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「標的弾圧は法務部『企画』、ソウル入管『演出』」

移住労働者が韓国キリスト教会館で奇襲座り込みに突入

ビョン・ジョンピル記者 bipana@jinbo.net / 2007年12月05日15時57分

「選挙が始まり、弾圧も始まった。移住労働者は韓国の誤った政策を受け入れ ない。動物のように、もらうものだけをもらい、食べろといわれるままに暮ら しはしない。堂々と対抗する」。

今日(12月5日)、移住労組の3人の指導部釈放と移住労働者運動弾圧中断を要求 する座り込みに突入するにあたって開いた記者会見で、ソウル京畿仁川移住労 働者労働組合(移住労組)のトルノ委員長職務代行が明らかにした意志だ。移住 労働者10数人を含む約30人は、今日からソウル市鍾路にある韓国キリスト教協 議会で座り込みを始めた。

今回の座り込みの要求は、△移住労働者運動指導者3人釈放、△移住労組認定と移 住労働者運動弾圧中断、△強制追放中断と移住労働者全面合法化、△出入国管理 法改正案廃止および移住労働者の人権と労働権保障だ。

今回が四回目の座り込みだと言うソンス支部のコビル組合員は、「入管職員と 政府がわれわれ移住労働者を弾圧してきたが、今回は労組をターゲットにして いるので、指導部3人の釈放闘争をするために座り込みにきた」と述べた。コビ ル組合員は、「地域の組合員はとても悲しんでおり、多くの支持を送っている」 と伝えた。

記者会見に参加した民主社会のための弁護士の会(民弁)のクォン・ヨングク弁 護士は「(韓国政府は)移住労働者を低賃金で雇い入れ、金儲けに使って使い道 がなくなると投げ捨てる、使用済電池扱いだ」とし「今回の改正案の特徴は、 摘発追放の手続きをなくし、摘発、逮捕することができるようにする法律だ」 と出入国管理法の改正を強く非難した。

クォン・ヨングク弁護士は、出入国管理法の改正を残した時点で移住労組指導 部3人が摘発、連行されたことについて、「障害となる指導部を除去して出入国 管理法を改悪しようとするもの」と主張した。また、こうした法務部の態度は 移住労働者を「一方的に思うままにするという野蛮な態度による」と声を高めた。

韓国キリスト教協議会でともに座り込みをして、移住労働者と隣同士になった イーランド一般労組の組合員たちも、今日の記者会見に参加して連帯の声を伝 えた。ミョンモク分会のイ・ミンスン組合員は、「ミョンモク店闘争にきたカ ジマン委員長たちにまた会えないのが残念だ」とし「組合員として、幹部がい ない気持が分かるので、はやく指導部が釈放されることを望む」という心を伝 えた。

『野蛮な摘発追放中断、出入国管理法改悪阻止、移住労組標的弾圧粉砕非常対 策委員会』の座り込み団は、座り込み決議文で、移住労組指導部3人が同じ日に 一度に取り締まられたことについて、「明らかに移住労組を無力化し、破壊す るための、法務部『企画』、ソウル出入国管理所『演出』作品だ」とし、標的 弾圧であると主張した。

非常対策委は、「今回の弾圧は、移住労働者の正当な組織結成と活動の権利、 そして移住労働者運動に対する弾圧」と規定し「韓国の進歩、民主勢力がこの ような不当な弾圧を見過ごせば、次は韓国の他のぜい弱階層と韓国労働者の権 利抑圧につながる」と主張した。

『野蛮な摘発追放中断、出入国管理法改悪阻止、移住労組標的弾圧粉砕非常対 策委員会』には、移住労組、民主労総と民主労働党をはじめ、移住人権連帯、 社会進歩連帯など約40の団体が参加している。

原文(チャム セサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-12-07 18:11:01 / Last modified on 2007-12-07 18:11:03 Copyright: Default

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