引継委員会の前で 遺族が面談を要求している時に、中小企業中央会を直接訪問して『ヒーリング 懇談会』を行い、中小企業の不満事項を込めた『爪とトゲ』というパンフレッ トを受け取った。陳永副委員長は竜山区国会議員だ。彼の選挙区区には、惨事 が発生した竜山4区域が含まれている。

遺族と共に業務引継委員会を訪問したイエス生かす教会のチェ・ホングク牧師 は「宗教界も何度も竜山惨事真相究明と拘束者の釈放を要求したが、MB政権は これを握りつぶした」とし「朴槿恵当選者も就任前にこの問題を解決する意志 を見せなければ、現政権と同じように責任を問う」と話した。

竜山惨事真相究明委員会のチョ・フェジュ代表も、「先週末の4周年追慕大会に 多くの人々が集まったのは、多くの市民が竜山惨事の真相究明と責任者の処罰、 拘束者の釈放を望んでいる証」として「市民の要求は高いが当選者は答えない」 と話した。チョ・フェジュ代表は「業務引継委員会は遺族と市民のくやしさと 怒りを表明できるように、徹底した真相調査を行え」と主張し「そのためには ひとまず遺族と対話をしろ」と要求した。

遺族と真相究明委の抗議が長くなり、業務引継委員会は引継委員に面談申込書 を受け取り「1週間以内に面談について回答する」と話した。面談申込書を受け 取った引継委員は「責任を持って委員長に申込書を渡し、遺族側に答を伝える」 と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-26 03:03:26 / Last modified on 2013-01-26 03:03:27 Copyright: Default

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