韓国:17回ソウル人権映画祭に招待します | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(報告) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第371回(2024/12/26) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
17回ソウル人権映画祭に招待します[寄稿]存在自体が宣言である人の話
ソウル人権映画祭人権活動家 2012.05.17 11:28
[編集者注] 17回ソウル人権映画祭が『世の中に人として生きる』というスロー ガンで、5月25日から28日までの四日間清渓広場で開かれる。江汀、竜山、そし て才能座込場と双竜車焼香所... 韓国社会の現状を示す闘争の場所。彼らは、 なぜそこであれほど長い間戦うのか。開発の名で、利益の名で生の場を、職場 を奪おうとする国家と資本に対して戦う人々があちこちにいる。根拠地とは、 単に物理的な意味だけでない。自身の存在、関係、歴史の根元にかかわる所だ。 だから代替することができず、簡単に離れることができない。 しかし場所を持てない人々もいる。今この瞬間にも障害者と性少数者など多く の少数者は自分の存在で歴史を書く場所を探す闘争をしている。上映館を借り られず、街頭上映5年間、ソウル人権映画祭が人権映画館を作ろうとする街頭は どんな意味なのだろうか。場所を守り、表わし、拡張する闘争は、それ自体が 世の中に人として生きるための叫びだ。その叫びを聞いてみよう。 世の中に人として生きる世の中に人として生きるとは! 人として生きていくこと自体が驚異的な世の中 です。住む家を守るために命を失う覚悟をしなければならず、雇用を奪われな い権利を主張して『暴徒』にされ、亡くなった同僚を見守らなければならず、 戦争に反対してありのままの自然を守ろうとする宗教家が警察に侮辱され捕る 世の中です。 日常も同じです。不安定な非正規職労働が普遍的な労働形態になり、雇用を維 持するため、また絶えず新しい仕事を探すために自分を商品化しなければなら ず、雇用の前にへつらう侮辱に耐えなければなりません。性少数者という理由 だけで『非正常』にされ、自身のアイデンティティを隠なければならず、時に は暴力を受けます。肌の色が違い、異なる言語と文化を持っているという理由 で差別と蔑視の対象になり、無視されるのが自然だったりもします。 この社会は人々の関係を競争関係に追いやり、生き残りたければあらゆる煩わ しさと卑屈さに耐えろと強要します。人間らしい生活ではなく死なないための 生存が目標になっています。人として存在することは、容易ではありません。 世の中に人として生きるこんな世の中で、こんな世の中でも、われわれは人として生きていきます。時 には生存を威嚇され、それよりしばしば自尊感を傷つけられても、人として生 き延びようとします。私の権利を侵害する権力に対し、私を差別する全てに堂々 と抵抗しようと思います。いや、抑圧、差別、権利... こうした言葉を使わな くても、私たちの存在自体が抵抗の根拠になっていることを確認します。人と しての尊厳を失わず、この険しい世の中で人で生き延びるすべての人に熱い 拍手を送ります。 今年のソウル人権映画祭は清渓広場で開かれます。すでに5年間、道上で映画祭 を開いています。『映画およびビデオ物に関する法(映画ビデオ法)』では映像物 等級分類審議委員会から事前に上映等級分類審議を受けるか、上映等級分類免除 の推薦を受けなければなりません。しかしソウル人権映画祭はそんな事前上映 等級分類審議や、行政機関の推薦を受けなければならない上映等級分類免除推薦も 一種の事前検閲だと考えて拒否しています。そのため、どの映画館でも映画祭が 開けなくなりました。 その代わり、5年間路上で観客と人権映画が出会っています。金がなくても誰で も人権映画を見られなければならないという無料上映の原則を守っているから 可能なことでもあります。事前検閲を拒否する初の映画祭、人権映画の上映だ けで国家保安法の犠牲になった映画祭。ソウル人権映画祭は街頭上映でこうした 表現の自由原則を守っています。 街頭で映画祭を開くことはとても大変で、またたくさん金がかかりますが、 開かれた空間で人権映画で人々と出会うために、人権映画祭現場は時には集会 のようで、時には祭りのようです。来年のソウル人権映画祭の組織独立を控え、 もっとときめく気持ちで今年皆さんと共に清渓広場で人権映画祭の空間を作っ ていこうと思います。人として生きていくこと自体が驚異的な世の中で、人として 生きることを互いに確認し、宣言するここで、人権映画を大切にし、人権映画祭 を守ってくれられた皆さんと一緒にすることに感謝申し上げながら。 (出処=週刊人権オルム) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-05-17 16:37:21 / Last modified on 2012-05-17 16:37:25 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |