韓国:「サムソンの無労組経営、下請け労働者が破る」 | |||||||
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「サムソンの無労組経営、下請け労働者が破る」サムソンSDI、サムソンコレノ、サムソンセルコム非正規職共同闘争宣言 チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年05月07日14時33分 「無労組経営」三星(サムソン)で働く非正規職、下請け労働者たちが整理解雇 撤回と民主労組保障などを要求して、サムソンに対抗する共同闘争を宣言して 注目される。 サムソンSDI蔚山工場、サムソンコレノ、サムソンセルコム所属非正規職労働 者と該当地域の民主労総と金属労組地域本部などで構成された「サムソン非正 規・下請け労働者共同闘争団」は、7日の午前11時にソウル市中区太平路にあ るサムソン本館前で記者会見を行い、このように明らかにした。 記者会見に参加したチュ・ボンヒ民主労総副委員長は「これまで多くの労働者 たちがサムソンによって、あまりにも多くの血の涙を流した」とし「『サムソ ン』という言葉を聞くだけで歯ぎしりする状況」と糾弾した。チュ・ボンヒ副 委員長は「サムソンは民主労総の面談要求も断り、『経済人総連と会え』とだ け繰り返している」と伝え、「サムソンとの闘争に民主労総が責任をとり先頭 に立つ」と明らかにした。 共同闘争団が組まれるまでの経過報告をしたヤン・ドンギュ金属労組京畿支部 長職務代行は「サムソン本館前での集会を何回も試みたあげく、5月9、10、 11日の集会申告を勝ち取った」とし、10日午後2時に共同闘争団と言論労組時事 ジャーナル分会、韓国合繊HK支会までが参加する大規模集会を開く方針だと 語った。ヤン・ドンギュ職務代行は「サムソンの超憲法的無労組神話はもはや 許されない犯罪」とし「民主労総とすべての進歩勢力が立ち上がって闘争する 時」と話した。 非正規職・下請け労働者、10日にサムソン本館前で大規模集会予告 この日の記者会見には平沢サムソンコレノ、サムソンSDI蔚山工場、サムソン セルコムなどで働く非正規職労働者が参加し、所属事業場で行われている サムソンの弾圧を暴露して闘争を宣言、大きな拍手を受けた。 無労組経営理念を最優先価値としてきたサムソンは、このような労務管理方式 を協力業者と下請け業者にも伝授して、労働組合設立の兆しが見られれば面談、 尾行、道庁、懐柔、脅迫、拉致、監禁、暴行などこれまで知らされた通り、 各種の不当労働行為を繰り返してきたことが明らかになった。 サムソンの非正規職・下請け労働者は「サムソンの競争力は下請け業者労働者 の賃金を最低水準に下げ、部品単価の引き下げを誘導して、さらに高い利潤の ために簡単に解雇するといった搾取の上で成立する」とし「静かに働く非正規 職労働者の恨みがかたまっている。今こそ、サムソンに民主労組の旗を立てる ために闘争する」と宣言した。 参加者たちは記者会見文で、共同闘争団の結成と闘争を宣言し、△記者会見を 始め、非正規職撤廃、整理解雇粉砕、民主労組建設のためにサムソンを相手に 力強い共同闘争を展開する、△来る10日、サムソン本館前の決意大会を成功さ せ、要求が貫徹されるまで強力に闘争することなどを宣言した。 共同闘争を宣言したサムソン非正規職・下請け労働者 △サムソンコレノで労働組合を作ろうとして解雇されたコレノ民主労組推進委員会 平沢のサムソンコレノ工場は、月4百億、年4千億ウォンの売り上げを誇る業者 で、サムソンが定めた納期量・納期と品質のために現場の労働者を苛酷に使う ことで有名だ。トイレに行く時間と回数をチェックして公表し、残業と特別勤 務を強制する一方、生理休暇を使ったという理由で「罰」を与えるなどの不当 労働行為を繰り返した。 劣悪な労働環境を改善するために労働組合を準備したノ・ギョンジン氏はこれ に感づいた使用側により解雇された。ノ・ギョンジン民主労組推進委員長は、 「労働組合設立を申告しようとしたが、会社は私と個別に面談して懐柔してい る間、組合員4人が幽霊労組を申告した」と暴露し「サムソンと戦うことは、 タマゴで岩を砕くようなものだが、必ず民主労組をたてる」と話した。 ノ・ギョンジン氏は平沢サムソンコレノ工場の前にテントを張って130余日間 座り込みを行い、警察と市庁、会社のテント座込み場強制撤去の試みで現在は 会社前の道路で野宿闘争をしている。 サムソンSDI蔚山ブラウン管事業部に勤める社内下請労働者が大規模に整理解 雇されている。社内企業のハイビット、ヨンソン電子、ミョンウン電子、セチャ ンテックなどの社内企業の廃業で3千人以上の構造調整が予想されている。し かしサムソンSDIは急増するPDP需要に対処するとし、約4万坪規模の生産ライ ンを建設しており、「片方では工場を作り、片方では大量に整理解雇をする」 という怨念の声を避けることができなくなった。 ほとんどが女性労働者で構成されるハイビットとグリーン電子などに所属する 労働者は、勧告辞職を拒否して闘争をしている。工場進入を試みて負傷もした。 ハム・ソンジュ、サムソンSDI蔚山社内企業非常対策委員長は「10年から30年 働き、『整理解雇はない』と約束した使用側が、一日で強制的に契約解除を通 知してきた」と伝えた。 ハイビット所属のチェ・セジン氏も「辞表を強要して工場立入禁止措置をする 一方、家に電話して両親を脅迫し尾行までする」と暴露、「数年間サムソンと 戦った先輩労働者に恥ずかしくないように、『サムソン』の名に線を引き、 必ず無労組の壁を破る」と話した。 △エニコル単価合わのために最低賃金も受けられないセルコム労働者たち 京畿道軍浦にあるセルコムは、サムソン・エニコル携帯電話バッテリーを生産 する工場で、今年1月から整理解雇を始め、3月末に生産職労働者全員を整理解 雇し廃業を宣言した。中年女性労働者300人が一日で道に追い出された。 サムソンの携帯電話はセルコム労働者のような下請け労働者の低賃金を基礎に、 途方もない利益をあげた。だが、セルコムで10年働いた労働者の月通常賃金は 68万ウォン程度で、最低賃金にも至らない。それさえもサムソンは部品生産単 価を下げるため、国内労働者の生存権を無視して下請け取り引きを中国に転換 してしまった。 セルコム労働者たちは廃業撤回を要求して2ヶ月間会社の前で集会などの闘争 を繰り広げており、今回の共同闘争を契機に「廃業の原因を提供したサムソン を相手に闘争をする」という決意を新たにしている。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:44:50 / Last modified on 2007-05-29 05:44:51 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |