本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:生命平和風向計、江汀の痛みを全国に知らせる
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1341505231465St...
Status: published
View


生命平和風向計、江汀の痛みを全国に知らせる

軍事基地のない世界平和の島、自転車国土巡礼団が全国24都市を巡礼

ソ・ドンフン ニュースセル記者 2012.07.05 09:28

[出処:ニュースセル]

済州海軍基地事業の実状と江汀村の痛みを知らせるために、6月30日にソウルを 出発した〈生命平和風向計自転車国土巡礼団〉(巡礼団)が、ソウル、仁川、安山 を経て、7月4日午後、水原に到着した。

巡礼団は6月30日にソウルの曹渓寺を出発し、竜山惨事が起きたナミルダン、 北アヒョン洞撤去闘争現場、大漢門双竜自動車焼香所、仁川コルト-コルテック 工場など、この社会の痛みが残る場所に立ち寄ってきた。江汀村の問題を知ら せるだけでなく、全国各地で路上に追いやられた人々と共に痛みを分けあい、 平和を伝えようとしている。

巡礼団は24の都市、約1600kmの距離を通り、50の団体と100万の国民と会った後、 7月30日から済州で『江汀平和1万大行進(済州徒歩巡礼)』を行う予定だ。4日現在 水原に到着した巡礼団は11人で、地域に行くたびにその地域の市民、社会団体の 人らが一緒にしている。

[出処:ニュースセル]

現在、巡礼団には10代から70代までの多様な年齢の団員が参加している。その 中で一番年上の参加者は、ソウルに住むチェ・ジョンデ氏で、77歳の高齢にも かかわらず、自転車だけを利用したすべての日程に参加している。

疲れないかという記者の質問に彼は「年だからと他の人に遅れる必要があるか。 他の人も配慮してくれて私も頑張ってついて行く。また走る車も通り過ぎる市民 が頑張れと応援すれば気力がわく」と笑って見せた。

続いて「年を取って、世の中の移り変わりももっとよく知らなければならず、 問題があれば立ち上がって批評する方法も知らなければならない。私は6.25を 体験した故郷に帰れない民なので、戦争にはとても敏感だ。済州の海軍基地は 戦争のための基地ではないか。こんな平和に反する政策に、私たちのような人 が立ち上がって積極的に反対の声をあげなければならない」とし、今回の国土 大長征に出た理由を説明した。

チェ・ジョンデ氏は、済州道江汀村の海軍基地事態を知り、これに抗議するた めに個人的に済州を10回ほど訪問したという。この過程で、彼は警察に何回か 連行されたが、彼の意志をくじくことはできなかった。チェ・ジョンデ氏は 「私が自由党の時にも捕ったことがあるが、結局は政権のやつらはみんな絵に 描いた虎だ。私たちは恐れる必要はない。子供たちのためにも平和を守り共に 暮らせる世の中にするためにもっと努力したい」と国土巡礼に臨む意志を明ら かにした。

チェ・ジョンデ氏と反対に、巡礼団で一番年齢が若い参加者は、釜山から来た ムン・ソッキュ氏だ。彼の年齢は現在19歳で、オルタナティブ・スクールに通っ ており、先月ソウル市教育研修院で開かれた『2012オルタナティブ教育ハンマダン』 に参加して今回の巡礼団を知ったという。

ムン・ソッキュ氏は今回の巡礼団を通じ、マスコミだけで接してきた大漢門の 焼香所や撤去民闘争現場のような現場を直接訪れ、当事者と会うことができた。 今回の経験について彼は「初めはよく残念だという気がしたが、すぐ、やりき れない心境に変わった。私も私が体験すべき事をこれまで知らずに暮らしてきた。 皆、自分の事でなければ知らないまま生きていく。道路で宣伝戦をして集会を しても、振り返る人は多くないという事実に驚いた」と感想を明らかにした

また「人々が生命と平和という最も重要な価値を捨てているという感じだ。私 が考えていた理想と現実の距離を確認したようだ」とし、これまで知らなかっ た現実への残念さを表わした。続いて彼は今回の巡礼でさらに多くの経験を積 み、生命と平和の価値のためにこれからもっと考えたいと話した。

[出処:ニュースセル]

巡礼団はこの日の午後、華城仮宮など水原市内を回って巡礼を進め、午後7時に 水原駅前広場で開かれる第237次『水原キャンドル』に参加した。

巡礼団を代表してこの日、パク・ヨンソン生命平和江汀キャンプ局長は発言で 「自転車もよく知らない人が集まって、ソウルから済州まで大長征ができるか と心配をしたりもする。だが江汀、双龍車、竜山、4大河川、そんなひどい 現実で人が暮らす世の中への願いを集め、最後まで行ってみる」と決意を 新たにした。

巡礼団はこの日の夜、カトリック水原教区水原代理区庁で宿泊をする予定で、 5日の朝には利川と驪州に出発する予定だ。巡礼団は平沢、大田、大邱、釜山、 木浦などを通り、7月27日に済州に到着して、8月4日まで済州道で進められる 『江汀平和1万大行進(済州徒歩巡礼)』で日程を終える計画だ。(記事提携=ニュースセル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-07-06 01:20:31 / Last modified on 2012-07-06 01:20:40 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について