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「死んでも這ってでも移動権争奪」

京畿障差連、路上を這ってデモ行進...11人連行後に解放

ホン・クォンホ記者 2011.08.26 10:47

▲「京畿道障害者の移動権争奪のための決意大会」を終えた参加者が水原駅前の道路で車椅子からおりて、水原駅広場まで道路の上を這って行進し、障害者移動権保障を要求している。

競技場障害者差別撤廃連帯(以下 京畿障差連)は8月25日午後2時、京畿道庁前で 『京畿道障害者の移動権争奪のための決意大会』を開いた後、水原駅広場まで デモ行進をして障害者移動権保障を要求した。

デモ行進では連行者が続出した。午後4時、水原駅近くの道路で障害者十数人が 車椅子からおりて道路を這ってデモ行進を始め、警察は参加者9人と市民1人を 連行した。午後6時20分には横断幕押収に抗議する大学生1人を連行した。参加 者と市民は現場で解放されたが、大学生は調査を受けた後、夜遅く解放された。

この日の決意大会で、京畿障差連のイ・ヒョンスク常任代表は「移動権保障を 要求して水原駅広場で45日間テントで座り込みをしているが、事実、移動権は 十年前から要求してきた」とし「それでも移動権が保障されず、障害者は教育 も受けられず、社会生活もできず、家に閉じこもって一生を暮らす」と糾弾した。

イ常任代表は「障害者が移動権を保障してくれと泣き叫んでも、キム・ムンス 道知事は『予算がない』と言うだけだ」とし「だがわれわれはもう待てない。 今年は地面を這ってでも生存権と同じ移動権を必ず確保する」と強調した。

全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表は、「江原道のチェ・ ムンスン道知事は、記者会見の後で面談を要請すると、移動権問題を共に解決 しようと言って面談を受け入れたが、キム・ムンス道知事はテント座り込み45 日目になっても会わない」とし「私たちの要求は無理なことではなく、移動権 をどう保障するのかの計画を出して約束してくれということ」と明らかにした。

進歩新党京畿道党のキム・ビョンテ委員長は「京畿道の1年の予算は17兆ウォン だが、移動権保障のための100億ウォン程度の予算が本当にないのか、キム・ム ンス道知事が自ら『福祉終結者』と言うが、果たして障害者を京畿道民と思っ ているのか尋ねざるをえない」と糾弾した。

京畿障差連移動権委員会のイ・ドゴン委員長は決議文で「法を守らなかったの は京畿道であり、障害者はあえてバスに、タクシーに乗るなど夢にも見ないで くれと言ったのも京畿道であることを、われわれ京畿道50万障害者と200万障害 者家族は知っている」とし「われわれは十分に待ったし、十分に耐えた。これ 以上、われわれを家に閉じこめようとするな」と絶叫した。

午後3時に決意大会を終えた参加者は、水原駅に向かってデモ行進を始め、午後 4時に水原駅前の道路に入った。この時、車椅子に乗っていた障害者十数人が 水原駅広場まで這って行こうと車椅子をおりた。

警察はすぐ彼らの前を防ぎ「市民に不便を与えている」という警告放送をして、 強制連行を始めた。これに対して障害者は「許可されたデモ行進コースを 車椅子に乗って行こうが、這って行こうが、何が悪い?」と激しく抗議した。

この過程で京畿障差連のイ・ヒョンスク常任代表など参加者9人が水原駅の前に 待機していた警察護送バスに連行された。また障害者の連行に抗議した市民は 手錠をかけられたまま水原駅近隣のメサン地区隊に連行された。これに参加者 は警察護送バスを取り囲み、連行者を解放しろと要求し、午後4時40分頃から 順に解放された。

午後5時頃にまたデモ行進が始まり、十数人の障害者は道路を這って移動権保障 を要求した。だが6時20分頃、参加者が水原駅前の陸橋の下を通りかかった時、 移動権保障を要求する横断幕を陸橋の上から下ろそうとしたところ、警察が横 断幕を押収しようとし、また小競合になった。

警察は横断幕が『不法デモ用品』として押収しようとしたが、大学生ファン某 氏は「これがなぜ不法デモ用品か? 私有財産だから返せ」としばらく対抗した。 警察はファン某氏が侮辱したという理由で後から首をつかみ、手足を抑えて 連行した。

ファン某氏が「息がつまる。助けてくれ」と訴え続けたが警察は百メートルほど 離れたメサン地区隊までそのまま連行した。ファン氏は水原西部警察署で調査 を受けた後、夜遅く解放された。

この日のデモ行進は、参加者が水原駅前のテント座込場に到着した午後7時に 終わった。

京畿障差連は整理集会で「京畿道に何度も障害者移動権保障の対策を要求した が、『予算がない』というばかりだ」とし「重症障害者が特別交通手段を利用 して、各市郡や京畿道内を自由に移動するためには、京畿道が積極的に動いて 特別な交通手段の運営と導入費を分担しなければならない」と再度要求した。 (記事提携=ビーマイナー)

▲京畿道庁の前で開かれた京畿道障害者移動権争奪のための決意大会

▲決意大会を終えた参加者が水原駅広場に行進している。

▲盾で道を防ぐ警察に抗議

▲警察護送バスを取り囲んで連行者を釈放しろと要求

▲参加者がまた路上を這ってデモ行進を始めた

▲陸橋で移動権保障を要求する横断幕をおろそうとしたところ、警察が駆け付け、横断幕を奪い取った

▲午後8時に整理集会でスケジュールを終えた参加者

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-27 00:38:56 / Last modified on 2011-08-27 00:40:23 Copyright: Default

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