韓国:キム・ジェチョルの記者会見には何もなかった | |||||||
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キム・ジェチョルの記者会見には何もなかった恥も責任感も信頼感も...
MBC労働組合/ 2010年04月19日9時55分
▲18日記者会見中であるキム・ジェチョル社長[出処:MBC労働組合] キム・ジェチョルが日曜(4月18日)午後4時、主要報道機関記者をホテルに集め て記者会見をした。何と1時間半にわたる会見だったが、そこには会社を破局に 追いやったことへの反省も、一方的に約束を破棄したことに対する恥も、破局 を解決しようとする責任感も全くなかった。何よりも今まであれほど言ってき たように、言葉の重さや信頼感はとうてい見つからなかった。ただ弁解を続け た彼の中身のない記者会見を取材したある記者は「はやくMBC社長を変えなけれ ばならないようだ」とし「日曜なのに腹立たしい」という言葉を残した。脈絡 がつかない個人史や、不適切な比喩を冗長にならべる特有の話法のおかげで、 彼の話を記事に書き移すのは容易ではない作業だ。それでもできるだけ核心を 選びに選んで、私たちの立場を明らかにする。 「秋紅葉が落ち、冬に雪が降っても受け入れない」 キム・ジェチョルはファン・ヒマン副社長任命の撤回とキム・ウリョンの告訴 という2つの条件を、まるで労組が要求しているかのように変身させた後(はっ きり言うが、この2つは古参社員がキム・ジェチョル社長に約束を守れと言って 掲げた最低の要求だ。私たちの要求はキム・ジェチョル社長本人の退陣だ)、こ の条件は「エアコンをつける時まで、秋に紅葉が落ちて、冬に雪が降っても受 け入れない」と声を高めた。 われわれはキム・ジェチョルとは完全に立場が違う。雪が降る冬がくるまで、 決してこの事態を引きずらない。こんな状態がそれほど長く続けば、会社が根 元から壊れるためだ。MBCが潰れようが潰れまいが、誰も関係ないという極端な 無責任さ、なぜこんな社長なのか嘆かわしいだけだ。 「復帰しなければ業務妨害の容疑で告訴するほかはない」 ストライキ対応方針に関してキム・ジェチョルは、先ずは耐えると前提にした 後、「時間がたっても復帰せず、問題が発生すれば...(中略)...懲戒手続きや 損害賠償訴訟など(を進め)、業務妨害容疑で告訴するほかはない」と述べた。 また、今回のストライキに関して「警察が電話で何か助けることはないかと言 うので望まないといった」と話した。 キム・ジェチョルが組合執行部を告訴するのは全く恐ろしくない。むしろそれ はキム・ジェチョル本人が恐れている。キム・ウリョンは告訴せず組合執行部 でも告訴するという彼の二重性があまりにも赤裸々にあらわれるためだ。ただ し今、MBCの正常な業務は社長が妨害しているというのは、MBC構成員ほぼ全員 の考えだと認めるべきだ。警察の言葉はそのまま言らないのが『MBC社長記者会 見』という格に合う。 「副社長任命も、キム・ウリョン告訴も私がすること」 ファン・ヒマン副社長の任命に関して、キム・ジェチョルは「労使合意では報 道本部長にならないといった。副社長には言及がなかった」と述べ、キム・ウ リョンの告訴に関しては「一番被害を受けたのは私だ。今の仕事は大変だが、 すべき仕事はして(告訴を)するべきなのではないか」と説明した。 キム・ジェチョル社長の理解力がこの程度だと知っていれば、ファン・ヒマン の場合(退陣という言葉の代わり)、この席と、この席と、この席と、この席と、 この席と..............はだめだと、何日かかっても言うべきだったが、今に なってみると本当に後悔する。キム・ウリョン告訴に関する反論は特報2面のイ・ グネン委員長の手紙でかえる。 「4月9日沙川に行かなかった。私がしたいのは文化解説だ」 晋州MBC労組はキム・ジェチョル社長が4月9日に沙川の食堂で夕食を取ったとい う食堂関係者の録音を確保した。ただし、食堂関係者が日を間違えて記憶して いるかもしれないので、追加で確認する。しかし仕事が多く、キム・ウリョン 告訴の件を先送りしていると言いながら新聞社に自分が直接訂正報道を申し込 むというのはどういう二重定規だろうか。また、自分の夢は(政治ではなく)文 化解説だと言ったことについて、彼をよく知る報道局の古参記者は「文化も知 らずに解説もできない先生が何の文化解説か。本当にそう言ったのか。寝てい ても笑える」とため息をついた。 この他にもキム・ジェチョルは「会社の前にコンテナを持って置こうと考えた」 とか、「仕事を楽しみながら続けている」、「ドラマ〈金首露〉もそうだが、 〈個人の趣向〉、〈同伊〉などで飛び回ることがとても多い」、「ハン・ジュ ホ准尉などと関連してMBCで英雄を賛えるミュージカルを作りたい」、「故郷で のニックネームは竹のような人だ。常に柔軟性がある」など、いったいストラ イキ関連の記者会見の席上で出たとは信じ難い発言で聞く人を戸惑わせた。 不十分な回答、冗長な釈明...記者もひんしゅく このようにキム・ジェチョルの記者会見はストライキの争点への不十分な回答 と、公営放送の社長として信じられない発言で、その場に参加した報道機関記 者からもひんしゅくを買った。 ある記者は「つまらない回答を冗長に並べるだけで、まるで酔拳をしているよ うだった」と皮肉った。他の記者は「自分が請願奉仕の代行者と自慢すること でもないが、どこかに電話をかけて故郷の人々の請願を解決してやったと言っ て、自分が先輩ジャーナリストだと強調してうまくやってくれという言葉を繰 り返すのは公営放送の長として不適切な言動だ」と批判した。また他の記者は 「沙川関連の報道内容を長時間、細かく釈明するのを見てMBC社長の会見ではな く、何か政治家の釈明性記者会見場に来たような感じがした」と話した。『ファ ン・ヒマン副社長任命説』と『キム・ウリョン告訴の件』にも多くの記者は 「言葉は長くても、全く納得できる内容はなかった」と苦言を呈した。 何よりも「私がMBC構成員ならとても腹が立っただろう」とか「あんな人が社長 で大変だ」という他社の記者の話を聞いて、MBC構成員はまた羞恥と侮蔑感を感 じなければならなかった。私たちが立ち上がって何とか記者会見をするなと防 がなければならないのか! (全国言論労組MBC本部全面ストライキ特報) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-05-03 12:12:50 / Last modified on 2010-05-03 12:12:55 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |