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「韓米FTA交渉阻止闘争報告大会」5日間の闘争を終える

汎国本、 広範囲な対国民宣伝活動を行う

特別取材チーム/ 2006年07月14日21時42分

韓米FTA第二回本交渉の最終日で、交渉の混乱が宣言された14日、韓米FTA阻止 汎国民運動本部は約300人の参加で、4時30分から奨忠体育館向い側の奨忠教会 前で韓米FTA交渉阻止闘争報告大会を開いた。

韓米FTA阻止汎国本はこれまで交渉初日の10日から最終日の14日まで、第二回 本交渉阻止代表者記者会見を始めとする各種の記者会見、決意大会および討論 会など、多様な行事を進行してきた。

特に12日には第二回汎国民大会を開き、全国で約5万余人の大衆が参加して、 暴雨の中でも韓米FTA阻止に対する意志を見せた。

「闘争の成果、しかしまだ道は遠い」

全国農民会総連盟のチャンドンファ副議長は「今日終わった不完全な交渉を見 ると、これは韓米FTA阻止闘争の成果と思う」とし、これまでの闘争の成果を 祝った。その一方で「しかし、まだまだだ。盧武鉉政府が韓米FTAにすべてを かけている。どう変るかわからない」とし「堅固な連帯を形成して、9月の第 三回交渉闘争の新しい開始にしよう」と決意を新たにした。

パクハスン運営委員長も発言に立ち「これまで政府が韓米FTAを通して新自由 主義の教理を説いてきた。しかし民衆の抵抗で今その実体が明らかになり、 一定部分防いだという成果を取った」と話した。

パクハスン運営委員長は「しかしこれからも彼らの試みは続く」とし、「WTO など、さまざまなものが待っている。そのたびにいつも阻止するという防御的 な戦いだけではだめだ」と指摘した。

それと共に「経済的な問題について、労働者民衆の道を提示する攻撃的な戦い が必要だ」とし「理論的にも闘争し、物理的にも闘争しよう」と今後の闘争の 方向を提示した。

1人デモで韓米FTAの実状を知らせる

報告大会の前に進められた地下鉄2号線全区間1人デモをしてきたソウル労働広 場の会員も発言し、1人デモの状況を報告した。

地下鉄2号線の合井駅で1人デモをしたグループは、1人デモを見ていた市民の 熱い反応を紹介して、集会場所に来る途中、大衆に近付けるいいアイディアを 絞り出して、韓米FTAの実状を紹介したと伝えた。

するとある男性会員が出て集会参加者の前で直接手本を見せた。彼は地下鉄で 物を販売する商人の姿を借りて、「蒸すような夏、蒸暑さを払う新商品を紹介 しにきた」と言って「IMFよりもっと恐ろしく背筋が寒くなる韓米FTAを販売す る」と製品紹介の形式で韓米FTAの実状を伝え、参加者から大きな拍手を受け た。

続いて集会参加者たちは韓米FTA阻止の短冊を太い綱につける象徴儀式と、 参加者全員で‘韓米FTA風船’をふくらまして飛ばす行事を持った。

汎国本、第三回交渉阻止のために戦いは続く

象徴儀式を終え、最後に汎国本のオジョンニョル共同代表の声明書朗読が続い た。オジョンニョル代表は声明を通じて「国民すべての口を防ぎ、軍靴で踏み にじったまま進められる韓米FTA交渉は、それ自体が無効」と宣言して、汎国 本の今後の闘争方向を提示した。

汎国本は今後、△広範囲な対国民宣伝活動のために全国市郡ごとに韓米FTA阻 止のための対策委を構成し、韓米FTAの本質と他国の事例などを広報する、 △9月の第三回交渉前までに全国同時多発的なキャンドル文化祭を実施、△第三回 交渉と韓米首脳会談が連動して進められた点に注目し、米国で遠征示威などを 開催すると明らかにした。

オジョンニョル代表は最後に「昨日の韓米FTA葬式が明日の盧武鉉政権の葬式 にならないためには、即刻韓米FTA交渉を中断と」と、再度厳重に警告した。

この日開かれた報告大会を最後に5日間の第二回交渉期間に進められた韓米FTA 阻止闘争はすべて終わった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-20 05:22:19 / Last modified on 2006-07-20 05:22:20 Copyright: Default

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