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「広範囲な外注化の免罪符でしかない」

公共部門非正規対策、KTXセマウル号乗務員は除外

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年06月27日15時50分

鉄道公社無期契約転換1392人、だがKTX、セマウル乗務員は除外

26日、政府が発表した公共部門非正規対策から、KTXとセマウル号乗務員問題 が除外されるなど、実効性の問題に対する労働界の反発が続いている。

KTX乗務員たちは500日近く外注化に反対して鉄道公社と戦っており、セマウル 乗務員も闘争を始めて200日になろうとしている。彼女たちの事例は公共部門 非正規職問題の代表的が事例に選ばれてきた。李相洙(イ・サンス)労働部長官 は、何度もKTX乗務員問題に言及して直接雇用の可能性を表明してきたが、こ れも効果がなかった。韓国鉄道公社は無期契約転換対象者として1392人を提出 したが、これは公共機関中最大だ。しかしここに乗務員たちは含まれない。

▲KTX、セマウル号乗務員は懐かしい職場に戻るための闘争を続けている。/チャムセサン資料写真

李相洙長官は3月にあるラジオ番組のインタビューで、KTX乗務員問題について 「不法派遣ではないとはいえ、請負に出すのは適していない」とし、「KTX乗 務員が雇用された時は(直接雇用は)公務員として雇用されたので、少し負担が あったが今は公共機関なので(負担が少ない)」と話し、公共部門非正規対策が 発表されるまでに解決方案を提示すると語った。しかし今回の対策でもこれは 現実にならなかった。理由は建設交通部の強力な反発だという。

公共運輸連盟、「政府、外注化問題を解決する意志がない」

結局、今回の政府の対策は、無原則な無期契約転換と外注化改善方案で、むし ろKTX、セマウル号乗務員のような事例をさらに多く発生させるものと見られる。

これに対して公共運輸連盟は27日に記者会見を開き、「政府自ら『固有業務と 明らかにしている69業務の1万人も、直接雇用に転換しなかった」とし「政府 の外注化改善法案は、広範囲な外注化に免罪符を与えただけの形」と指摘し、 「KTX、セマウル乗務員に関しても各政府部処の反発を理由に対策から除外し たのは、政府には外注化問題を解決する意志が全くないことを明確に証明する」 と語った。

続いて公共運輸連盟は「現在、期間制労働者が担当するほとんどの業務が常時 持続業務だ」として「常時的、持続的な業務はそれだけの正規職人員が必要だ が、その業務の雇用契約を繰り返し、非正規職として使ったり非正規職を1年 未満の契約にして交替で使ってきた慣行を変えないまま、2年以上の者だけを 無期契約に転換するのは相変らず非正規職を活用し、常時的・持続的な業務を 維持するという政府の政策が変わっていないことを示す」と政府の対策を批判 した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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