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「サムスンは二酸化炭素漏出死亡事件の真相を公開しろ」

労働保健団体と人権団体が真相究明を要求

キム・ジョンヒ記者 2014.04.01 11:22

サムスン電子(株)水原事業場での二酸化炭素漏出で協力業者労働者が死亡した事件について、労働保健団体と人権団体が真相究明を要求している。 パノルリムとサムスン労働人権守備隊、サムスン正す運動本部、民主社会のための弁護士の会労働委員会、労働戦線、張(チャン)ハナ国会議員は3月31日に共同声明を発表した。

3月27日午前5時9分頃、サムスン電子の水原事業場 生産技術研究所 地下空調室付属の変電室で、消防設備の誤作動で二酸化炭素2350リットルが噴出し、 夜間に空調室で働いていた協力業者の労働者が窒息死した。

事故当日、サムスン電子は迅速に立場をマスコミに発表して 「不意の事故で生命を失った故人の冥福を祈り、大きな悲しみを味わっている遺族にあらゆる支援を惜しまない」と約束したが、 サムスン電子は故人の出棺予定日だった3月29日まで、責任ある約束をしていないことが知らされた。 そのため遺族は葬儀を延期して現場のCCTV記録と事業場内の消防隊(3119)の出動記録を見せろと要求し、事故現場で座り込みを行った。 死亡5日目の3月31日になって遺族がサムスン電子側と合意した。

パノルリムとサムスン労働人権守備隊などは 「今回の事件でサムスン電子が遺族との合意とは無関係に事故の経緯を透明に明らかにすることが、同じような事故の再発を防ぐために必ず必要な最低限の措置」とし 「言論に対する態度と、実際に遺族に対する態度も違っていた。 このようなサムスンの態度は先のフッ酸死亡事故の時とあまり違わなかった」と批判した。

彼らは「二酸化炭素(CO2)の消火設備は消防施設の設置義務者であるサムスン電子が正常に稼動するように維持管理する責任があるが、 サムスン電子の主張と労働部の発表のように実際に二酸化炭素消防設備の誤作動が原因だとすれば、この死の一次的な責任はサムスン電子にある」とし 「実際に誤動作したのかどうかと、具体的な事故原因についての徹底した糾明が必要だ」と主張した。

また△警報機が鳴らず、労働者を待避させなかった点 △事故現場中にCCTVがないとしてCCTV公開の要求を全面的に拒否した点 △事件発生後に故人が遺体で発見されるまでの1時間に何があったのか △変電室に近い空調室空間に常駐して働く労働者に最低限の安全教育を受けさせたかどうかについての疑惑を提起した。

彼らは「サムスン電子は疑惑に関する客観的な資料を公開」し、 「労働部と警察は迅速かつ徹底的に現場を調査して、関連資料を一つ一つ確保して、真相を糾明して法違反事実が発見されれば即座にサムスン電子に対して司法措置しろ」と要求した。

付記
キム・ジョンヒ記者はニュースセル記者のです。この記事はニュースセルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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