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チョン・ドゥオン、「新自由主義は反省...だが韓米FTAは必要」

チャン・ハジュン招請講演後、「チャン教授の主張すべてが正しいわけではない」

キム・ドヨン記者 2010.12.28 11:36

与党最高委員のチョン・ドゥオン議員がチャン・ハジュン教授招請講演を斡旋 し、話題になっている。チョン議員が「新自由主義を無批判的に受け入れてき たわれわれが深く振り返らなければならない」とまで言った事実が一部の言論 を通じて伝えられ、ツイッタリアンは『それでも話が通じる保守』『概念保守』 という反応を示し、チョン・ドゥオンの一足遅れた『悟り』を励ました。

だがこうしたチョン議員の悟りは長くは続かなかった。チョン議員は一日もた たない12月28日午前、懸案の韓米FTAには新自由主義とは『別の問題』と線を引 いた。おかげで彼の新自由主義批判が本気の発言なのかという批判が出ている。

ハンナラ党チョン・ドゥオン最高委員の主催で27日に国会議員会館でチャン・ ハジュン英国ケンブリッジ大教授招請講演会が開かれた。チョン議員はこの日 の挨拶で「天井が雨漏りするのに天井を直そうとせず、天気のせいにばかりし てはいけない。不都合な真実を無視してはいけない」とし「今、新自由主義を 無批判に受け入れてきた我等自身を深く振り返ってみる時だ」と話した。

彼はまた「信じてきた道を振り返り、『おや、この道ではなかったか!』という のは不便なことだが、新しい道を模索しなければ、ハンナラ党が日本の自民党 の境遇に転落しかねない」という言葉も付け加えた。

こうした発言の意味についてチョン議員は28日『MBCソン・ソッキの視線集中』 とのインタビューで「新自由主義の元祖と言える米国も新自由主義を廃棄して いるのに、我が国は新自由主義を続けなければならないのか、無批判にきた道 を一度振り返り、点検して省察しようという話」と説明した。

続いて彼は「現在、韓国が体験している二極化の深化、雇用不安の悪化、金融 危機、外国為替危機の常時化の原因をチャン・ハジュン教授は新自由主義のた めと一貫して主張している」とし「私たちも、ただ民営化と規制緩和だけでは いけない。わが国も実質的に各種の規制の必要が高まっている。政府が小さく なるべきなのかも点検が必要だ。私たちが行くべき新しい道は、明らかに 新自由主義ではない」と釘をさした。

だが韓米FTAという懸案への質問には、彼の新自由主義批判にもブレーキがかかっ た。チョン議員は突然「私はチャン・ハジュン教授の主張がみんな正しいと考 える人ではない」とし「今、わが国の内需市場は限界に直面している。市場を 広げ、新しい新しい成長動力を捜さなければならないが、それにはFTAが不可避 だ。その部分についてはチャン・ハジュン教授とは見解を異にする」と話した。

27日チャン・ハジュン教授は『新しい資本主義と韓国経済の未来』講演会で、 先進国とFTAを結ぶことについて「水準の違いが生じる国とFTAを結ぶと市場の 拡大で短期的な利益は得られるが、長期的には遅れた国が先んじた国に追いつ く障害になる」と反対の立場を明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-29 04:40:11 / Last modified on 2010-12-29 04:40:16 Copyright: Default

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