韓国:財閥大企業、労災隠しで健康保険の財源を盗む | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
財閥大企業、労災隠しで健康保険の財源を盗む現代重工業周辺の病院106件を摘発...民主労総が健保公益監査を請求
キム・ヨンウク記者 2013.07.05 15:28
現代重工業など財閥大企業の継続的な労災隠しが健康保険の財源を奪っており、問題が深刻だという問題が提起されている。 実際、金属労組現代重工業社内下請支会が3月12日から22日まで、現代重工業が ある蔚山東区地域10か所の整形外科の訪問調査と現場情報提供を通じ、約106件 の労災隠しの疑いを摘発した。 民主労総は、摘発された106件のうち40件は、労働部に集団陳情を提出する予定 で、66件に対しては国民健康保険公団に追加の調査を依頼している。 民主党の殷秀美(ウン・スミ)、張(チャン)ハナ議員と民主労総、現代重工業 社内下請支会、労働安全団体は7月5日午前、国会記者会見場で記者会見を行い、 現代重工業の労災隠しの事例を明らかにして深刻性を指摘した。 民主労総のチェ・ミョンソン労働安全局長は「現代重工業は、99年にも労災隠 しが摘発され、安全経営大賞の受賞が取り消されたことがある。2004年には、 労災隠しに関する国政監査で証人に出席をしたことがある」とし「最近2010年 から2012年まで、絶えず労災隠しの告発があったが、現場改善や労働部の対策 は全くない」と指摘した。 チェ・ミョンソン局長は「2007年の労働部の研究報告書では、健康保険治療者 のうち労災の事例は108万件と確認され、健康保険公団も2007〜2009年の健康保険 で治療された労災9万3000件を摘発し、180億を返還措置した」として「2012年の 国会予算処研究委託によれば、労災保険未申告による健康保険財政損失の規模は 2014年から2018年まで、最大2兆8693億に達すると推定される」と財閥大企業の 健康保険財政を盗んでいる現況を伝えた。 ハ・チャンミン現代重工業社内下請労組支会長は「現代重工業の労働者たちは 怪我をしても労災を申請すれば解雇されるという公式が存在する」とし「労災 が起きて救急車で運ぶと記録が残るので、労災を隠すためにトラックやバイク を利用して患者を搬送している」と実態を伝えた。 ハ・チャンミン支会長によれば、蔚山東区管内にある病院の態度は現代重工業 と病院の癒着関係を示すという。ハ支会長は「管理者と怪我をした下請労働者 が一緒に病院にくれば、下請労働者が治療を受けている間に管理者が(病院側に) 『家で怪我をした。道で倒れた』と言う」とし「作業服を着て安全靴を履いて 病院にきても、病院はそう処理する。後で労災を申請しようとしても初診の資料 にそんな内容があると、労災を申請するのが難しい状況に置かれる」と実態を 告発した。 彼は「現場では、労災の後遺症などで復職しても働けないという理由で(管理者が) イジメをすることもある」とし「2012年には下請労働者3人が原因不明の状況で 亡くなり、今年も正規職3人が事故で亡くなった」と伝えた。 これ以外にも、記者会見で明らかにした現代重工業事業主と東区管内の病院の 労災隠し癒着行為には、△家で個人的に怪我をしたという虚偽事実の記載を強要、 △事故で治療を受けている期間中にも出勤したと虚偽操作、△災害率管理のために 事故発生から数か月経って労災申請、△正規職労災処理をすると3年間人事考課で 最低等級、延長統制、△3回以上労災が発生した下請け業者のアウト制度-労災隠し 記載作動などだ。 殷秀美議員は、こうした財閥大企業の態度について「大韓民国は、いつからか 労災共和国、隠蔽共和国、死の共和国になった」とし「労災と労災による死を 隠す悪循環の尻尾を切らなければならない」と強調した。 彼らは記者会見文で「労災隠しによる労働者健康権の悪化と国民健康保険財政 の浪費に対する雇用労働部と国民健康保険公団に対する公益監査を請求する」 として「現代重工業などの労災処理の過程で、会社が積極的に労災隠しに介入 しているだけでなく、病院もまた労災隠しに積極的に協力していることが確認 された」と明らかにした。 彼らは「事業主と病院は、指定病院という名の下で密着し、労災労働者を健康 保険の患者に変身させていた」とし「こうした癒着は蔚山東区地域下請労働者 の労災事故のうち、労災保険処理がたった5.7%に過ぎない決定的な要因に なっている」と指摘した。 彼らは今後、労災隠しの事例に対する追加暴露、健康保険財政の安定化に対する 立場発表、監査院の監査結果に対する対応活動などを予告した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-07-07 08:13:45 / Last modified on 2013-07-07 08:13:46 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |