韓国:江汀村人権侵害調査結果、「江汀は人権の不毛地帯」 | |||||||
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江汀村人権侵害調査結果、「江汀は人権の不毛地帯」無差別連行、拘束令状乱発...軍人の自国民暴行も
ソン・ジフン記者 2012.09.19 19:38
『平和の島』は平和ではなかった。海軍基地建設をめぐる対立が深刻な済州道 江汀村には、拘束と写真採証、用役暴力が頻発している。2011年4月から2012年 6月まで、計31人に拘束令状が発行され、そのうち17人が拘束された。 江汀村では拘束ばかりか監視と採証、強制追放といった人権侵害が日常的に行 われている。この前はWCCの参席者に江汀村の状況を伝えるため、ケーソンに上 がった活動家を現場作業員が何の安全装置もなく引き下ろすという危険な場面 が演出された。 江汀での人権侵害が深刻になり、人権団体連席会議と人権委共同行動など人権 団体は3月から江汀人権侵害調査団を作り、昨年9月から今年6月まで10か月間に 江汀村で起きた人権侵害の事例を収集、調査した。 [出処:江汀人権侵害調査団提供] 人権侵害調査団は9月19日午前、警察庁前で記者会見を行い、調査報告書を発表 して「警察と海軍は海軍基地建設で発生した人権侵害について謝罪し、責任者 を処罰し、再発防止策を樹立しろ」と要求した。 人権侵害調査団によれば、江汀村では私服警官があちこちでカメラを所持して 採証をしたり、これに抗議する住民と活動家を連行したりもしている。また、 通話の内訳照会や後援口座の内偵といった過度な捜査により、活動家と住民の 活動萎縮を誘導しているという。 報告書には住民と活動家に対する物理的暴力も深刻な水準であることが明らか になった。特に戦争や海難救助などの本来の任務とは無関係の工事現場の警備 を担当する海軍特殊部隊SSUは、2011年にソン・カンホ博士に暴行し、水の中で フィンを奪ったり水を飲ませるなど、生命を威嚇する水準の暴力を加えたと伝 えた。報告書のとおりなら、軍人が自国民に暴力を行使したことになる。 報告書はまた警察が業務妨害の疑いを恣意的に適用し、住民と活動家を無差別 に連行したり拘束令状を請求ていると主張した。実際に、調査期間に江汀村で 請求された拘束令状は31枚で、そのうち17人が拘束された。45%の令状請求が棄 却されたわけだ。国内の年間令状請求棄却率が23%であることを考えると江汀村 では警察が拘束令状請求を乱発しているという批判を避けにくい。 警察は昨年、クロムビ岩に付近にフェンスが設置されてから、クロムビ進入を 『無断侵入』と見なしてクロムビに入った人々に過怠金を賦課したり連行して いる。しかしクロムビ一帯は済州特別自治道知事が管理権限を持っており、 済州道が『立入禁止』要請をした事実はない。 ▲クロムビ岩立入禁止事実がないことを知らせる西帰浦市の文書[出処:江汀人権侵害調査報告書] 調査報告書はこの他にも連行の過程での女性に対する性暴力、国際平和活動家 と人権擁護者の入国禁止および強制追放、記者暴行と取材制限など言論の自由 の侵害、空港リムジン バスを江汀村に経由させない移動の自由の制限といった 人権侵害が発生していると指摘した。 人権運動サランバンのミョンスク活動家は「江汀は人権の不毛地」と糾弾した。 「あらゆる自由が制限されている」という。ミョンスク活動家は「警察はまず 連行しようといった無差別拘束捜査をしている」と話した。江汀村でこれまでに 連行された人員は600人を越えるが、起訴された人員は半分にもならない。 調査団はこの調査結果と公開質問書をキム・ギヨン警察庁長官に渡し、警察の 対策作りと謝罪を要求した。調査団は続いて内地の警察力が江汀村から撤収し、 委託業者の職員による人権侵害責任者を処罰し、警察と海軍が犯した人権侵害 行為を徹底的に調査するよう要求した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-09-20 08:32:15 / Last modified on 2012-09-20 08:32:16 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |