韓国:民主党、あまりに軽い韓米FTA場外闘争 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
民主党、あまりに軽い韓米FTA場外闘争福祉予算言い訳に国会登院準備...李正姫「予算案に合意すればハンナラ党が復活」
キム・ヨンウク記者 2011.11.29 12:38
ハンナラ党が11月28日から、非争点の予算について国会予算決算特別委員会で 予算案と基金運用計画案調整小委員会(計数調整小委)の審査に入るという立場 を出し、民主党がそろそろと福祉予算を言い訳に議会復帰の動きを始めている。 11月22日のFTA批准案強行採決から1週間だ。 民主党はハンナラ党が韓米FTA批准案を強行採決した後、野五党と共に予算案の 審議をはじめ、すべての議事日程を全面的に拒否し、韓米FTA無効化闘争のため 場外闘争を行なっている。 こうした状況で、民主党が予算案を審議するために議事日程に参加すると、 民主党のFTA無効化の場外闘争はさらに名分がなくなると指摘されている。特に 毎晩数千人の市民が放水も辞さずキャンドルを持っているが、民主党の予算案 合意はハンナラ党にとって、強行採決が大きな問題ではないという名分になる。 民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は「予算案に合意すれば、総選挙で ハンナラ党が生き返る名分になる」と指摘した。 何よりも、韓米FTAは無償給食の無力化や医療費の暴騰などを呼ぶと主張する 民主党が、短期的な福祉予算を名分に予算案に合意すると、自らFTAの根本的な 問題を否定するという自己矛盾に陥りかねない。 ▲26日の汎国民大会[出処:民主党] 参与政府時期にハンナラ党の場外闘争と比較にならないほど軽いFTA場外闘争今回の民主党の場外闘争は、ハンナラ党が野党だった時の場外闘争の程度と較 べても、かなり弱く見える。統合政党建設についての党内の内紛が一因でもあ るが、FTA強行採決阻止に強硬な立場だった鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員 を中心とする韓米FTA無効化闘争委員会の中心だけが強く覚悟を固めている形だ。 ハンナラ党は、第一野党だった参与政府時期の2004年に国家保安法再改正を防ぐ ために2か月ほど場外闘争を行い、2005年から2006年まで50日以上、私立学校法 の改正を阻止するために場外闘争を繰り広げた。 当時、ハンナラ党の代表だった朴槿恵(パク・クネ)議員は、一部の議員が登院論 を提起すると、2006年1月4日の党中央委員会の新年挨拶会で「私たちが闘争を やめて国会に戻れば、それをきっかけに国家保安法も強行採決される」とし、 「国家を守ることが根幹のハンナラ党は、これらすべてを国民に詳しく知らせ、 国民の力で防がなければならない」と強硬に場外闘争を率いた。 当時、ハンナラ党が私立学校法問題で『金持ち私学の友人』という烙印を押さ れると党内からの憂慮がある状況だったが、朴槿恵前代表は党のアイデンティ ティを守るために押し通した。こうした非妥協的な態度がハンナラ党の支持者 を集める力になった。 だが韓米FTAは、国家保安法や私立学校法とは較べ物にならないほど国家と国民 生活の根幹に影響する事案だが、民主党が場外闘争にかける力は、当時のハンナラ 党より低いという印象が強い。 実際、韓米FTA阻止汎国民運動本部は23日に野五党に本格的な場外闘争を始める ことを要求した。汎国本のパク・ソグン代表は、国会野五党-汎国本代表者連席 会議で野五党の代表に「野五党と市民社会団体が、広場で共に闘争の拠点を作 ろう。孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表が昨年のように今年も模範を見せてくれ。 汎国民抗争に進まなければならない」と提案した。孫鶴圭代表はテポフォン (他人名義の電話)についての国政調査を要求し、昨年、ソウル市庁前のソウル 広場でテントを張って100時間の徹夜座り込みをした。 予算決算委カン・キジョン幹事「対話の窓口ができれば予算審議参加も」しかし民主党の議員は今回のFTA強行採決から1週間で、ハンナラ党の一方的な 予算調整審議にひどく動揺している。 ホン・ジェヒョン議員(国会副議長)は11月29日、民主党の院内対策会議で、 「今回の韓米FTA強行採決事件について、国民は青瓦台とハンナラ党に怒りつつ、 これを阻止できない第一野党の民主党にも冷たい視線を送っている」とし、 「韓米FTA無効化闘争は続けなければならない。だが国会で私たちの本分を守る ことも、それに劣らず重要」と公式に種火をつけた。 続いて「今回のハンナラ党の予算案強行採決を防げなければ、国民は民主党に かけていた一筋の希望もなくすかもしれない」とし「国民が感じている政界への 幻滅を治癒し、信頼を回復することが民主党がすべき第1の課題だ。したがって われわれは今、全方面で闘争する時だ。有終の美をおさめなければならない」と 迂回的に予算案審議への参加を強調した。 ホン・チェヒョン副議長のこうした復帰の動きは、前日の民主党の予算決算委 小委員会の記者会見でも兆候があった。民主党は当初、韓米FTA批准同意案が 通過する前、与野外交通産委で対立している時も、予算審議は中断しなかった。 当時、民主党は与野の合意で予算案を法定期日内に処理するという原則により、 金持ち増税と普遍的福祉、雇用予算編成を目標として審議に参加した。そのため 民主党は、民生予算を処理した後で韓米FTA批准同意案処理を議論しようと主張 していた。 民主党は、こうした福祉予算中心の原則を相変らず維持している。カン・キジョン 議員(民主党の国会予算決算委員会幹事)は28日の民主党予算小委委員記者会見で、 「今回の韓米FTA強行採決の謝罪と責任者の処罰、再び予算案の強行採決をしない という約束がなければ計数調整小委員会に参加できない」と明らかにした。 韓米FTA批准無効化闘争とは無関係に、強行採決の謝罪とともに予算案合意処理 について、信頼できる約束をすれば登院してもいいということだ。 カン・キジョン議員は29日の仏教放送ラジオでも「まず、ハンナラ党のファン・ ウヨ院内代表が、民主党の金振杓(キム・ジンピョ)院内代表に謝罪して対話の 窓口を作り、韓米FTA問題や予算案強行採決や、今後の定期国会で残っている 民生立法の議論を始めなければならない」と対話を強調した。 パク・チウォン前院内代表も28日、同じラジオで場外闘争と予算案日程について 「国会こそ最も強力な闘争の場所」とし「現在、市民が、この真冬の厳しい寒さに 放水を浴びながら、国会が間違った韓米FTA反対闘争をしているから『昼国夜光』、 つまり昼は国会で闘争し、夜は光化門で市民と共に闘争しよう」と提案した。 登院論がしだいに台頭しているが、パク・チウォン院内代表話のように市民が 放水銃を受けながら強行採決無効を宣言している状況で、民主党の登院は強力な ブーメランになる可能性が高く、様子をうかがっている印象だ。 李正姫「予算案合意処理を名分にハンナラ党が生き返る」民主党が予算案審査に合流すれば、共に場外闘争を宣言した他の野党は強く 反発しそうだ。 民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表はこの日、『ソン・ソッキの視線集中』 のインタビューで、「予算案処理前に国会で衝突が起きれば予算案の合意処理 はほとんど不可能だとハンナラ党も知りながらFTAを強行採決した」とし「外交 通商統一委員会に単独で上程し、国会が相当期間混乱していて、これを甘受して ハンナラ党がやったことで、青瓦台の指示だ」と混乱は不可避だと強調した。 また「民主党の一部の議員が『それでも来年の総選挙もあって、地方区予算も 必要ではないか』と考えるかもしれないが、今、重要なことは数十億ウォン、 または数億ウォン程度の地方区予算ではない」とし「ハンナラ党が韓米FTA強行 処理をしても『あまり野党は抵抗しません。予算案を合意処理したし、努力し ました』というような名分で、また総選挙で生き返るのが最も深刻で憂慮され る状況」だと指摘した。 李正姫代表は「本当に共に国を心配して民主主義を生かそうとする地方区の住民 なら、地方区の野党議員にむしろ『わずかな予算を取るのではなく、ハンナラ党 をきっちり審判してこいと』と言ってくれるよう、切実に要請する」と訴えた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-11-30 03:53:06 / Last modified on 2011-11-30 03:53:24 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |