韓国:世界移住民の日「逆行する韓国政府」を非難 | |||||||
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世界移住民の日「逆行する韓国政府」を非難前日の摘発にもかかわらず200人の移住労働者が集会に参加
ビョン・ジョンピル記者
bipana@jinbo.net / 2007年12月10日11時49分
世界移住民の日(12月18日)を前に、移住労働者約200人を含むおよそ700人が 12月9日、大学路のマロニエ公園に集まった。しかしここに集まった参加者は 世界移住民の日を喜ぶことも、祝うこともできなかった。 11月26日、韓国の移住労働者だけで構成されたソウル京畿仁川移住労働者労働 組合(移住労組)の指導部3人がそれぞれ別の場所で同じ時刻に摘発され、3人の 指導部を一度に失ったためだ。 また、政府はこれまで人権蹂躙という非難の対象になってきた『摘発』を強化 する法案を立法予告している。出入国管理法改正案によれば、入管摘発班員は 『疑い』だけで移住労働者への検問と事業場の調査ができるようになった。こ れについて移住労組をはじめとする人権団体は、「人間狩りに翼をつけた」と 非難している。 「2007世界移住民の日記念集会-摘発追放中断!出入国管理法改悪阻止!移住労組 標的弾圧粉砕のための決意大会」に参加するためにマロニエ公園に集まった 移住労働者の闘争の熱気は熱かった。 現在、韓国キリスト教会館で座り込みをしている移住労組のソブル組合員は、 座り込みを始めた後「移住労働者の抗議をよく見せられなかったので、今日は 強く抗議をするためにここにきた」と今回の集会の意味を説明した。 「『移住労働者政策はうまくいっている』という宣伝は嘘」 京畿北部地域から参加したマムン移住労組組合員は、「移住労組が弾圧を受け ている状況でも、政府の補助金を受けている移住労働者関連団体は『韓国政府 は移住労働者にビザを与える』と言って世界移住民の日イベントを広報してい る」と憤慨した。マムン組合員は「センターは事実を隠している。われわれは 移住労働者の現実を伝え、抗議するために集まった」と説明した。 集会に参加したイショル京畿北部支部長は「集会が開かれる前の日の12月8日、 京幾道一帯で摘発があった。集会の朝も摘発があり、多数は参加できないと思っ た。しかし思ったより多くの移住労働者が参加した」とし、今後の闘争に対す る自信を見せた。座り込み団によれば、12月8日には烏山地域の摘発だけで40人 が捕まった。 大会が始まった後、壇上に上がった座り込み団は、集会参加者の熱い支持を受 けた。座り込み団を代表して発言したトルナ移住労組委員長職務代行は「100万 外国人時代と言いながら、片方では弾圧している」とし、韓国政府の二重的な 外国人政策を批判した。また韓国の労働者と市民が連帯すればこうした韓国政 府の政策を変えられると言って連帯を訴えた。 今回の集会には、移住労組だけでなくフィリピン移住労働者共同体カサマコが 舞台でインターナショナルを歌い、民主化闘争をしているビルマ国民運動促進 委員会も舞台に直接上がって発言した。 清州保護所のカジマン委員長、「私が五回目の保護所の電話発言」 集会の真っ最中、清州保護所に拘禁されているカジマン移住労組委員長と電話 がつながり、隊伍からは歓声が爆発した。 カジマン委員長は「保護所での電話発言は(自分を含み)五回目」と述べ、苦し い移住労働者運動の現実を指摘した。2004年、明洞座り込み団のシャマル代表 と、アンワル前移住労組委員長も「標的摘発」で連行され、保護所に拘禁され、 電話で抗議集会演説をしたことがある。 カジマン委員長は「追放がどれだけくやしいか、20年近く移住労働者が労働し ているのに政府は微動もせず、人権蹂躙に移住労働者が声を上げると弾圧する」 と韓国政府を批判した。 カジマン委員長は「私たちが少しだけ先に立ち、自ら団結して通りに出て闘お う」と、集会に参加した移住労働者を励ました。 集会の参加者は決議文で「一般的な韓国市民の移住民に対する認識は、この十 数年間で大きく発展してきた。だが韓国政府の移住民政策は、最近の逆行する 姿勢を見せている」と非難した。そして「移住労組指導者3人の釈放、摘発中断、 出入国管理法改悪中断など、私たちの要求が貫徹されるまで最後まで闘争する」 と明らかにした。 午後4時を少し過ぎて集会を終えた約700人は、時間に合わせて現在座り込みを しているキリスト教会館を通り、明洞聖堂までデモ行進した後に集会を終えた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-12-14 06:18:56 / Last modified on 2007-12-14 06:18:57 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |