韓国:保健医療労組MERS実態把握発表 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
「医療スタッフの感染を防がなければ拡散は防げない...装備、人員、情報提供が切実」保健医療労組MERS実態把握発表、汚染-治療-拠点病院3段階の診療システム要求
キム・ヨンウク記者 2015.06.05 15:42
毎日のように患者が増えるMERS(中東呼吸器症候群)事態の把握に、 結局、民主労総保健医療労働組合が動いた。 感染を防ぐべき病院がMERS拡散の拠点になり、 病院の現場の実態を病院労働者が直接把握して、 MERS拡散を防ぐ具体対策を出した。 保健医療労組の対策は、まず医療スタッフの感染事態を防がなければ拡散は防げないということだ。 現在の患者発生の様相を考慮すると、 地域感染に拡大しかねない一番危険な輪が医療スタッフの感染だという説明だ。 保健医療労組は6月5日、 永登浦の労組事務室でMERS対応中間点検および現場モニター結果発表、 特別対策用意要求記者会見を行い 「国家災難事態を宣言し、総合的な対策を出さなければならない」と強調した。 保健医療労組が発表した事例から、 疾病管理本部の初期対応がいかに不十分で体系的でなかったのかがわかる。 特に多くの確診患者がMERS感染者治療病院で発生しただけに、 医療スタッフの保護指針と保護装備の問題など、 MERSに対応するための医療施設装備現況調査を公開した。 労組は調査を行ったほとんどの病院の陰圧隔離病床(気圧が周辺より低く設計し、他の患者や医療スタッフへの感染を防ぐ病室)は、 古い病院の建物をリモデルして作られていたうえ、 一般病棟と同じ階にあり、伝染病対応には不足だと評価した。 34の地域拠点公共病院のうち、陰圧隔離病床が一般病棟と区分され、 別の建物にあるのは3-4か所だった。 労組が調べた陰圧隔離病床21の医療機関のうち、 MERS患者をすぐ陰圧病室に入院させて治療できる病院は6か所(28.5%)だった。 他の患者が入院中で、MERS治療施設と装備がなかったためだ。 MERS患者治療のための担当人員も不足している。 医師、看護師、職員が新種の感染病に対する感染管理教育や訓練を受けていたところは7か所(33.3%)だった。 伝染病保護装具は備えられていたが、治療を担当する医師、看護師が使う装具が充分かどうかは、5か所(23.8%)しか充分だと答えなかった。 保健医療労組のオ・ソニョン政策局長は 「MERS感染患者を治療している病院は、医療と施設装備の不足で高い感染危険の中で激務に苦しんでいるが、 落ち着いて医療関係者の本分を果たしている」とし 「しかし、MERSの拡散が続き、患者と共に隔離されるようにする激務で疲労度が高まっており、 免疫力の弱化などで医療スタッフ感染の憂慮に露出している」と指摘した。 また「国家指定病院もほとんどが人員、施設、装備が災難状況に対処できない程に劣悪」とし、これらの病院に対する政府の支援を要求した。 保健医療労組のユ・ジヒョン委員長は 「少なくともMERSに汚染された病院を訪問した患者、入院した患者、保護者からの申告を受け、全数調査をするべきだ。 防疫網が突破されたのは、ここが核心」とし 「汚染された病院を公開しなければ、この時期に病院に行った人を全数調査できない」と強調した。 疾病管理本部と保健所、自宅隔離者に名前、家族関係程度の質問労組調査は自宅隔離対象者への政府の対処の深刻性も見せた。 MERS確診判定患者と接触したソウルのある医療スタッフA氏は、 自家家宅隔離1日目に疾病管理本部が年齢、性別、家族関係を把握して行き、保健所からの連絡を待てといわれた。 疾病管理本部は隔離2日目にもA氏に連絡し、また名前と住所を質問された。 だが隔離3日目まで保健所からの連絡はなかった。 4日目の正午が過ぎてやっと保健所から連絡がきて、保健所はまた家族事項しか尋ねなかった。 この日の午後4時になって保健所は体温とからだ状態をチェックしていった。 だが自宅隔離マニュアルでも特別な指針はなかった。 労組は「保健当局の病気管理マニュアルによる自宅隔離者の管理がきちんと行われていない」と指摘した。 労組は全般的な状況について 「汚染病院を公開し、治療病院を安全に維持-支援して、 拠点病院を追加で拡大するMERSの3段階診療システムを構築しなければならない」とし 「医療スタッフの保護と共にMERS診療医療機関への支援対策を用意すべきだ」と強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-06-08 15:07:37 / Last modified on 2015-06-08 15:07:38 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |