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「もうひとつの約束」、前売り1位なのに上映館が不足...配給社が外圧説を提起

大規模なサムスン半導体団地がある地域はまったく封切り館なし

ペク・イルジャ記者 2014.02.04 19:15

サムスン半導体白血病被害者の故ファン・ユミ氏の実話を映画化した「もうひとつの約束」が、高い前売り率にもかかわらず、劇場が上映を忌避して困難に陥っている。一部のマルチプレックス劇場で封切り館数が少ないことについて「もうひとつの約束」の配給社側は「外圧説」を提起している。

映画「もうひとつの約束」(監督キム・テユン製作もうひとつの家族製作委員会、エイトボール・ピクチャーズ)は2月6日の封切りを前に、映画振興委員会の統合コンピュータ・ネットワークの数字によれば2月4日午後4時のリアルタイム前売り率順位3位を記録している。 「もうひとつの約束」は興行を推し量る各種の指標では、6日の封切り予定作のうち1位だ。

しかし一部のマルチプレックス劇場がこうした観覧客需要を無視して上映館を低調に配分しており、疑問を受けている。 「もうひとつの約束」配給社のOALによれば、「もうひとつの約束」が確保した上映館数は55館に過ぎない。

同日封切られる洋画「フランケンシュタイン:不滅の英雄」が172の劇場で上映され、「怪しい彼女」、「血沸く青春」などの韓国映画上映作が300前後の上映館を予定していることに較べると、非常に低い数値だ。

その上、11の劇場で上映を予告したロッテシネマ側は、全国で7つの劇場で封切るようにスクリーン数を調整し、メガボックスは水原と平沢などの地域では上映を予告していたが4日に突然上映を取り消した。

「もうひとつの約束」配給社のOAL側は、2月4日午後、報道資料を通じ 「大企業体のマルチプレックスではない個人劇場が全国で約20の劇場を配分したことを考えると、常識的に理解できない状況で、外圧説が説得力を持つポイントだ」と外圧説を提起した。

OAL側は「もうひとつの約束」が封切作の中で前売り率1位を記録したことに言及して 「さらに(上映決定7劇場)大田広域市、光州広域市、蔚山広域市を含み、全州、水原、安養、富川、盆唐、天安、江原道全地域および済州全地域もすべてなく、衝撃を与えている」と説明した。 サムスンの大規模半導体団地がある水原と天安ではまったく上映館がない。

なお、「もうひとつの約束」は半導体会社で働いていた二十歳の娘を胸に刻んだ束草の平凡なタクシー運転手サング(パク・チョルミン)が娘ユンミ(パク・ヒジョン)との約束を守るために人生をかけた裁判をする実話を扱った作品だ。 実話の素材と俳優のノーギャラ出演、100%クラウドファンディングによる製作などで話題になっている。

付記
ペク・イルジャ記者はニュースセルの記者です。この記事はニュースセルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-05 19:10:28 / Last modified on 2014-02-05 19:11:21 Copyright: Default

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