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サムスン半導体、また2人が死亡、下請業者でガン集団発病

パノルリム、サムスン半導体被害者5人集団労災申請

ユン・ジヨン記者 2012.10.16 14:24

サムスン半導体工場で働いて白血病、リンパ腫、肺ガン、乳ガンを発病した5人 の労働者が集団労災申請を出した。このうち2人はすでに今年5月と8月に各々 死亡した。

今まで『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(パノルリム)』を通じて 伝えられたサムスン半導体、サムスン電子の労災で死亡した労働者は4人だ。 だが、今回の労災申請に参加した2人を加えると計6人のサムスン職業病被害者が 命を失ったわけだ。

特にサムスン半導体の下請業者の場合、常時勤務者の25%が乳ガン、肺ガンなど で死亡したり闘病中であることが分かり、衝撃を与えている。

パノルリムは10月16日午前、勤労福祉公団の前で記者会見を行って、故パク・ ヒョスン氏などサムスン半導体労災労働者5人が集団労災申請をすると発表した。

1984年生まれの故パク・ヒョスン氏は、高校三年だった2002年、サムスン半導体 器興工場に入社した。パク氏は6ラインおよび8〜9ラインで働き、2006年初めに 健康が悪化して退社した。以後2010年11月、悪性リンパ腫4期の診断を受け、 今年8月19日に28歳で死亡した。

故イ・ギョンヒ氏も1994年、23歳の時にサムスン半導体器興工場に入社して、 16年間乾燥式エッチング工程の設備エンジニアとして働いた。だが2010年に肺 ガン末期と診断され、闘病の末に今年5月16日に死亡した。

今年27歳になるキム・ギチョル氏は、大学卒業予備生だった2006年12月から、 サムスン半導体華城事業場で自動搬送装備の技師として働いた。入社から6年後 の今年9月の始めに歯ぐきからの出血で病院に行くと、急性骨髄性白血病と診断 され、現在亜洲大病院で坑癌治療を受けている。

パノルリムのイ・ジョンナン労務士は「故ユン・スルギ氏まで、今年4人のサム スン半導体被害者が死亡したと思っていたが、私たちが知らない間に2人の労働 者が亡くなった」とし「まだパノルリムと連絡がつかない多くの労働者が死亡 したり闘病しているだろう」と憂慮した。

それだけでなく、サムスン半導体の下請業者では、ガンが集団で発病していた ことが明らかになった。龍仁にあるサムスン半導体の下請業者(株)QTSでは、 2010年から2012年まで、常時勤労者20人のうち4人が乳ガンと診断された。1人 は肺ガンで死亡した。

該当の企業は主に40〜50代の女性が働いており、労働者たちは鉛、フラックス などを使って鉛メッキ業務を遂行しているが、換気もない劣悪な環境で働いて いたという。

イ・ジョンナン労務士は「40〜50台の女性の乳ガン発病を簡単に労災と関連付 けるのは難しいと考えたが、この会社の場合、20人の常時勤労者中4〜5年働い た長期勤続者5人がこの2年間に各種のガンで死亡したり闘病している」と伝え た。現在、乳ガン被害者のキム某氏など2人が集団労災申請を始めている。

一方、現在までパノルリムに情報を提供したサムスン職業病被害者は約160人に 達し、このうち58人は死亡した。また約30人の被害者が労災申請を出したが、 勤労福祉公団が労災と認定した事例は4月の再生不良性貧血被害者のキム・ジ スク氏だけだ。

被害者のハン・ヘギョン氏の母親、キム・シニョ氏は、「勤労福祉公団を見て ばかりいても、これまでの苦痛の記憶でつらいだけだ」とし「公団は権力と金 に偏らず、今からでも労働者の職業病認定のために動くべきだ」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-10-17 04:20:02 / Last modified on 2012-10-17 04:20:04 Copyright: Default

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