韓国:サービス連盟臨時大会、ニューコア-イーランド闘争基金運用過程の議論 | |||||||
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「最後の文化祭も支援を受けられなかった」サービス連盟臨時大会、ニューコア-イーランド闘争基金運用過程の議論
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2008年11月30日22時08分
イーランド-ニューコア労組闘争に対する基金、誰が運用主体になるべきか 11月28日、ソウル市の龍山鉄道ウェディングホールで開かれた民間サービス産 業労組連盟(サービス連盟)2008年1次臨時代議員大会では、イーランド一般労組 とニューコア労組闘争に集まった基金の運用が問題になった。この席ではサー ビス連盟次元の基金運用報告とキム・ギョンウク前イーランド一般労組委員長 (現ホームプラステスコ労組委員長)が直接文を書いて基金運用の問題を指摘す る時間が続いた。 問題の闘争基金は、サービス連盟次元で決議し、組合員あたり2千ウォンの基金 を集めた闘争基金と、イーランド-ニューコア労組の闘争の支援に民主労働党と 社会運動団体が集まって作った共同闘争本部が集めた闘争基金、民主労総が16 億の募金を目標にして組合員を対象に募金をした闘争基金、そして国際労働団 体が集めた闘争基金の4つだ。 これはすべてサービス連盟次元で管理され、イーランド-ニューコア労組は必要 な時ごとに連盟に要請し、この基金を使った。これに対して臨時代議員大会に 参加したある代議員は、「闘争基金は当然闘争事業場が管理できるようにすべ きではないのか」とし、「連盟は連帯するのではなく、上に君臨するような感 じがする」と指摘した。 闘争基金の使用問題は、イーランド-ニューコア労組が闘争の真っ最中から問題 になってきた。重要な闘争のたびに基金が適宜使われなかった。この問題をキ ム・ギョンウク委員長がマスコミとのインタビューで言及し、議論が外に知ら された。これについてサービス連盟は、キム・ギョンウク委員長がハンギョレ、 プレシアンとのインタビュー内容の問題を指摘して、闘争基金支出内訳を代議 員大会で公開した。 臨時代議員大会でサービス連盟が明らかにした4つの闘争基金の収入と支出は それぞれ次の通りだ。 サービス連盟闘争基金:収入2千820万7555ウォン中支出619万9850ウォン、残額
2千200万 7705ウォン. 現在残っている残額は、4千83万9046ウォンに達する。だがこの残額もイーラン ド-ニューコア労組にはない。これに対してキム・ヒョングン委員長は「今現在、 イーランド-ニューコア労組のために手配され罰金を払って出てきた人がたくさ んいる。私も罰金2百万ウォンを受けている」とし「これに関する基金をまた 作れないので連盟で残額を保管しなければならない」と述べた。 またサービス連盟で4つの闘争基金を直接運用した理由についてサービス連盟の カン・ギュヒョク事務局長は、「イーランド-ニューコア労組がストライキに入 り、連盟に払われる義務金が減り、連盟の一般会計自体が苦しかった」とし、 「そのため両労組の委員長にイーランド-ニューコア労組関連闘争しては飯も食 べ、焼酎も飲め、分担金であり、罰金も払う可能性があることを説明してこれ は譲歩しなければならないと話した」と述べた。 キム・ギョンウク、「組合員たちの怒りと傷はまだ治らない」 キム・ギョンウク委員長は臨時代議員大会で『代議員同志に報告します』とい う文で、その間の過程を説明した。 キム・ギョンウク委員長は「イーランド一般労組は民主労総の生計費支援が事 実上中断した後、深刻な資金難に苦しんだ」とし、「苦労して金を集めても、 組合員には1か月に30万ウォンも支給できなかった」とし「組合員が一人、二人 と、こっそりと業務に復帰し、指導部は組合員の離脱を防ぐためにほとんど一 日も休まず走り回らなければならなかった」と伝えた。 続いて「この過程でとても切迫したイーランド一般労組は、サービス連盟にイー ランド-ニューコア闘争支援のために作られた数千万ウォンの基金を一日も早く 支援してくれるよう何度も要請した」とし「連盟の幹部を通じて支援を要請し たが効果がなく、数か月悩んだ末に労組指導部が(サービス) 連盟委員長を訪ね て公式に支援を要請したが、キム・ヒョングン委員長(サービス連盟)は『連盟 が適当に判断して使う』と要請を握りつぶした」と主張した。 イーランド一般労組は、組合員の生計費を作るために夏にはミネラルウォーター を、雨が降れば雨具を売り、労組や団体のイベントがあるときは歯ブラシを売っ たりcms後援を要請したりもしていた。 キム・ギョンウク委員長は3つの事例を明らかにした。 6月23日、イーランド-ニューコア労組は闘争1年をむかえ、ニューコア江南店前 で記念文化祭を開いた。キム・ギョンウク委員長は「共同闘争本部で作られて いる基金は、ニューコア労組とイーランド一般労組が共同でする闘争だけに支 援されるというのがキム・ヒョングン委員長の鉄則だ」と話した。そのため両 労組は共同でプログラムを作り、イベントを準備した。イベントの当日、キム・ ギョンウク委員長はとんでもない話を聞いたといった。「進歩新党代表の発言 が配置されていて、事前に連盟とプログラムについて協議しなかったので共同 闘争本部の基金を使わないことに決めた」という。結局1年の闘争文化祭費用は 1か月後の7月22日に支出された。 イーランド一般労組のイ・ナムシン首席副委員長は前の総選挙で進歩新党の比 例代表に立候補した。これにより、すでにサービス連盟とイーランド一般労組 間で対立があった。これについてキム・ヒョングン委員長は、民主労総の民主 労働党に対する排他的支持に言及して「総選挙の時にイーランド-ニューコア労 組の組合員を、特に女性組合員を立候補させれば約4千万ウォンの補助金が出て、 これに20数人の組合員を(民主労働党から)立候補させて選挙に必要な費用を除 く金を生計費に転換すればどうかという案が、共同闘争本部で議論、決まった」 と話した。結局、イーランド一般労組が共同闘争本部の決定を守らなかったの で予算の支給も難しかったということだ。しかしキム・ギョンウク委員長はこ の言葉に「嘘だ。決めていない」と反発した。 総選挙の時の進歩新党と民主労働党をめぐる対立がイーランド一般労組の闘争 基金運用にも及んだのだ。 この事を体験し、キム・ギョンウク委員長は精神科治療を受け始めたと述べた。 キム・ギョンウク委員長は「パク・ソンスのために大変で、病院に行ったので はない」とし「私は510日間、パク・ソンスとも戦ったが、上級団体とも戦った」 と話した。続いて「後で事実を知った組合員の怒りと傷はまだ治らない」と付 け加えた。 事件は香港遠征闘争団を構成する過程でもあった。イーランド-ニューコア労組 は、イーランドグループ上海法人が香港株式に上場されるという知らせを聞き、 5月初めに香港遠征闘争に発った。 キム・ギョンウク委員長は「キム・ヒョングン委員長は終盤まで香港遠征闘争 に必要な基金支援を拒否した」とし「数回の会議を繰り返したが、キム・ヒョ ングン委員長は『気が合わない』と資金の支援を拒否した」と話し、「民主労 総ソウル本部長と京畿本部長、連盟事務局長までが出て支援を説得したがキム・ ヒョングン委員長は強情だった」と付け加えた。結局サービス連盟は両労組が 香港に発つ10日前に4百万ウォンを支援し、それでイーランド-ニューコア労組 は香港に行けた。 これについてキム・ヒョングン委員長は「『気が合わない』と話した部分は、 イーランド-ニューコア労組が委員長が香港遠征闘争にぜひとも行かなければな らないからと言ったときの話」とし「上場の時期も正確に分からず、発つ時期 が正確につかめなかったのでおきたこと」と反論した。 最後にキム・ギョンウク委員長は、ホームプラステスコとの合意後の11月14日、 最後の文化祭にも支援を受けることができなかったという。キム・ギョンウク 委員長は、「労組は連盟に文書で最後の文化祭費用支援を要請したが、連盟は 何の回答も送ってこなかった」とし「労組は一銭の支援金も受け取れず、結局 いくらも残っていない後援支援金と組合費をはたいて他の団体の後援を受け、 とても苦労して文化祭をしなければならなかった」と話した。 キム・ギョンウク委員長は報告を終え、キム・ヒョングン委員長の謝罪を要求 した。キム・ギョンウク委員長は「キム・ヒョングン委員長は、サービス連盟 の組合員と国際連帯の同志、多くの連帯同志の純粋で大切な連帯の精神を傷つ ける行為をした」とし「連盟のためにもキム・ヒョングン委員長は謝罪だけで なく、地位に恋々とせずに現場に戻り、汗を流して働く本当の労働者として出 直すよう要求する」と明らかにした。 キム・ヒョングン委員長は「この問題は、民主労総中執に報告されて事実関係 を証明する過程を経る」とし「民主労総規律委員会に渡すつもりだ。いい加減 にやり過ごすのではなく、真実を理解できるようにする証明したい」と話した。 「委員長は独善的だ」役員一括辞任要求にキム・ヒョングン サービス連盟委員長辞任 一方、この日の臨時代議員大会では、サービス連盟のキム・ヒョングン委員長 をはじめとする選出職役員5人が全員自主的に辞任した。キム・ヒョングン委員 長とカン・ギュヒョク事務局長の間の対立の始まったサービス連盟内の対立と 混乱の責任を取るために、代議員62人が『選出職役員一括辞任および不信任案』 を臨時代議員大会に上程した。これはイーランド-ニューコア労組とは違う問題 だ。すでに11月14日に開催された中央委員会で同じ案を臨時代議員大会に上程 することを出席中央委員27人中22人が署名して発議している。 サービス連盟のキム・ヒョサン首席副委員長とキム・ヨンウォン副委員長、キ ム・ブヨン副委員長、カン・ギュヒョク事務局長はこの事態に関し、11月22日 に声明を出した。彼らは声明で「委員長は一抹の反省もなく、収拾の意志もな い」とし「単に弁解だけを続けている」と明らかにした。 彼らはキム・ヒョングン委員長の誤った行動の例として人事に関する行動をあ げた。キム・ヒョングン委員長が職務と職位も明示しないまま新規採用を承認 してくれと中央委員会に要請し、これに対して人事提案者の事務局長はもちろ ん、どの役員とも相談せず、中央委員会で採用常勤者の承認を口頭で要請した という。声明発表者たちは「前例もなく、規約からも外れる非常識な行為」と し「これは委員長がいかに独善的かを示すもので、役員を無視するばかりか、 事務局の仲間と役員との対立を助長する意図としか思えない」と指摘した。 これと共に選出職役員の一括辞任でサービス連盟は非常対策委体系になる予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:39:53 / Last modified on 2008-12-14 15:39:54 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |