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サムスン電子サービス労組役員が自殺…「勝利する日に火葬してくれ」

労組弾圧に苦しむ..「組合員が苦しむ姿を見ていられず、私を捧げる」

ユン・ジヨン記者 2014.05.18 03:47

労組弾圧に苦しんできたサムスン電子サービス労働者がまた自ら命を絶つ事件が発生した。 労組側は労組弾圧によるくやしい死とし、今後、闘争に突入する意向を明らかにした。

5月17日午後1時30分頃、サムスン電子サービス支会梁山センター分会のヨム某(34)分会長が、 江原道江陵市江東面の海岸道路近くに停めたアバンテ乗用車から遺体で発見された。 発見当時、車の中にはヨム分会長が直接作成したと見られる遺書が残っていた。

[出処:サムスン電子サービス支会]

ヨム分会長は「サムスンサービス支会の皆さんに」という自筆の遺書で 「私は今、チョンドンジンにいます。ここを選んだ理由は、私たちの支会が光を失うことなく、 明日も昇る太陽のようにこの戦い必ず勝利するだろうと考えたから」とし 「何もできない私が皆さんの横にいたことだけでも喜びでした」と明らかにした。

続いて「これ以上、誰の犠牲も痛みも見ていられず、 組合員たちが苦しむ姿も見ていられないので、私を捧げます。 私も一つになって支会の勝利を祈ります」とし 「私の遺体が見つかれば、支会が勝利するまで安置してください。 支会が勝利するその日に火葬して、ここに撒いてください」と頼んだ。

また彼は「00組合員のお父さんがまだ病院にいらっしゃいます。 医療費がどんどんかかっています。 交渉が完了すれば必ず医療費の用意をお願いします」とし 「いつも皆さんのそばにいます。勝利のその日まで闘争!」と最後のメッセージを残した。

サムスン電子サービス支会の関係者は 「使用者側の労組弾圧でヨム分会長は苦しんでいた。 仕事がなく、生活にも苦しんでいた」とし 「労組では中央争対委会議で、今後の闘争計画を議論する予定」と明らかにした。 また支会は「サムスンの労組弾圧がまた一人の労働者を殺した」とし 「サムスン電子サービス全組合員は、故人の死に哀悼を表わし、 故人の意向と明るい微笑を忘れることなく最後まで闘争する」と強調した。

故人になったヨム分会長は1979年生れで、2010年6月にサムスン電子サービス梁山センターに入社した。 訪問修理技師として働いてきた彼は、1件単位の手数料制、深刻な感情労働などに我慢できず、2012年10月に一度退社した。 だが2013年2月、使用者側の要請で再入社し、同年7月に金属労組サムスン電子サービス支会に加入した。 昨年8月から梁山センター分会の分会長として活動してきた。

故ヨム分会長は5月9日から、 △賃金団体協議争奪、△生活賃金争奪、△労組弾圧中断を要求して、無期限ストライキに突入していた。 5月12日から14日まで、ソウル市瑞草洞のサムスン電子本館前で上京闘争を行った。 だが翌15日未明、突然行方がわからなくなり、同僚が申告をしていた。

[出処:チャムセサン資料写真]

なおサムスン電子サービスでは、昨年9月27日、 漆谷センター所属サービスマンの故イム・ヒョヌ(36)組合員が過大な業務と実績圧迫のストレスなどに苦しみ、脳出血で死亡した。

約一か月後の昨年10月31日には天安センターサービスマンの故チェ・ジョンボム(33)組合員が自ら命を絶った。 彼は死の前に協力社の社長に激しい悪態と暴言を受け、 使用者側の労組弾圧などによるストレスに苦しんできた。 チェ・ジョンボム烈士は死ぬ直前に 「これまでサムスンサービスに通い、とても苦しかった。 腹がへって暮らせず、皆とても荷が重くて、横で見ているのもつらかった」とし 「全泰壹様のようにできなくても、私は選択した。 ぜひ役に立つように願う」という最後のメッセージを残した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-18 19:44:17 / Last modified on 2014-05-18 19:44:18 Copyright: Default

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