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韓国、生産性対賃金上昇率はOECD最低水準

統計庁、「製造業の賃金上昇率はOECD平均の2.4倍」に労働界はびっくり

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年03月25日13時37分

統計庁は3月24日、韓国の製造業の賃金上昇率がOECD(経済協力開発機構)会員国 平均の2.4倍だという結果を発表し、労働界は怒っている。韓国労働者の生産性 増加率は世界最高水準だが、生産性対賃金上昇率の指標である単位労働費用が OECD国家の最低水準だという事実を見過ごしたため。

民主労総は統計庁の発表に「10年前と比べ、生産性に対する賃金の比重が低下 した事実を明らかにしていない」と指摘し、「韓国労働者の賃金上昇率が相対 的に高い理由は、OECD国家と較べて社会保障制度が最低水準なので当然」と 説明した。

統計庁は昨年、韓国の製造業賃金指数は173.2で、前年と比べ6.84%上昇し、 同じ期間にOECDの会員21か国で4番目に高いと明らかにした。

これに対して民主労総は「賃金上昇率の上昇程度は一面的に把握してはいけな い」と述べた。実際、OECD会員国30か国の労働生産性と、民間部門の賃上げ率 を較べると、韓国の労働生産率は平均3.2%で4位だが、賃金上昇率は平均4.3%で 12位でしかない。さらに生産性増加率に対する賃金上昇率は平均1.3で、OECD平 均の2.0より低い。これはスイス、ドイツ、日本を除き最も低い水準である世界 24位だ。

またOECDは『2007年雇用展望報告書』で韓国をメキシコ、トルコとともに 『社会安全網が十分に成熟していない国』と指摘している。

これに対して民主労総は「私教育費と住居費支出は世界最高水準なのに、社会 安全網などの間接賃金が安いので、直接賃金の要求が高まらざるをえない」と し「政府と財界は賃金交渉前の雰囲気をあらかじめ制圧するために、(断片的な) 結果を発表したのだろう」と反論した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-04-07 03:18:39 / Last modified on 2008-04-07 03:18:42 Copyright: Default

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