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「障害・貧困層民生3大法案を制定・改定しろ」

活動支援法、基礎法、障害児童福祉支援法の制定・改定要求決意大会

ホン・クォンホ記者 2011.03.03 09:52

▲全国障害者差別撤廃連帯主催で2日午後2時鍾路普信閣前で「障害・貧困層民生3台法案制定・改定争奪全国決意大会」が開かれた。

障害者活動支援法・国民基礎生活保障法改正、障害児童福祉支援法制定の3つの 法の制定・改定を要求する全国決意大会が、全国障害者差別撤廃連帯(以下 全 障連)主催で2日午後2時、約200人が参加して鍾路普信閣の前で開かれた。

この日の決意大会で全障連のパク・ミョンエ共同代表は「障害者が働けないの なら、ほんのわずかでも基礎生活保障制度の給付を受けて生活できるようにす るべきなのに、それも扶養義務者基準により受け取れないなど、国家が家族に 責任を押し付けている」と指摘し「最近は誰もが福祉を語るが、私たちの権利 と私たちが暮す世の中は、私たちが作ったと堂々と言おう」と強調した。

貧困社会連帯のイ・ヘギョン活動家は「基礎生活保障制度が施行されて11年に なる今、政府の統計でも最低生計費以下で暮しながら給付が受けられない死角 地帯にいる人が400万人、このうち扶養義務者基準により死角地帯にいる人は 100万人にのぼる」と指摘し「民生の最優先が絶対的貧困層の問題を解決するこ となのだから、民生を語るなら扶養義務者基準の廃止と最低生計費の現実化の ための、相対的貧困線の導入など、まず基礎法を改正すべきだ」と強調した。

▲全国決意大会参加者らが3大法案制定・改定を要求するシュプレヒコールをあげている。

韓国脳病変障害者人権協会のパク・ホング副会長は「障害者活動支援法は施行 令で1級障害者に申請資格を制限し、最高15%まで自己負担するなど2つの大きな 問題がある」とし「これは政府が口では自立生活を話し、責任は個人、家族、 知人に押し付けるもの」と指摘した。

一緒に行くソウル障害者父母会のチェ・ソギュン会長は「障害児童福祉支援法 は、幼児から満20歳までの障害児童への支援を一つのシステムで受けられるよ うにしようということ」と説明し「だが偉い人々は『福祉が増えると働かな い』、『働かない人にただで与えてはいけない』というようなことを言って、 たくさんお金がかかるという理由でこれを聞き入れない」と糾弾した。

全障連のパク・キョンソク常任共同代表は「現在3大法案は4日に開かれる国会 保健福祉委員会の全体会議に案件として上程された。これができたのは、これ までの私たちの闘争があったから」とし、「障害者活動支援法、障害児童福祉 支援法は、全体会議に続いて法案小委でも議論されるだろうが、基礎法は企画 財政部などの反対で法案小委での議論そのものが難しいと言われている。私た ちの闘争で臨時国会を通過できるようにしよう」と強調した。

▲決意大会最後の順序で記者会見文を朗読している。

決意大会を終えた参加者たちは、宣伝戦と2日間の野宿座り込みのために鍾閣駅 のエレベーターに移動しようとしたが、警察が横断歩道と歩道を塞いで移動を 制限したため、これに抗議する参加者と一時間近く小競合になった。特に警察 は、街頭デモ行進でもなく、個別に歩道に移動することも無条件に阻止し、 参加者の不満を買った。

一方、警察は重症障害者が乗った電動スクーターで警察官1人が傷を負ったとし、 午後4時40分頃に強制連行を試みた。この過程で警察が強制的に電動スクーター から引き下ろし、重症障害者が左の腕と腰などに怪我をして、救急車でソウル ペク病院応急室に運ばれた。

決意大会を終えた参加者らは午後5時頃に鍾閣駅の中に移動し、その後文化祭な どをして、今回の臨時国会で3大法案の制定・改定を要求する2日間の座り込みを 続ける予定だ。(記事提携=ビーマイナー)

▲歩道をふさぐ警察に全国決意大会の参加者が道を開けろと要求している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-04 04:07:24 / Last modified on 2011-03-04 04:07:36 Copyright: Default

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