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KTX乗務員はまだストライキ中

83%の賛成でストライキ持続決定、 釜山支部約120人が楊平拠点に合流

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net

全国鉄道労働組合は4日の午後2時にストライキを撤回したが、KTXの乗務員は ストライキを続けることに決め、注目が集まっている。

今月2日から4日間、楊平のVIPレジャータウンで籠城をしているソウルKTX列車 乗務支部は、鉄道労組がストライキを撤回した4日、ストライキの継続につい て支部次元での賛否投票を実施し、83%という高い賛成率でストライキを続け ることに決めた。4日の夜には鉄道労組釜山地方本部釜山KTX列車乗務支部組合 員約120人が合流し、現在は約380人の組合員が拠点でストライキを続けている。

これにより、二つの支部はストライキ5日目の5日午後2時に拠点としたVIP レジャータウンの前庭でソウル・釜山KTX乗務員合同決意大会を開き、 ストライキの継続を宣言した。

3月5日、楊平の宿舎の広場で決意大会を開いたKTX支部

一方、使用側の鉄道流通(旧弘益会)は3日午後、ソウルKTX乗務支部の幹部6人 に職位解除を通知する携帯メールを送ったのに続き、4日にはさらに3人に職位 解除を通知してきた。しかも組合員に電話をかけ、「支部長が復帰命令を下し た」というニセの情報を流し、ひんしゅくを買った。

両KTX支部は鉄道公社の直接雇用を主張しており、段階的な正規職化を摸索で きれば契約職も受け入れるという立場だ。しかし使用側は相変らず委託会社 (KTX観光レジャー)雇用という立場を固守しており、KTX支部のストライキは当 分続く展望だ。

労働社会団体、KTXストライキ支援活動に乗り出す

一方KTX乗務員のストライキを支持する労働社会団体の動きも注目される。民 主化のための教授協議会、民主労働党女性委員会、全国非正規労組連帯会議、 公共部門活動家連帯、全国不安定労働撤廃連帯など約60の労働社会団体が5日 に発表した声明で「鉄道公社の鉄道労組弾圧中断」と「KTX乗務員委託撤回」 を主張した。

これらの団体は「国民の足を守り、鉄道の商業化に反対して鉄道の公共性を守 ろうとした正当な闘争」に「政府と鉄道公社が対話を拒否して警察兵力を投入 し、強制的に連行するなど労使関係をさらに悪化させていると指摘し、「事態 を極端に追い込んでいる政府と鉄道公社を糾弾するとともに、至急、弾圧を中 断して対話しろ」と要求した。

声明では、鉄道公社がストライキに賛同した非正規職組合員に契約解除という 解雇方針を明らかにしており、鉄道非正規職労働者の大量解雇事態の発生が 憂慮される状況だという。彼らは「公共部門が先頭に立って非正規労働者を 弾圧している」として「解雇方針の撤回」を要求した。

またKTX乗務員のストライキを支持する立場を明らかにして「この闘争に再び 警察を投入し、暴力的な鎮圧を敢行すれば、労働社会団体をはじめとする全国 民的な抵抗に直面するだろう」と警告した。これらの団体はKTX支部のストラ イキを支援するために「公共部門外注化反対、KTX乗務員正規職化争奪闘争支 援対策委員会」の結成を準備しており、KTX支部ストライキに対する本格的な 連帯活動が行われものると予想される。

鉄道弾圧糾弾/KTX乗務支部ストライキ闘争支持社会団体声明

鉄道労働者弾圧中断!!
鉄道非正規労働者契約解約撤回!!
外注化中断!!KTX乗務員委託撤回正規職化!!

公社は鉄道弾圧中断、KTX乗務員委託を撤回して対話に出ろ!!

鉄道労働者がストライキを撤回して現場に復帰した。
鉄道労働者の闘争は国民の足を守るための闘争であり、鉄道の商業化に反対し て鉄道の公共性を守るための正当な闘争だった。 ひたすら利潤という尺度だけで鉄道経営を考える政府と鉄道公社は、 構造調整と外注化による非正規職拡大により、鉄道の借金を労働者に転嫁させ ようとしてきた。
これに対して鉄道労働者は『商業化中断、公共性争奪、構造調整阻止、非正規 差別撤廃、解雇者復職』をなどを要求でストライキに突入したのである。 しかし政府と鉄道公社は鉄道労働者たちとの対話を拒否して強硬方針で警察兵 力を投入し、強制的に連行するなどの不法弾圧を行い、労使関係をさらに悪化 させている。 われわれは、政府と鉄道公社が鉄道労働者の正当な要求を無視して無慈悲な弾 圧で一貫しており、事態を極端に追い込んでいることを糾弾し、至急に弾圧を 打ち切り対話に出ることを要求する。

正規職-非正規職が連帯した闘争に非正規職への『契約解約』方針を即刻撤回せよ!!

今回の闘争で鉄道は正規職-非正規職が共にストライキ闘争を展開した。現在、 鉄道の現場には約3千人の直接雇用労働者と約2万人の間接雇用労働者が存在す る。これら多くの非正規労働者は差別に苦しみつつ、まともに声をあげること もできず、静かに生きてきた。2006年、鉄道労働者のストライキは、正規職と 共にこうした非正規労働者の怒りと抵抗の噴出である。しかし政府と鉄道公社 はストライキに賛同した非正規職組合員に『契約解除』という解雇方針を明ら かにしている。非正規差別を是正し、処遇を改善しろという要求を無慈悲に弾 圧するだけだ。非正規労働者の『涙を拭う』と言った盧武鉉政府が、涙を拭う どころか労働基本権も認めずに『解雇』脅迫をしているのである。盧武鉉政府 は、まるで政府が『非正規職問題解決』に積極的であるかのように振る舞って いるが、すぐ適用できる公共部門においてさえ、その真正性を見つけることは 難かしい。むしろ公共部門非正規労働者の弾圧の先頭に立っているのが実情だ。 政府と鉄道公社は非正規労働者の『解雇方針』を即刻撤回しなければならない。 さもなくば非正規労働者を差別と弾圧に追い込んだ政権が、その代価を耳を揃 えて払わなければならない。

KTX乗務員の委託方針を撤回して即刻対話に出ろ!!

鉄道労働組合がストライキを撤回した今の時点でも、ストライキの持続を宣言 した鉄道労働者がいる。それはまさにKTXの乗務員だ。KTX乗務員はすでにスト ライキ突入前から公社から『乗務停止』を受けている状態だ。その理由は、正 規職労働者と同じように私服闘争をしたことだった。このような労働基本権を 無視した処置は、長い間耐えてきたKTX乗務員の怒りを一度に爆発させた。KTX 乗務員は、この数ケ月間の賃金不払い、人権蹂躙、2人乗務による労働強度の 強化、選別再雇用の威嚇に反対して闘争を展開してきた。鉄道公社は委託会社 である鉄道流通の乗務運用能力がないことを認めた。ところがそれに対して外 注化を撤回するのではなく、不良、売却・清算対象と監査院が判定したKTX観 光レジャーという企業に再委託するという立場を提出している。そしてKTX乗 務員の要求を握りつぶしたまま『新規採用』を公告するなど、非常識な態度で 一貫している。

KTX乗務員の委託撤回、直接雇用-正規職化要求はあまりにも正当な要求であり、 少しでも非正規職問題を解決する意志があるのなら、公社経営陣の要求に応じ なければならない。至急に対話の場に出るべきだ。
われわれはKTX乗務員 のストライキを支持し、鉄道公社が即刻対話に出ることを要求する。この闘争 に再び警察を投じ、暴力的鎮圧が行なわれれば、労働社会団体をはじめとする 全国民的な抵抗に直面するだろう。われわれは各界各層の意見を集約し、鉄道 公社の非正規職に対する差別と弾圧を糾弾する行動を集めるだろう。

2006年3月6日

民教協、民主主義法学研究会、労働人権実現のための労務士集い、民教協、チュ ン建協、利潤より人間を、民主労働者連帯、民主労働党ソウル市党、民主労働 党女性委員会、非正規センター、労働者の力、社会進歩連帯、全国不安定労働 撤廃連帯、全国非正規労組連帯会議、公共部門非正規連帯会議、公共部門活動 家連帯(準)、全解闘、韓国労働理論政策研究所、労働組合企業経営研究所、韓 国労働安全保健研究所、人権団体連席会議(コチャン平和人権芸術祭委員会/ 拘束労働者後援会/光州人権運動センター/軍警疑問死真相究明と暴力根絶のた めの家族協議会/タサン人権センター/対抗地球化行動/同性愛者人権連帯/民主 化実践家族運動協議会/民族民主烈士犠牲者追慕(記念)団体連帯会議/民主社会 のための弁護士の会/民主主義法学研究会/釜山人権センター/仏教人権委員会/ 貧困と差別に抵抗する人権運動連帯/社会進歩連帯/新しい社会連帯/アジア平 和人権連帯/安山労働人権センター/エイズ人権の会ナヌリ+/外国人移住労働者 対策協議会/蔚山人権運動連帯/円仏教人権委員会/移住労働者人権連帯/人権と 平和のための国際民主連帯/人権運動サランバン/障害者権益問題研究所/障害 者移動権争奪のための連帯会議/全国不安定労働撤廃連帯/全北平和と人権連帯 /戦争ない世の中/進歩ネットワークセンター/天主教人権委員会/平和人権連帯 /韓国DPI(韓国障害者連盟)/韓国性的少数者文化人権センター) (以上順不同)

2006年03月05日22時20分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-03-06 21:42:44 / Last modified on 2006-05-20 05:07:18 Copyright: Default

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