韓国:キャンドル喫茶店も連行、罪目は道路交通法違反? | |||||||
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キャンドル喫茶店も連行、罪目は道路交通法違反?[7信18日02:20]警察と推定されるカメラを持った人が市民を連行
特別取材チーム/ 2008年07月17日19時57分
▲キャンドル喫茶店車両を牽引しようとする警察 ▲ 安国洞付近で警察の放水車に対抗して粘る市民。この日ある市民はチャムセサンとのインタビューで「非暴力を叫んで広場に集まり、スローガンだけ叫んでも、李明博はまばたき一つしない」とし「今まで50回程キャンドル集会に出てきたが今後も続けて戦う」と話した。 午前1時15分頃、鍾路2街にまた集まった市民約200人が3街に行進している時に 警察兵力が投入された。警察は鍾路1街方向から駆け付け、道路の双方から叫び 声をあげて市民を歩道に押し出した。この過程でアンチ李明博カフェ会員一人 をはじめ多くの市民が警察が連行された。 目撃者によれば記者の間で写真を撮っていたある人が、逃げたデモ隊ひとりを 捉えて警察に渡した。この場面を目撃した写真記者が「なぜ写真を撮る人がデ モ隊を警察に越すのか」と抗議してもめた。デモ隊を警察に渡した人は「警察 なら何か関係があるのか。私も写真を撮る人だ。現行犯だから越す」と話した。 この場面を目撃したある写真記者によれば「自分は司法警察権がある」と話し たという。また目撃者はその人がアンチ李明博カフェの会員だけを集中して写 真を撮っていたと伝えた。 ▲警察に連行されたキャンドル喫茶店ボランティアメンバーたち 一方、警察はこの日、市民に飲み物を配るボランティアをしているキャンドル 喫茶店のバスを防いでキャンドル喫茶店ボランティアメンバー二人を連行した。 警察はまたバスを取り囲んだまま運転手を引き出そうとした。警察のキャンド ル喫茶店のボランティアメンバーの連行に、市民が警察を阻止して激しく抗議、 ある指揮官は「道路交通法違反」と話して周辺の市民からひんしゅくを買った。 この過程で約20分間市民がキャンドル喫茶店ボランティアメンバーの連行を阻 止しようと体当たりがあった。 またドラマ「私の名前はキム・サムスン」でサムスンのお父さん役をした演技 者、メン・ポンハク氏はなぜ彼らを捕まえて行くのかと護送バスの前に立った。 メン氏は「キャンドル喫茶店のボランティアをしている人々をなぜ捕まえて行 くのか、まったく分からない」とし「今日の集会はとても腹立たしく、はがゆ い。怒りが押し寄せる」と話した。彼は「私も連行されたい。私も連行しろ」 と警察に言った。 ▲護送車の前に立つメン・ポンハク氏 結局警察は2時10分頃に車両の中にいた人を引き出してキャンドル喫茶店のバス を牽引した。警察は市民が道路で出てこられないように歩道を封鎖している。 警察の連行が終わろうとするころ、市民はまた鐘閣から歩道に沿ってデモ行進 をしたが、警察は市民について行き、たまに参加者の標的連行を試みた。 鐘閣に到着した参加者は鐘閣付近に集まって、これからのスケジュールを議論 している。 ▲仁寺洞入口で警察に歩道の外に出ると激しく抗議する市民 対峙現場に戦闘警察を投入、市民解散 キャンドル市民が警察の消火器と放水銃に激しく抵抗した安国洞一帯に夜12時 10分頃、戦闘警察が大挙投入された。 チョンドク図書館に通じる三清洞方向の路地と景福宮方向から戦闘警察が盾を 構えて大声で叫びながら押しかけたのに続き、曹渓寺方向道路からも戦闘警察 が道路全車線を占有して市民に押し寄せた。 ここに集まっていた市民は警察力の投入に右往左往して「ゆっくり!ゆっくり!」 と叫びながら、徐々に仁寺洞道から抜け出たり、歩道に上がった。市民は対峙 現場から自主的に退去し、警察との直接衝突は発生しなかった。 退去した市民の一部は仁寺洞道を通り、また鐘閣側にデモ行進を始めた。安国 洞ロータリーまで押された市民のうち約200人は歩道から動かずにいる。安国洞 ロータリーでは夜12時30分現在、道路の通行が再開された。 ▲警察の消火器で窒息し、気絶した市民 [インタビュー]戦闘警察バスの前で怒った市民たち 警察、安国洞方面で色素混じりの放水 安国洞、東十字閣付近で市民と警察間の攻防が続いている。 警察は一部の市民が戦闘警察バスを揺すって激しく抗議したため、夜10時30分 頃から消火器と放水銃を撃ち始め、夜11時20分現在も放水銃を撃ち続けている。 警告放送で「集会参加者の皆さん、警察の車両損壊行為を直ちに中断して下さ い」、「引続き車両を傷つける場合、猛烈デモ者を選び出して、必ず責任を問 う」と脅した。警察はまもなく「不法デモを続ければ強制解散作戦を始める」 と警告している。 この一帯は、警察が撒いた消火器と放水で修羅場になっていて、市民の中には 負傷者も発生したと伝えられている。狂牛病国民対策会議は警察側から飛んで きたボルトが市民1人の目にあたり怪我をしたと明らかにした。30代の男性も警 察が撃った消火器の粉末に正面からあたり、完全に失神して救急車で運ばれて いった。 また放水車からの水から激しいにおいがして、水が溜った地面には泡ができる など、催涙液を混ぜた放水銃ではないかという疑惑が起きた。この放水に直接 あたらず、そばでしぶきが入っただけでも目と鼻が痛く、市民が苦痛を訴えて いる。 ソウル地方警察庁広報室関係者はこれに対して「催涙液を混ぜたのではなく、 蛍光色素が混じっている」と明らかにしてきた。この関係者は「ちょっと見た だけでは表示されないが、皮膚についた場合、識別できる」と説明した。水が 溜った地面で泡ができたことについては「消火器の粉末が水と混じり、泡がで きた」とし「催涙液は混ぜていない」と釈明した。 安国洞で激しく対峙、消火器放水銃登場 安国洞方向にデモ行進を始めた市民の一部がデモ行進を阻止した戦闘警察バス を揺らして、激しく抵抗している。 「売国奴李明博退陣」と書かれた旗を持ち出した200-300人の市民は戦闘警察バ スのうち一台のタイヤの空気を抜いて鉄の窓を壊した。彼らは「非暴力を叫ぶ 人々は後に退け」と話し、一方では取材陣の写真撮影を制止しているようすだ。 彼らの行動に2回ほど消火器を噴射して警告した警察は、夜10時30分頃から放水 車を動員して放水を始めた。消火器も警察側から噴射され続けている。前に立っ た市民はそれでも戦闘警察バスの窓を割ってロープを使いバスを引くなどで対峙 している。 一方、「日本の独島侵奪の野心を糾弾する」と日本大使館前に行進したもうひ とつの行列は、日本大使館前で「独島は私たちの土地」の歌を歌い「独島侵奪 中断しろ」、「国民が守る」、「日本政府は謝罪しろ」などのシュプレヒコー ルをあげた。 また鐘閣で鍾路2街方向に行進し、鍾路4街まで進んだ行列は、夜10時10分頃に デモ行進の経路をめぐって討論をした。ここの市民の一部は「このまま東大門 まで行進し続けよう」と主張し、別の市民は「人が多く集まる乙支路側に方向 を定め、宣伝効果を極大化しよう」と提案した。 そのうち結局「分散せず1か所に集まって力を合わせよう」という意見が受け入 れられ、夜10時20分頃に方向を変えて、また鐘閣側にデモ行進を始めた。行進 している市民の一部は「7月30日、市民直選ソウル市教育委員長選挙」というプ ラカードを持ち、10代の青少年で構成された「10代連合」の20数人は、戦闘警 察の「隊列整備」の号令の声を真似てデモ行進をした。 ここのキャンドル行列は「李明博は退け」というスローガンを始め、現在は 「独裁打倒ミョンバク退陣」というシュプレヒコールをあげており、ダウム・ アゴラの女性会員は大きな太極旗を持って行進している。 鍾路一帯、安国洞の二本の通りでキャンドルデモ行進 午後9時30分頃、清渓広場でのキャンドル文化祭を終えた2万人の市民は鍾路1街 方向にデモ行進を始めた。 すでに9時20分頃からダウム・アゴラ、アンチ李明博カフェの会員などが中心に なった百人ほどの市民が鍾路1街、鍾路タワー前交差点を占拠している。キャン ドル文化祭を終えて来た市民がここに到着し、合流した。警察は鍾路1街から世 宗路方面の大韓教育保険生命ビル前を戦闘警察バスで直ちに封鎖した。ここに 集まった市民は鍾路一帯の道路でデモ行進を開始、午後9時50分現在鍾路2街を 通りすぎている。 一方、鍾路1街交差点にいた市民のうち大学生と民主労総の組合員が中心になっ た群れは「安国洞方向に行こう」と曹渓寺側にデモ行進の方向を定めた。狂牛 病国民対策会議旗も曹渓寺に向かった。 ▲曹渓寺の前で参加者たちをむかえた対策会議手配犯人たち 9時50分頃、曹渓寺前の道路に到着した市民は曹渓寺前に出てきた手配犯人に向 歓呼を送りながら励ましている。パク・ウォンソク対策会議共同状況室長たち も市民に向かって「がんばってください」と叫び、互いに手を振った。曹渓寺 を通りすぎた市民は夜10時現在「日本大使館に行って独島問題に抗議しよう」 と言いながら日本大使館側に向かっている。 清渓広場キャンドル文化祭、「キャンドルは完全な合憲」 午後8時頃に、清渓広場で「国民主権実践の日」キャンドル文化祭が始まった。 清渓広場に殺到した1万の市民はキャンドルを灯して「できるまで集まろう」、 「キャンドルが勝利する」といったスローガンと叫びをあげた。 キャンドル文化祭の冒頭には、大学生で構成された「アスファルト農活隊」が 律動公演を行い、劇団「踊り屋」が李明博政権と米牛肉問題、民営化などを風 刺した漫談をし、雰囲気を盛り上げた。 民主社会のための弁護士の会に所属するある弁護士は、憲法記念日をむかえて、 憲法に関する自由発言をした。この弁護士は「憲法ができた後で、第1条の『大 韓民国は民主共和国だ、大韓民国のすべての権力は国民から出てくる』という 条項は変わっていない」、「韓国市民は憲法第1条により、完全に合憲的な行動 をしている」と市民を励ました。 また「キャンドルを持てば暴力だと言い、未申告夜間集会と言い、不法だと言っ て、正当な消費者運動をしているネチズンを捜査する政府は、自分たちの目と 耳に障れば無条件に不法だと罵倒するのを見ると、現政権は法を知らない」と 批判し、「市民を無差別に千人も連行して暴力鎮圧したのにも足りず、今は舞 台装置や音響を供給する技師さんも免許を取り消し、立件して、生存権を破壊 している」と糾弾した。 また「何よりも、今まで市民が2か月が以上、再協議を要求しているのに、全く 話を聞かない李明博政権こそ、最も違憲的な政府」と声を高めた。 慶煕大学校のイム・ジョンホン総学生会長は演壇に上がり、最近問題になって いる軍の金某中尉調査事件を説明した。イム・ジョンホン氏によれば慶煕大学 校卒業生で、2006年に軍に入隊し、将校として服務している金中尉が、数日前 に後輩に電話をかけ、キャンドル集会の動向を尋ねたことが問題になり、機務 隊の調査を受けているという。 軍機務隊は、金中尉の家を押収捜索して「太白山脈」などの本を「理念書籍」 として押収して行き、今日で9日間、朝から夕方まで10年前の学生会活動とサー クル活動を含む調査をしているという。 イム・ジョンホン氏は「李明博政権が警察、検察、軍も動員し、防衛的にキャ ンドル集会を静めるために良心的な人々を調査している」と金中尉への支持を 要請した。 曹渓寺で手配生活をしている狂牛病国民対策会議のパク・ウォンソク共同状況 室長も電話で演説をした。パク・ウォンソク状況室長は「憲法改正から60年が 過ぎたが、憲法の精神は消えてない」と現在の状況を嘆いた後、「今日の猛暑 の中、国民が集まって憲法の価値は何か、憲法第1条の意味は何かをはっきり確 認する場になった」と話した。 また「5月2日と3日、初めてキャンドルを持った感動をまた思いだし、キャンド ル少女が休みになったこの時、また清渓広場でキャンドルを持とう」と今週の 土曜日に清渓広場でのキャンドル集会を提案した。 ▲今日のキャンドル集会は警察の市庁広場源泉封鎖により清渓広場で進められた。 「李明博大統領を恨まない。むしろ感謝する」と話して注目を集めた30代の女 性は、自由発言で「キャンドルの中で慶尚道、全羅道の区別なく、国民が一つ になった点、乳母車に乗った赤ん坊からおばあさん、おじいさんまでが一つの 心になり、世代の対立が消えた点、朝鮮・中央・東亜が新聞ではなく、消える べきゴミだということを知らせた点、大韓民国の主権が国民にあり、すべての 権力は国民から出てくるということをあまりにも凄絶に悟せてくれた点などで、 李明博大統領に感謝する」と話した。 この市民は「投票に間違いがあっただけなのに5年中ずっと道路で苦労しなけれ ばならなくなった」とし「ちょっと眠り、ちょっとご飯を食べ、狂牛給食は嫌 だと話すキャンドル少女に、この罪を償う道は良い教育委員長を選ぶこと」と 30日のソウル市教育委員長選挙参加を訴えた。 一方、「李明博弾劾汎国民運動本部」の会員を中心に百人ほどの市民が午後9時 頃に清渓広場で鍾路1街、鍾路区庁入口道路に進出し、現在は東大門方向の4車 線を占拠して座り込みをしている。キャンドル文化祭進行とは別に彼らと合流 するために市民が集まっており、戦闘警察もここに集まっている。 対策会議、「12日曹渓寺前の疎通不足に陳謝」 憲法記念日キャンドル集会清渓広場で ▲市庁付近でソウル市教育委員長選挙のチュ・ギョンボク候補が選挙運動をしている。 憲法記念日の今日7時に予定されていた「国民主権実践の日」第72次キャンドル 文化祭は、警察の市庁広場源泉封鎖のため開かれずにいる。 警察はこの日の昼から数百台の戦闘警察バスを動員し、市庁広場一帯を完全に 封鎖した。市庁広場はもちろん、世宗路と清渓広場まで戦闘警察バスがぎっし りととめられた。 キャンドル集会場所の市庁広場にも入れない市民約500人は、市庁反対側の国家 人権委員会ビル前の道路を占拠して座り込みをした。時間がたつと、市民が続々 と市庁広場周辺に駆け付けたが、市庁広場に入る方法がなく、足を返す市民の 姿も眼についた。 午後7時20分頃、国家人権委員会前で座り込みをした市民が三三五五、清渓広場 に移動し始め、この隊列について周辺の市民も共に移動した。ヒャンニン教会 の信徒は「アン・ジンゴル教友を釈放して国民の意思を敬え」と書かれたプラ カードを前に出して行進しながら、ヒャンニン教会信徒のアン・ジンゴル対策 会議活動家の釈放を要求した。 ▲ヒャンニン教会の信徒は「アン・ジンゴル教友を釈放しろ」と主張して行進した。 現在、清渓広場には約5千人の市民が集まり、キャンドル集会の開始を待ってい る。金属労組、進歩新党、アゴラなどの旗が清渓広場に出ている。今日昼の決 意大会を終えて合流した貨物連帯、鉄道労組などの公共運輸連盟所属組合員も 大挙参加した。 清渓広場の周辺にも世宗路方向と東亜日報社建物前が戦闘警察バスで封鎖され ている。東亜日報ビルを完全に取り囲んだ警察は、市民の歩道の通行も阻止し、 あちこちでもめている。 すぐ清渓広場で72次キャンドル文化祭が始まりそうだ。まだ清渓広場に入れな い市民が集まり続けていて、時間がたつほどに参加市民の数は増える展望だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-07-23 05:13:25 / Last modified on 2008-07-23 05:15:23 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |