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大邱刑務所刑務官、竜山惨事服役者に暴行議論

チョン・ジュソク氏の手紙、「わけが分からず暴行された」

チョン・ヨンギル記者 2013.01.03 10:17

竜山惨事事件で拘束され、大邱刑務所に収監されているチョン・ジュソク(48) 氏が、刑務官から暴言と暴行を受けた事実を拘束労働者後援会に知らせ、 服役者の人権侵害の論議がおきている。

12月9日、チョン氏は拘束労働者後援会に手紙を送り「7月30日午前10時、運動 時間に運動しに出た時、突然ソン某刑務官から理由もなく暴行された」と伝えた。

チョン氏は「7月30日午前10時、この日も私は普段と同じように部屋から運動に 出て行く準備をしていた。部屋を出ると、扉の前に立っていたソン刑務官が突 然長袖Tシャツを脱げと話し、だしぬけに刑務官の正当な指示に応じなかったと 上着の長袖Tシャツを引っ張って揺さぶり、胸で私を押しのけた」と主張した。

チョン氏は「私を壁に押しつけた状態で喚きながら、脅迫的に飛びかかり、早 く服を脱げといった」とし「長袖Tシャツは私が平常時にいつも着ていた服で、 刑務所で普通に販売する服なのに、刑務官の正当な指示に応じなかったとし、 暴行と暴言を浴びせた」と主張した。

拘束労働者後援会は「大邱刑務所で服役していた出所者の金某氏の証言によれ ば、いつもソン某刑務官は収容者にぞんざいな言葉と暴言を続け、奉仕員(手助 けする人)にラーメンを煮ろというなど個人的な仕事もさせた」と明らかにした。

そのため拘束労働者後援会と全国撤去民連合、人権運動連帯などは1月2日午後2時 大邱刑務所の前で集会を開き、収容者人権侵害調査および該当刑務官懲戒を要求した。

イン・テスン全国撤去民連合連帯事業局長は「竜山惨事で大怪我をして、手術 をしたチョン・ジュソク氏は、大邱刑務所に移監された後、きちんと治療も受 けられなかった」とし「服役者の健康状態を無視して刑務官が暴行までするの は人権蹂躙」と指摘した。

イム・ソンヨル民主労総大邱地域本部長は「私も70日間拘置所にいて、先日出 てきた。人権を守ろうとする刑務官もいるが少数に過ぎなかった」とし「まだ 刑務官は服役者の教化が目的ではなく君臨することが先だという事実が腹立た しい」と話した。

去る12月31日、拘束労働者後援会は「長袖Tシャツを着ることが規律に違反する 行動か? 規律違反なら明確な根拠を明らかにしてほしい。たとえ規律に違反し たとしても収容者に暴行と暴言をするのは人権侵害ではないか」とし、「大邱 刑務所が知らなかったのなら真相調査をして、該当刑務官を懲戒し措置を取っ てほしい」という質問書を大邱刑務所に発送し、刑務所長との面談を要請した。 だが大邱刑務所側は拘束労働者後援会が要求した大邱刑務所長との面談を拒否した。

大邱刑務所のウ・ヒギョン総務課長は「事実なら私たちも該当刑務官をそのま まにしておかない。請願書信を受け取ったのが31日の遅い時刻で、該当事件の 事実自体を知らないかったが今確認した」とし「突然訪ねてきて、面談を要請 されても困る」と話した。続いて「7月30日の事件で、周辺の陳述確保と調査に 期間がかかるだろう。真偽の有無が明らかになれば確かに公務員法により懲戒 措置する」と答えた。

その後、チョン氏と面会した人権団体の関係者は「チョン氏に会うと一度では なく数回暴力を受けたと証言した。くやしく獄中生活する良心犯に対する持続 的な暴力が起きたのは大きな問題」と強調した。

竜山惨事は2009年1月20日、ソウル市龍山のナミルダン・ビル屋上で強制撤去に 反対して、座り込みをしていた人々を警察が強制解散する過程での火災事件で、 この事件で撤去民5人と警察1人が命を失った。事件発生以後、警察の強制解散 作戦の手続的な問題、強制撤去、事件調査の過程の問題で論議がおきた。この 事件で8人の撤去民が懲役刑を受けて収監され、昨年10月に2人が仮釈放され、 現在6人が服役中だ。(記事提携=ニュースミン)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-04 01:23:41 / Last modified on 2013-01-04 01:23:41 Copyright: Default

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