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パノルリムが立場を発表「仲裁機構の構成は残念、交渉再開を」

「サムスン電子の『労災労働者』認定と謝罪は歓迎、直接交渉を始めろ」

ユン・ジヨン記者 2014.05.14 16:53

半導体労働者の健康と権利を守る会パノルリム(パノルリム)が、 サムスン電子のサムスン白血病および職業病被害関連の立場発表についての 公式な立場を発表した。

パノルリムは、サムスン側の公式謝罪は歓迎すると明らかにしたが、 「第3の仲裁機構を通じた補償案」に関しては遺憾の立場を表明した。 また、パノルリムはサムスンに対し、仲裁機構ではなくパノルリムとの交渉を早く再開し、 問題解決に動くべきだという点を強調した。

パノルリムは5月14日午後4時20分頃、 「5月14日のサムスンの立場発表に対するパノルリムの立場」を発表し、 サムスンの早急な交渉の再開と、パノルリムを交渉の主体と認めることを要求した。

パノルリムはまずサムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)代表理事が、 サムスン電子で「労災が疑われる疾患で闘病または死亡した」労働者の存在を認めた点と、 彼らの困難への対応が疎かだった点を謝罪したことには「歓迎する」という立場を明らかにした。

これとあわせてサムスンが職業病被害者らの労災認定訴訟で補助参加人として介入してきたことを撤回すると明らかにしたことと、 補償および再発防止対策などを樹立すると表明した点も歓迎するという立場だ。

ただし「第3の仲裁機構」を通じて補償問題を議論するという提案には、 相変らず不可の立場を明らかにした。

パノルリムは「第3の仲裁機構は、パノルリムの意見ではないことを4月14日と17日の二回にわたり、公式に明らかにした」とし 「それでもサムスンは、パノルリムが仲裁機構を提案したかのように主張するのは残念」と説明した。

合わせてパノルリムは、今回の公式立場発表を契機にサムスンが真摯な問題解決に動くべきだと強調した。 パノルリムはそのために、 △5か月間中断しているパノルリムとサムスンの交渉を早いうちに再開すること、 △パノルリムを交渉の主体とはっきりと認め、われわれの要求案に誠実に答えることの 2種類をサムスン側に提案した。

これに先立ち、サムスン電子は昨年12月18日の1次本交渉を最後に、被害当事者およびパノルリムとの交渉に出てこずにいる。 サムスン側がパノルリムを交渉当事者と認めないために交渉は膠着状態におちいり、 パノルリムは繰り返しサムスンの誠実交渉を要求している。

被害者の補償に関し、パノルリムは本交渉一日前の12月17日にサムスンに要求を伝えたが、 会社側からはまだ何の回答もない。

現在、パノルリムが提示している要求は、 △サムスン電子の公開謝罪、 △被害労働者と家族、活動家への告訴告発の取り下げ、 △化学物質と放射線情報の透明な公開および労災申請労働者に無条件に提供、 △独立した研究陣による各事業場の化学物質、安全保健管理現況の総合診断の実施および結果の公開、 △労働者と地域住民、環境、保健、安全分野の専門家で構成された(仮称)化学物質安全保健委員会の設置、 △毎年、各事業場での安全保健管理と研究、退職者ガン支援制度の運営に関する独立した外部監査の実施および結果の公開、 △労働組合の設立保障、 △交渉終了後6か月以内に具体的な履行計画を樹立し、その後3年間、実行の点検を保障、 △労災補償申請労働者への補償、 △現行の「退職者ガン支援制度」の改善、 △合意後に共同記者会見による内容の公開の11項目だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-15 11:34:32 / Last modified on 2014-05-15 11:34:33 Copyright: Default

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