韓国:香港の小さな嵐が始まる | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
香港の小さな嵐が始まる[イーランド香港通信](4)イーランド5月16日に香港証券市場公式上場
オ・ドヨプ(作家)/ 2008年05月03日15時01分
全身が重い。窓の外は雨が降っている。 香港のマスコミにイーランドの香港証券市場上場日程が出てきた。今日(5月 2日)から7日まで一般公募を行い、16日に公式上場をする予定という。記事を見 た遠征闘争団は緊張する。『どんなことがあっても証券市場上場を防ぐ』と言っ たが『どう防げばいいのか』という所で躊躇するほかはない。気持がせわしく なる。国内で固唾を飲んで遠征闘争団活動を待つ組合員の顔がちらつくという ニューコアのキム・ソグォン組合員は唇をじっとかむ。 香港労総の幹部たちと遠征闘争団の日程を議論した。一般公募開始に合わせて、 今日の午後4時に緊急記者会見を開いた。 香港で最大の影響力があるというアップルデイリーには、昨日のメーデー集会 で演説したキム・ソグォン氏の写真と共に記事が載った。香港労総には記者か らの問い合わせ電話が続いているという。 香港労総の事務室には以前のWTO農民集会の時に1面全体を飾った新聞をビニー ルでおおい、壁に貼ってあった。ある常勤者の机のそばにはWTO遠征闘争団から 来た公共連盟幹部との写真を掲げていた。 突然の記者会見で、午後の宣伝作業は後回しにするほかはなかった。記者会見 文を作成し、記者に渡す資料を作るために、キム・ソグォン組合員と社会進歩 連帯のハン・ジウォン氏が忙しくなった。サービス連盟のパク・ドンシク対協 局長は、香港労総のスタッフと共に記者会見場に宣伝物を設置する。 合間合間に日刊紙と週刊誌の記者からインタビュー要請の電話がくる。 香港労総の幹部たちは遠征闘争団が持ってきたイーランド労働者闘争映像を見 た。民衆言論チャムセサンが製作したもので、英語字幕が付いた映像だ。労働 者たちを連行する場面では、まるで自分が引きずられて行く感じがするのか、 香港労総の幹部たちは大声を出して怒る。 午後4時、記者会見場に記者が集まってきた。アップルデイリーなど、香港の有 力日刊紙の記者が参加した。遠征闘争団への関心の程度が分かる。キム・ソグォ ン組合員が記者会見文を読み、記者からの質問が続いた。記者たちは、イーラ ンドの労働者がストライキをした理由と、香港遠征闘争にくることになった背 景、そしてイーランドグループの香港証券市場上場の問題とイーランドグルー プの財政状態を長々90分間質問をした。 また、どんな方式で上場を阻止するのかにも関心を見せた。暴力的な方法を使 うのかという質問もあった。ハン・ジウォン氏は記者に「どうすれば良いでしょ うか?」といいながら記者に問い直す余裕を見せた。 キム・ソグォン組合員はこの300日のイーランド闘争の進行過程と香港証券市場 上場を阻止する意味をはっきりと語った。社会進歩連帯のハン・ジウォン氏は イーランドグループが韓国で見せた不道徳性と救社隊の暴力などを写真資料を 見せて説明した。 キム・ソグォン組合員は英語で回答するのでしばしば閉口することもあったが、 紙に漢字を書いたりしながら、記者の質問に誠実に回答をした。 記者会見を終えると、ある日刊紙記者は遠征闘争団に近寄ってきて「必ず勝っ てくれ」と話しかけた。また国際金融都市、香港でIFC(国際金融センター)を相 手にした闘争は、イーランド労働者が初めてだと高い関心を見せた。 遠征闘争団は、『イーランドファッション・チャイナホールディングス』が香 港証券市場上場のために作ったパンフレットを破って記者会見を終えた。 記者会見には、香港労総のタン総幹事も共に席をした。香港労総はイーランド 労働者の遠征闘争を積極的に支持して連帯するという意をメーデー集会で明ら かにした。記者会見が終わった後も香港労総は今後の日程に連帯するための会 議を開いた。 会議は夕刻を過ぎても続いた。香港労総総幹事をはじめとする全幹部が会議に 参加した。 遠征闘争団本隊は5月3日、香港に入国する予定だ。先発隊は香港現地踏査と座 り込み準備物製作、市民宣伝戦を進めている。本隊が入国する3日の夕方には、 香港労総をはじめとする香港のNGO団体との懇談会を持つ予定だ。 たとえ三人だけの遠征闘争団でも、彼らの足取りはすでに香港で小さな嵐を起 こし始めた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-05-05 19:29:37 / Last modified on 2008-05-05 19:29:38 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |