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韓米2+2会談共同宣言採択、「対米従属性深まる」

両国、作戦統制権返還延期と韓米連合海上訓練などを議論

ユン・ジヨン記者 2010.07.21 18:22

韓国戦争60周年をむかえ、7月21日に開かれた韓米外交国防長官会議(2+2)で、 両国は作戦統制権返還延期の後続対策、韓米連合海上訓練、アフガン再派兵な どの問題を議論し、共同宣言文を採択した。

今回の2+2会談で韓米両国は韓米同盟をさらに強固にすることを再確認した。両 国の長官は共同宣言文で、△韓米連合海上訓練等で北朝鮮の威嚇に備える強固 な防衛態勢の構築、△両国間の緊密な協調での連合防衛態勢および力量を維持、 向上させる『戦略同盟2015』の完成、△天安艦事件への北朝鮮の責任要求といっ た内容を発表した。

この前に韓国進歩連帯、平和と統一を開く人々(平統サ)等8つの市民社会団体は この日の午後1時30分、政府総合庁舎前で2+2回の糾弾共同記者会見を行った。

この席でイ・ガンシル韓国進歩連帯代表は「政府は韓米連合海上訓練が単に防 御訓練だと言い逃れているが、空母などの最新機械を導入して大々的な戦争の 訓練練習を計画している」と非難した。韓米両国国防長官は20日に会談して、 天安艦事件を契機に今後数か月間、日本海と西海上で一連の連合軍事訓練を実 施することにした。初の訓練は25日から28日まで日本海で実施される。

ユ・ヨンジェ平統サ米軍問題チーム長も、今回の会議内容の問題を指摘した。 彼は「今日の会談の議題は、戦争の練習、作戦統制権返還延期後続対策の議論、 アフガン再派兵で、自主と平和、統一と全面的に逆行する内容」と批判した。 またユ・ヨンジェ チーム長は今回の会談で対米従属性の深化、対北朝鮮侵略性 の強化、韓米同盟の侵略性の永久化を憂慮した。

彼は「軍事主権の核心的な権限である作戦統制権の返還延期は、対米従属をさ らに深める」とし「また韓米同盟を強化する韓米連合訓練は、最大規模の戦力 で対北朝鮮攻撃を念頭に置く戦争練習をすること」と主張した。

今回の記者会見には特別に朝鮮戦争当時、仁川上陸作戦の橋頭堡確保のために 米軍に虐殺された月尾島の住民とその遺族が参加する予定だったが、警察の妨 害で出席できなかったという。

仁川平統サのユ・ジョンソプ事務局長は、「遺族が今日記者会見に参加すると いう知らせを聞いた警察は、数日前に遺族に何人くるのか、どんな行動を計画 しているのかと尋ねた」とし「そして今朝、仁川警察署情報課は管轄担当情報 課長が任務交代をしたと言って遺族に公務説明をしなければならないと言って 80を越えるお年寄りをを2-3時間捕まえて記者会見に参加させなかった」と主張 した。

月尾島の住民は、1950年代米軍基地のそばに住んでいた人々で、月尾島反対側 に人民軍があるという理由で米軍に虐殺された。その当時の爆撃で生き残った 生存者と遺族は『帰郷対策委』を構成して故郷の月尾島に戻る努力を続けている。

また彼らは昔の事件を補償問題だけに限定せず『なぜ住民を殺したのかについ ての米国の説明と謝罪』、『月尾島に戻ること』を米国と政府に要求している。 現在、生存者をはじめとする遺族は月尾島公園で2000日以上座り込みをしている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-21 23:02:08 / Last modified on 2010-07-21 23:02:11 Copyright: Default

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