韓国:ウィキリークスで韓米FTA国会上程の議論拡大 | |||||||
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韓米FTA通商交渉責任者、国民をバカにしたウィキリークス文書公開で韓米FTA国会上程の議論拡大
チョン・ヨンギル修習記者 2011.09.08 16:41
2008年多くの市民がキャンドルを持って道路で「米国産牛肉の全面輸入開放は 韓米首脳会談のプレゼント」という主張に対し、政府は正面から否認してきた。 9月の国会に韓米FTA(自由貿易協定)批准同意案の上程の動きが起きている中で、 最近ウィキリークスが韓米FTA交渉関連駐韓米大使館の機密文書を公開し、 韓米FTA交渉の過程で起きた疑惑が増幅されている。 韓米FTA阻止汎国民運動本部(汎国本)と政策諮問委員会は9月8日午前11時、参与 連帯のヌティナム・ホールで韓米FTA交渉過程の真実糾明と、韓米FTA国会上程 中断記者会見を行い、最近、ウィキリークスの文書公開でわかった交渉情報の 流出によりキム・ヒョンジョン前外交通商部通商交渉本部長と外交通商部通商 交渉本部監査員の監査請求書を提出した。 民主化のための弁護士の会のソン・ギホ弁護士は「ウィキリークスが公開した 駐韓米大使館の全文には、毒薬条項が満ちた韓米FTAがどのように締結されたの かについて、米国大使館の情報収集活動が表われている」とし「バーシュボウ 駐韓米大使の2006年7月25日付報告によれば、当時のキム・ヒョンジョン通商交渉 本部長が青瓦台会議で医薬品価格適正化方案の立法予告内容が討論され、これは 4項目の先決条件に対して批判の世論があると話したと書かれている」と伝えた。 ウィキリークスによれば、2008年1月16日、李明博大統領は当時大統領当選者の 事務室でバーシュボウ大使などと会い、「牛肉市場開放が早急に行われなけれ ばならない(08SEOUL102)李当選人が牛肉問題について政治的に敏感である。し たがって米国訪問の前に米国産牛肉が韓国市場に開放されること(08SEOUL112)」 と話した。また米大使は「韓国の貿易チームは李大統領訪米まで米国側要求に 合わせて結果を発表できるように、水面下の交渉に全力を注いでいる」と報告した。 ソン弁護士は「9月の定期国会で外交通商委員会が韓米FTAの上程を準備している。 米国会の韓米FTA処理が確実視されるので、国会も批准同意案を処理している」 とし「今のように交渉過程で情報を米国に提供するなどの疑問が起きているのに 審査と検証なく米国会に追従するのは正当ではない」と批判した。 国民健康のための獣医師連帯のパク・サンピョ政策局長は「盧武鉉政権の時か ら、四大先決条件に米国産牛肉輸入が入っていたし、李明博政権になった08年 にはキャンドル抗争を呼んだ懸案だった。今回ウィキリークスが公開した文書 で、交渉に関する事実があらわれた」とし「韓米首脳会談と牛肉の輸入開放は 何の関係もないという主張は偽りだった。米国は米軍側の軍事情報を友好国の 韓国に伝えたとし、情報流出で実刑を科し服役もしている。だが通商外交の 責任者が韓国の情報を渡しても何の調査も処罰もない」と強く問題提起をした。 保健医療団体連合のウ・ソッキュン政策室長は、「今回の文書公開でPD手帳が 放映した内容が事実であることが明らかになった。まず訪米日程のために交渉 時期が決定し、総選挙のために先送りされた」と韓米FTA交渉戦に事前情報流出 があったことを強調した。続いて「我が国は外国より医療費における薬の価格 の割合が高い。それで政府は薬の価格を削る方案を発表したが、薬価の適正化 方案が、韓米FTAの交渉過程で共に議論された。政策方案を米国にあらかじめ 知らせ、FTA交渉の過程で遅れて結局失敗した。米国の圧力が作用していたことが 分かる」と伝えた。 汎国本は記者会見発表とともに監査院監査請求を提出し、交渉過程で韓国通商 交渉の責任者と高位公務員が交渉相手国の米国にどんな情報を提供したのか、 交渉にどんな影響を与えたのかを徹底的に調査するよう要求した。続いて韓米 FTA再協議を主張した民主党が、ハンナラ党と野合して韓米FTA批准同意案を9月 の国会に上程しようとしていることに非難の声を高め、国会上程の中断を再度 強調した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-09-09 00:40:25 / Last modified on 2011-09-09 00:40:33 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |