韓国:1017貧困撤廃の日「貧困ない世の中は可能だ!」開催 | |||||||
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「貧困の主犯はMB政府」1017貧困撤廃の日「貧困ない世の中は可能だ!」開催
キム・ガヨン記者 2010.10.19 08:08
「今年は国民基礎生活保障制度の施行から10年になる年です。しかしいまだに 低い最低生計費と貧困の責任を家族に回す基礎法の毒素条項がそのまま残って います。それで絶対貧困人口500万人のうち160万人しか包括できない中途半端 な制度として機能しています」。 国連が決めた世界貧困退治の日をむかえ、貧困のない世の中を夢見る人々が集 まり、貧困を深める新自由主義と、経済危機の責任を転嫁するG20を糾弾した。 1017貧困撤廃の日組織委員会は、10月17日午後3時、ソウル駅広場で1017貧困撤 廃の日闘争大会「貧困ない世の中は可能だ!」を開き、国民基礎生活保障法(以 下、基礎法)の全面改正と医療民営化中断を要求した。 ▲1017貧困撤廃の日闘争「貧困ない世の中は可能だ」大会が17日ソウル駅広場で開かれた。 この日、闘争大会の参加者たちは、1017闘争宣言文で「G20を言い訳に露天商、 野宿者、移住労働者に対して大々的に人間掃除をして、親庶民を口にするのは ショーでしかない」とし「新自由主義世界化を進め、労働者民衆の膏血を絞る 李明博政権は、深まる貧困の主犯」と指摘した。 全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表は大会発言で「この 前、障害児を持つ父母1人が義務扶養制のために、自分の子供がわずかな福祉の 恩恵も受けられずに自殺した」と述べ、「国民基礎生活保障を受ける人々を一 人も残さず捉えて、ウソで恩恵を受けている人を探したり、障害等級の再審査 でニセの障害者を捉えるというが、ウソの所得を持つ人や、ウソの障害者が問 題なのではなく、李明博政権が施行するウソの福祉が問題だ」と指摘した。朴 代表は「基礎法を作っておきながら、貧乏な人を乞食のように暮させ、自尊心 まで押し倒すMB政府は絶対に打倒する対象」と強調した。 進歩新党のチョ・スンス代表は「11月11日からG20首脳会議が開かれるが、2日 間の会議に必要な予算のうち警察関連の予算だけで250億ウォン」とし「2日間 の会議あれほど多額の金をかけながら、まさに韓国で暮す貧しい人々には薄情 だ」と指摘した。 チョ代表は「G20のために移住労働者と露天商、野宿者を追い出し、摘発する態 度を見て、誰のためのG20で、誰のための国家競争力なのか、また尋ねざるをえ ない」とし「われわれは金と利益よりも人が優先だというその信頼でこの世を 変えるために共に戦う」と強調した。 基礎生活保障制度と医療民営化の問題と対応課題を調べる場も用意された。金 融被害者連帯ヘオルムのイム・ジェウォン活動家は「我が国は、全国の受給者 は157万人で、受給から脱落して死角地帯に置かれた人は410万人、そのうち扶 養義務基準から脱落した人は100万人にのぼる」とし「我が国がOECD国家だと言っ ても、これは知人の前でブランドの服を自慢しながら、家に帰れば薪の心配す るようなもの」と指摘した。イム活動家は「少なくともOECD国家なら、それに ふさわしい福祉が実現する時、始めてOECD国家だと言える」と付け加えた。 ▲全国障害者差別撤廃連帯パク・キョンソク常任共同代表、進歩新党チョ・スンス代表、金融被害者連帯ヘオルム イム・ジェウォン活動家、医療民営化阻止汎国本公共労組ヒョン・ジョンヒ副委員長. 医療民営化阻止汎国本・公共労組のヒョン・ジョンヒ副委員長は「今、医療費 が毎日のように高騰している」とし「金持ちは風邪にかかっただけでも病院の 特別室を占めているのに、貧しい人々はガンや重病にかかっても、大学病院に 行くのが難しいのが現実」と吐露した。 ヒョン副委員長は「こんな現実なのに、李明博政権は営利病院を認めて健康管 理サービスを受けることも、みんな株式会社にさせて、半分しかない健康保険 を民間医療保険がさらに活性化する、そんな法案を国会にあげている」とし 「少なくともG20国家なら、医療問題だけは平等に治療を受けられるようにしな ければならない」と強調した。 また、この日の闘争大会ではG20首脳会議を控えてP20(POOR 20)民衆会議を開催、 露天商、野宿者、移住労働者の代表者が集まって貧民の現実を話すイベントが 進められた。 民主露天商全国連合のイ・ギョンミン組織局長は「2007年、ソウル市は露店管 理対策を発表した。これは呉世勲(オ・セフン)市長がソウルをデザイン化する に当たって最大の懸案事項が露天商と撤去民たちだったから」とし「露店管理 対策を見れば、ソウル市の露天商を合法化すると言って商売ができない所、市 民がいない所に露天商を追いやって統制し、窮極的に露天商をなくそうという のが露店管理対策だ」と指摘した。 イ組織局長は「ソウル市の露店管理対策は、露天商のための政策ではなく、露 天商を殺す政策」とし「露天商が市民と共に団結してソウル市と戦わなければ 露天の商生存権を争奪できず、社会の構成員として認められない」と強調した。 ドンヒオートのイ・チョンウ組合員は「起亜自動車のモーニングを作っている 100%非正規職工場で働いて解雇され、現在は良才洞の現代起亜車本社前で今日 で98日目の野宿闘争を展開している」とし「昨年の双竜自動車闘争は、韓国社 会では労働者にとって解雇とは、つまり死を意味するということをはっきり見 せたが、860万人もの非正規労働者は365日、解雇の威嚇に苦しんでいる」と吐 露した。イ氏は「その上、解雇されなかった非正規職労働者は、4110ウォンの 最低賃金でやっと暮しているが、資本家たちは毎年数百億、数千億を稼いでい るのが大韓民国の現実」と指摘した。 基礎生活受給者のイ・ジョンデ氏は「福祉部がどんな基準で需給を決めたのか 知らないが、受給者である私は1か月の暮らしはとても難しい」とし「今の基礎 法では生活がとても苦しいので、全て廃止して新しい基礎法に改正しなければ ならない」と話した。イ氏は「福祉部は受給者が望むものについて、深く考え ることを願い、はやく貧困のない世の中が来て欲しい」と付け加えた。 一方、この日の闘争大会には多様な文化公演が続いた。労働歌手パク・チュン 氏が「旗の歌」などを熱唱し、高麗大学校ダンスチーム「非常」が「波涛の前 で」と「雨」に合わせて、ダンスの公演を行い、若い熱気で雰囲気を高めた。 また、障害者歌グループ「視線」が「新しい水」などを披露し、参加者全員が 1017貧困撤廃の日象徴パフォーマンスを行い、大会を終えた。(記事提携=ビー マイナー) ▲1017貧困撤廃の日象徴パフォーマンス ▲1017貧困撤廃の日闘争大会参加者によるシュプレヒコール 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-10-20 13:31:56 / Last modified on 2010-10-20 13:32:57 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |