本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:鉄道公社、機動隊を動員してKTX乗務員を強制鎮圧
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1143470361376St...
Status: published
View


鉄道公社、機動隊を動員してKTX乗務員を強制鎮圧

「李哲社長面談要求」に 暴力的解散で30余人負傷

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net

KTX乗務員140余人が午前8時40分頃、李哲鉄道公社社長面談を要求して旧鉄道庁社を訪問した。

駐車場で待機する組合員の後に警察が接近する。

鉄道公社が機動隊を動員して、KTX乗務員を強制鎮圧した。

27日午前8時30分、李哲韓国鉄道公社社長と金ウンKTX観光レジャー代表理事を はじめとする公社と15の子会社の社長団会議が予定されているというしらせを 聞いたKTX乗務員140余人は、8時40分頃からソウル駅にある旧鉄道庁社屋ロビー でKTX観光レジャーの委託撤回、乗務員新規採用中断、李哲社長面談を要求し、 座り込みに入った。

彼ら社長団会議は午前10時頃に終わったと伝えられたが、KTX乗務員が1階ロビー で待機しているという知らせを受けた李哲鉄道公社社長は姿を表わさなかった。 KTX乗務員は、李哲社長と面談するために、正門ロビーとエレベーター入口、 左右階段などに分れて待った。

12時頃に警察兵力が続々と次へ到着し、午後1時から強制鎮圧が始まった。駐 車場とつながっているロビー左側の階段から進入した警察は、階段で待機して いたKTX乗務員20数人をロビーに押し出し、正門ロビーを阻止していた組合員 も機動隊により建物の外に引きずり出された。

午後1時頃警察が廊下階段から進入を試みて、これを防ぐ組合員

玄関ロビーでKTX乗務員がスクラムを組んで警察を防いでいる。

盾で乗務員たちを打ちながら、ロビーに入る警察兵力

ウサギ狩式鎮圧でガラスドアに挟まった乗務員が苦しそうな表情をしている。

警察は30分ほどで建物内の組合員をすべて外で追い出し、知らせを聞いて駆け 付けた鉄道労組組合員と全解闘所属の労働者、労働社会団体の活動家と駐車場 で散発的な衝突を起こした。

女性組合員を武装機動隊で鎮圧

一方、警察がKTX乗務員を強制解散させる過程で無差別に暴力をふるい、問題 が拡大するものと見られる。全員が女性のKTX乗務員は武装した機動隊の鎮圧 に対応するすべもなかった。婦人警官が20数人が配置されたが、これらの婦人 警官は機動隊が解散させた乗務員を外に引き渡すだけの役で、外から見ると まるでKTX乗務員が婦人警官により解散したように見せるものだった。

倒れた乗務員を他の組合員が助けている。

警察は鎮圧を試みて30余分で組合員を門の外に押し出した。

応急救助隊により病院に送られる組合員/ヨンオ記者

失神した組合員を助けて救急車を待っている/ヨンオ記者

旧鉄道庁社のロビー入口は全面がガラスだが、機動隊らは盾を打ち下ろして威 圧的な雰囲気をつくり、頑として組合員を押し退けてロビーに進入した。多く の組合員が悲鳴をあげて涙を流したが、警察は倒れた組合員を踏みつけ、盾で 殴り、腕を捻って、強制的に引き出した。

そのうえ警察は乗務員を鎮圧するにあたり、ひどい悪口を言って、激しく抗議 された。強制解散の過程でショックと脱力により失神した組合員、踏まれたり 盾で殴られて負傷した組合員30人ほどが救急車で病院に運ばれた。

KTX乗務員らは涙を流して「李哲社長と一度話をしたいという乗務員をこうま でして踏みにじるのか」と叫んだ。李哲鉄道公社社長は警察鎮圧で修羅場になっ たすきをみて、午後2時頃に別の車で建物から出たと確認された。

乗務員たちは、午後2時30分頃に座り込み場所の鉄道公社ソウル地域本部に帰 り、連行者の有無と負傷者の状態を点検するなど、今後の対策議論に入った。

涙を流すKTX乗務員/ヨンオ記者

失神した組合員を助けて涙を流す乗務員

警察の暴力的解散に抗議する乗務員

警察の暴力的解散に抗議する乗務員/ヨンオ記者

2006年03月27日14時38分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-03-27 23:39:21 / Last modified on 2006-05-20 05:08:22 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について