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ソウル駅野宿者、強制退去で議論...暴力事態の憂慮

30度越える暑さ、『野宿者』はどこへ行くのか

ユン・ジヨン記者 2011.07.21 13:11

コレイルが8月からソウル駅の路上生活者を強制退去させる予定で議論が予想される。

連日30度を上回る暑さに、マイホームを失った野宿者の人命事故が憂慮される ためだ。またソウル駅側は、退去措置では物理力も動員する予定で、暴力事態 を憂慮する声も高い。

[出処:ドキュイン]

ソウル駅は7月20日、駅構内の野宿者を退去させる方針を確定し、8月からこれ を施行することにした。これにより最高300人ほどの野宿者がソウル駅構内から 追い出されることになる。

ソウル駅側は、用役業者を動員して強制退去を進める予定で、すでに野宿者へ の事前通報と啓蒙作業に着手している。特に夜11時以後は、駅構内のすべての 野宿者を退去させる方針だ。ソウル駅は利用客の苦情が続いていることを強制 退去の理由と明らかにした。

こうした方針について野宿者団体と人権市民社会団体は、極限の貧困に追い込 まれた人々の生存権と人権を侵害する対策だと反発している。

ホームレス行動と野宿者人権共同実践団は7月20日に声明書を発表して、連日 30度を越える暑さに無防備状態の野宿者が駅から追放されると死亡事故が起き ると憂慮する。彼らは「毎年ソウル地域だけで300人のホームレスが死亡し、 死亡事件は冬と同じぐらい夏も高い」と説明した。

強制退去の過程で起きる暴力事態にも憂慮を示した。彼らは「ソウル駅側は、 今回のホームレス退去措置に用役を投入する計画で、このような場合には暴力 事態が起きることは火を見るより明らか」と明らかにした。そればかりか、こ の過程で『路上生活者の姿』など、容貌で作為的な基準を作り、ホームレスに 対する差別と人権侵害が誘発される可能性も高い。

一方、ソウル駅側は野宿者の退去措置後、彼らを近隣の相談保護センターとシェ ルターに送る計画だと明らかにした。だが相談保護センターは就寝空間以外の 所も寝床に活用される程の過飽和状態で、実効性の議論が提起されている。

ホームレス行動も「シェルターも劣悪な設備の補強と、施設の選別受け入れの 問題が構造的に解決されない以上,円滑な入所は期待できない」と指摘した。 特にすでに路上野宿者の相当数がシェルターへの入所経験があり、シェルター の問題を知っているため、これを解消せず入所を誘導するのは不可能だという 予想も支配的だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-22 20:41:32 / Last modified on 2011-07-22 20:41:35 Copyright: Default

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