韓国:ホームレス路上相談が「ゴミ誘発」行為? | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(11/13) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(11/22) ・ブッククラブ(10/12) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第96回(2024/11/15) ●〔週刊 本の発見〕第368回(2024/11/21) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/14) ●川柳「笑い茸」NO.157(2024/9/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第95回(2024/9/10) ●「美術館めぐり」第4回(2024/10/28) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
ホームレス路上相談が「ゴミ誘発」行為?警察、ぞんざいな言葉と高圧的態度で「ゴミを回収して持ってこい」
カン・ヘミン記者 2015.05.13 19:09
5月8日午後9時30分頃、ホームレス行動のイ・ドンヒョン活動家はボランティア活動家と共にソウル駅広場で酒を飲んでいた路上のホームレスに近より、 魔法瓶に入れてきた茶と団体が製作した「ホームレスニュース」の新聞を配り、 路上相談活動をしていた。 当時、イ活動家は数日前に建設現場の日当を受け取れなかったと訴えるホームレス1人と相談をしていた。 しかしその時、ソウル駅派出所の所長をはじめとする警官やソウル駅特殊警備用役などが近付いてきて、 イ活動家とホームレスを取り巻き「お茶を出す時に使う紙コップがゴミになる」とし、相談活動を中断させた。 イ活動家は「使用後の紙コップは回収する」と何度も抗議したが、 派出所長は「回収したゴミを派出所に持ってきて検査を受けろ」と「越権行為」をした。 警察は今後もゴミを片づけるのか監督すると言って彼らを追いかけ、結局この状態では相談を続けられないと判断した活動家とホームレスらは、 酒の席にあった菓子袋などを一か所に集めてゴミを回収し、警官に確認させなければならなかった。 その時、はじめて警察はその場から離れた。 当時の状況についてイ活動家は 「これは一介のハプニングではなく、街頭相談活動をゴミ誘発活動と見る警察の無知な認識を反映している」とし 「ホームレスを人と見ずにゴミとしか見ない警察の無知蒙昧に舌を打つほかはなかった」と叱責した。 また彼はこの過程で、警察がホームレスとボランティア活動家にぞんざいな言葉など、高圧的な態度を取ったと証言した。 イ活動家は「現在、ソウル駅ではホームレスを対象とする名義犯罪、療養病院誘引入院といった犯罪がとても頻繁に起きている」とし 「警察はゴミ袋を持って広場清掃をするのではなく、こうした基本的な治安業務を先にしろ」と怒った。 しかしホームレスに対する警察のこのような態度は、以前から頻繁だったとホームレス、貧民団体は主張する。 南大門警察署ソウル駅派出所は昨年3月「野宿者関連犯罪減少誘導と公共秩序確立」を目標として、民間と警察協力治安協議会を構成した。 だがホームレス行動は、実際に治安協議会で「ゴミ清掃を名分として(ホームレスが)道路に留まる行為を制裁し、不審検問を武器にホームレスらの統制を実施」していると明らかにした。 こうした公権力の執行が最近ではホームレスに対する露骨な暴力と統制に発展したということだ。 ▲ホームレスに対する暴圧的警察行政を糾弾する記者会見が13日に警察庁の前で開かれた。[出処:ビーマイナー] これに対し、ホームレス行動などは5月13日、 警察庁前で記者会見を行い、路上のホームレスに対する警察の過度な職務執行に問題を提起した。 2か月間、路上でホームレスとして生活してきたチェ某氏(60歳)は 「この前、ソウル駅のトイレに入ると足で蹴られ、殴られて、足の爪がはがけた。 これが民主警察がすることなのか」とし 「政府はこうした人々(ホームレス)を吸収できる福祉はせず、 通りに居座って歩き回る人だけを恨んでいるのでとても嘆かわしい」と叱責した。 こうした事態について人権団体連席会議公権力監視対応チームのシン・フンミン弁護士は 「法は人ではないが、その法を執行する警察は人の顔をしていなければならない」とし 「国民の自由と権利を保護し、社会公共の秩序を維持するための警察官の職務遂行は、 必要最小限で行使されるべきであり、乱用してはいけない。 これは警察官職務執行法1条に出ている」と指摘した。 記者会見後、彼らは警察庁生活安全課長との面談で、物議をかもしたソウル駅派出所長を免職処分し、責任者の責任ある謝罪を要求した。 警察庁生活安全課長は事実関係を確認した後、それにともなう措置を取ると答えたという。 付記
カン・ヘミン記者はビーマイナー記者です。この記事はビーマイナーにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2015-05-14 21:59:35 / Last modified on 2015-05-14 21:59:36 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |