晋州医療院の国政調査を控えて強引に解散条例案処理?

慶尚南道議会が11日に臨時会開始…与野非常待機、衝突予告

晋州医療院廃業についての国政調査が予告されている中で、慶尚南道議会臨時議会で6月11日に晋州医療院解散条例案が処理される可能性が高く、緊張感が漂っている。

慶尚南道議会は6月11日から18日まで臨時議会を開くが、条例案を議決できる 本会議は初日の11日と最終日の18日にそれぞれ開かれる。

慶尚南道とセヌリ党所属の道議員の一部が13日、国会の「公共医療正常化国政 調査」施行計画書の提出の前に条例案を通過させ、廃業事態を早く終わらせる 立場を表明したため、11日に晋州医療院解散条例案の可能性が出てきた。

彼らは晋州医療院廃業事態に関する国政調査について、国会の介入は地方自治権 の侵害に該当すると主張してきた。

セヌリ党所属慶尚南道議会のキム・オヨン議長は、最近、記者懇談会で「国政 調査とは無関係に、今回の臨時会で条例案を処理する」が「条例案を18日に処理 する計画だが、運営委員会で11日に条例案を処理するといえばこれを拒否する 理由はない」と明らかにした。

保健医療労組と道議会野党交渉団体の民主改革連帯も「慶尚南道チョ・ジルレ 政務副知事がセヌリ党の議員と会い、11日に条例案を処理するよう頼んでいる」 という疑惑を提起した。

民主改革連帯所属の議員は9日の夜からセヌリ党議員の議会占拠の可能性に備え、 道議会で非常待機している。彼らは慶尚南道議会本会議場の出入り口をすべて 塞いだ。

晋州医療院などで座り込みを続けている保健医療労組も9日に声明を出して、 「国政調査前の解散条例案強行処理はするな」と主張した。

彼らは「慶尚南道議会臨時議会で晋州医療院解散条例案を通過させようとして いる」とし「国会国政調査前に慶尚南道議会が条例案を通過させるのは、国民 を代表する国会を無視する行為で、与野合意を破壊する行為」と批判した。

労組は「慶尚南道議会は晋州医療院解散条例案を廃棄して、晋州医療院正常化 の解決法を作る活動に出るべきだ」とし「洪準杓(ホン・ジュンピョ)道知事と 慶尚南道は、慶尚南道議会を公共医療破壊の共犯にするための抱き込み工作と、 道知事に賛成するロボットにしようとする不道徳なロビー行為を中断しろ」と 主張した。

また「セヌリ党と民主党は、晋州医療院国政調査が党論を基に締結した合意で、 国会国政調査を通じ晋州医療院廃業の正当性がはっきりする前に慶尚南道議会 が晋州医療院解散条例案を処理すべきではないということを前提に与野が合意 した」と強調した。

それと共に労組は6月11日から18日までの8日間、晋州医療院解散条例案廃棄と 晋州医療院正常化の解決方法作りを要求して、慶尚南道議会の前で決死闘争を 展開すると明らかにした。

晋州医療院解散条例案は4月に道議会該当常任委を通過し、野党の道議員と保健 医療労組の強い反発により、4月〜5月の本会議と緊急臨時会処理がすべて失敗 し、6月の臨時議会に渡った。

一方、警察は現在道議会周辺に1中隊を配置して道議会の出入口にバスの車壁を また設置するなど、物理的な衝突に備えて兵力を増強している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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